第5試合は3.18後楽園の『NJC』3回戦で対決する高橋ヒロムとEVILが、それぞれ内藤哲也&鷹木信悟&BUSHI、高橋裕二郎&SHO&ディック東郷とカルテットを結成して前哨戦。また、内藤は準々決勝（3.20長岡）でジェフ・コブ戦、鷹木は3回戦（3.18後楽園）でチェーズ・オーカーン戦が控えている。

　H.O.TはNEVERのベルトを携えて入場。L･I･Jは最後にヒロムが登場。H.O.TはToo Sweetサインをかわすと、L･I･Jのグータッチを阻止するように奇襲攻撃。

　EVILは場外でヒロムを蹂躙。リング上では鷹木がSHOにエルボーを連発。東郷が邪魔するも、鷹木はSHOにボディスラム、東郷にはショルダータックル。
　すかさず、裕二郎が襲いかかるが、鷹木はブレーンバスターの体勢に。だが、裕二郎は手にかみつく反則攻撃、しかし、鷹木は切り抜けて意地でブレーンバスターをお見舞い。
　スイッチした内藤はSHOにアームホイップから低空ドロップキック。さらにコーナーミサイルをヒットし、右腕を突き上げる。
　内藤がSHOをコーナーに叩きつけると、スイッチしたヒロムは逆水平チョップを乱打。しかしロープに走ったところでEVILが妨害。さらに東郷がヒロムに襲い掛かり、髪の毛を踏みつける。そして金具むき出しのコーナーにハンマースルー。すかさずSHOがカバーするが、これはカウント2。
　スイッチした東郷はヒロムにストンピングを連発。だが、ヒロムもロープワークから前方回転エビ固めを仕掛ける。しかし、東郷はこらえるとヒロムの髪をつかんで放り投げる。
　次は裕二郎がヒロムに馬乗りパンチ。さらにスライディングキックを決めてカバー。ヒロムがカウント2ではね返すと、今度はEVILが登場。
　ヒロムはチョップを見舞うも、EVILは金具むき出しのコーナーに叩きつけ黙らす。すかさず内藤がリングに入るが、EVILは同じく金具むき出しのコーナーにハンマースルー。
　ここでEVILがヒロムをコブラツイストで捕らえ、H.O.Tのメンバーが数珠つなぎでアシスト。そしてEVILが執拗にカバーするが、ヒロムは意地でキックアウト。
　劣勢のヒロムだったが、EVILのラリアットを打ち落とすと、技の読み合いから相手のお株を奪うように、EVILの足をレフェリーに預けてのトラースキック。
　次はSHOとBUSHIのマッチアップ。BUSHIはロープを用いてのオーバーヘッドキックからミサイルキック。ここで東郷がリングに入るも、BUSHIは内藤と共に連携の低空ドロップキック。さらにBUSHIはSHOを場外に追いやりトペ・スイシーダをヒット。
　BUSHIはSHOをリングに投げ入れ、ストンピングを連発。そして技の読み合いからDDTをお見舞い。続くコードブレイカーは、SHOが回避。しかし、BUSHIはスピンキック。
　劣勢のSHOだったが、レフェリーを盾にしてBUSHIの動きを止め、スピアーを炸裂。ここからH.O.Tはトレイン攻撃を狙う。だが、BUSHIは切り抜け、東郷と裕二郎を二人まとめてフランケンシュタイナー。
　勢いに乗るBUSHIが裕二郎をハンマースルーで投げると、内藤がマンハッタン・ドロップ。さらに鷹木が裕二郎に後頭部へのラリアットから串刺しラリアット。そして、ヒロム&BUSHI&内藤が低空ドロップキックを裕二郎にヒット。
　続いてBUSHIがフィッシャーマンズスクリューを狙うも、これは裕二郎が回避。そして、東郷が場外からBUSHIの足を引っ張って妨害し、すかさず裕二郎は顔面にフロントキック。
　ここでSHOがレフェリーの注意を引きつけているスキに、裕二郎はケインでBUSHIに一撃を浴びせ、最後はBig Juiceにつないで3カウントを奪取した。

　
EVIL「ヒロム、テメェのトーナメントも明日で終わりだ。テメェの弱さの、身のほどを知れ」

SHO「…………………（※黙って相手に視線を送るポーズと、首を刈るポーズをして消えていく）」
※裕二郎&東郷はノーコメント

　　
内藤「（※右胸の下を押さえ、片ヒザを着いて）今日は、悔しい終わり方になっちゃったけど、明日の後楽園ホール大会で、鷹木とヒロムが今日の鬱憤を晴らしてくれることでしょう。俺は、『NEW JAPAN CUP』ベスト８（進出）、先に決めてるんでね、今日のSANADA、明日の鷹木、ヒロム……勝ち上がってくるのを待ってるぜ。カブロン！」
※ヒロム&鷹木&BUSHIはノーコメント

オーエンズ「シンゴ、オマエはオレを５分で終わらせると言ってたな。ノー、ノー、ノー、オマエが知らないのなら教えてやろう。オレは（去年）初出場の『G1』にして、コーラクエンホールでヒロシ・タナハシから勝ってるんだぞ！　アシタ、そのコーラクエンホールで５分で終わるのは、シンゴ・タカギ、オマエの方だ！」