第3試合はタマ・トンガ&タンガ・ロア&邪道が田口隆祐&マスター・ワトと手を組み、共通の敵であるBULLET CLUB（バッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズ&外道&石森太二&エル・ファンタズモ）と激突。3.18後楽園の試合後、BULLET CLUBに蹂躙されるG.o.D&邪道を6or9が救出。そして、両ユニットは握手をかわし、BULLET CLUB討伐に向けて結束をアピール。今回はその注目の初戦となる。

　BULLET CLUBが不敵に入場したあと、まずはG.o.Dが登場。そこにIWGPジュニアタッグのベルトを巻いた6or9ｇ加わり、5人横並びで花道を進む。G.o.D&6or9がリングに駆け上がると、BULLET CLUBは場外へエスケープ。そして、入場コールをする渡辺リングアナをファレが妨害する。

　試合開始のゴング、G.o.D&6or9は場外のBULLET CLUBに襲いかかる。しかし、BULLET CLUBも応戦。外道は邪道の喉を踏みつける。ファレはタマとロアを打撃で痛めつける。
　リング上、石森&ファンタズモは6or9にハンマースルー。しかし、6or9は切り返してカニバサミ。そして二人揃って低空ドロップキックをお見舞い。
　続いてファンタズモに対し、ワトがローリングソバット。さらに田口が低空ドロップキックをヒット。だが、石森&ファンタズモはうまくワトを場外に排除。石森はワトを鉄柵に叩きつける。外道は場外で邪道に顔面かきむしり。
　石森がワトをリングに投げ入れると、ファンタズモはヒザを顔面に押し当てながらカバー。ワトが返すと、BULLET CLUBは4人がかりでワトを踏みつける拷問攻撃。
　次はオーエンズがワトにフライングメイヤーからチンロック。さらに後頭部にニーを打ち込み、外道と共にダブルのレッグスプリット。
　続いて外道はワトの頭を蹴りつけるが、ワトも張り手で応戦。しかし、外道が顔面かきむしりで動きを止める。すかさず、ファレとファンタズモがワトの股間を鉄柱に打ち付ける。
　戦場がリングに戻ると、外道がワトにフィストドロップ。スイッチした石森はワトにストンピング。ワトもキックを繰り出すが、石森は蹴り足を捕らえてエルボーを落とす。サイファーウタキをワトが切り抜けると、石森はロープへ。だが、ワトはキックで迎撃。
　スイッチしたロアに対し、石森はダブルニー。だが、ロープワークの攻防から、ロアはスピアー。すかさずファンタズモが襲いかかるも、タマがカットに。
　タマはファンタズモをドロップキックで場外に吹っ飛ばす。だが、オーエンズが襲いかかり、技の読み合いからタマの顔面にニー。
　そしてオーエンズと石森がロアにダブル攻撃を狙うも、ロアはショルダータックルで二人まとめて吹っ飛ばす。
　しかし、石森がサミングからハンドスプリング式のスクリューキックをお見舞い。スイッチした外道はロアにトラースキック。だが、ロアは切り抜けてエルボー。
　交代した邪道に対し、外道は握手を求める。そしてスキをついて蹴りを出すが、これは邪道が受け止める。すると外道はサミングからロープへ。だが、邪道はラリアット。邪道はラリアット3連発を決め、グリーンキラーの体勢に。しかし、石森&ファンタズモがカット。
　するとワトが石森にスワンダイブエルボー、田口がファンタズモにミサイルヒップ。さらにプランチャを同時に見舞う。
　リング上、邪道はオーエンズとファレの同士打ちを誘う。そしてタマが串刺しボディプレス、ロアがドロップキックでファレを排除。
　ここからG.o.Dはオーエンズに連携攻撃。邪道のパントキックから、ロアがバックドロップを炸裂。しかし、邪道のカバーはオーエンズがカウント2ではね返す。
　すると邪道は足踏みを鳴らし、場内の手拍子を煽る。そしてパントキックを繰り出すが、オーエンズはかわしてレフェリーの注意を引きつける。すると外道がメリケンサックで邪道にパンチをお見舞い。すかさずオーエンズが邪道にCトリガーを叩き込んで3カウントを奪取した。

外道「（※英語で）（G.o.D + 6or9で）ゴミが５人に増えただけだ！」
ファレ「ゴミであることには変わりない！　ここでわざわざ名前を出す価値もないヤツらだ！」
オーエンズ「ジャドー、自分の選択を後悔してないか？　こっちを選んでれば正解だったというのに！」

ファレ「さぁ、ダチ（石森）が何か言いたいようだぞ」
石森「F××K ‘EM!」
外道「（※英語で）イエス！　いいぞ」
ファンタズモ「なんて言った？」
オーエンズ「さぁ？」

ファンタズモ「よく聞こえなかった。何て言った？」
オーエンズ「なんか吠えてたぞ」
ファンタズモ「まぁ何でもいいけど、クールだったぜ。F××K ‘EM!」

ロア「この１ヶ月間は何が起こってるのかもよくわからないまま過ぎ、よく眠れなかった。最初にジェイ（の裏切り）、そして残りのBULLET CLUBのメンバー（からの裏切り）ときた。俺は６年間、BULLET CLUBのメンバーとしてやってきた。でも一夜にして全てがひっくり返った。そしていま、この俺が”グッドガイズ”（本隊）と組んでいるなんて……本当に一夜で全てが変わった。

それにしても６年間の絆がこんなにも呆気なく崩れ落ちるとは…どうしてこんなことになったんだ!? 俺から言えることは…タマ、ジャドー、そして俺を裏切ったお前らには当然の報いを受けてもらおう」

ワト「どういうことだ？」
邪道「（※左ホオを冷やしながら）ワト、（タッグを組んだ）一発目でありがとな。絶対……。みんなオマエに期待してるから。ありがとう、今日（※と言い残して先に控室へ）」

ワト「どういうことだ、あいつら?　俺と、これ（IWGPジュニアタッグのベルト）を懸けて闘う前によ、BULLET CLUB、裏切り？　そんなことしてな、楽しいか？　オマエらがやった悪いことを俺たち、田口さん、俺……どうなんだろうな、あの３人もオマエらに恨みがあるはずだよ。一緒に、今日の借りもそうだ、すべて……100倍にして返してやるからな」

田口「（※控室に向かうワトの後ろ姿に目をやりながら）100倍じゃないんだよ……69倍だよ……」
※タマはノーコメント