第7試合の『NEW JAPAN CUP』3回戦は、IWGPタッグ王者のYOSHI-HASHIとジェフ・コブの一戦。両者の直近の対決は昨年の『G1 CLIMAX』公式戦。そのときはコブがYOSHI-HASHIをツアー・オブ・ジ・アイランドで沈めている。昨日の3.14高松の最終前哨戦を制したコブは「YOSHI-HASHI、明日も結果は同じだ。いつもどおりオレがオマエを倒す」と堂々アピール。対するYOSHI-HASHIは「ジェフ・コブの余裕がなくなった表情、岡山の会場、そして『(新日本プロレス)ワールド』見てる方々にお見せしてやるよ。最後、リング上で勝ち名乗りを受けるのは、この俺だ!」と力強く宣言。ベスト8に勝ち進むのはいったいどちらだ?
コブはUNITED EMPIREの面々を帯同。YOSHI-HASHIはIWGPタッグのベルトを腰に入場。
開始のゴング、まずはロックアップで組み合うと、コブが一気にロープに押し込む。そして離れ際に攻撃すると見せかけ、ポーズを見せて挑発。
続いてYOSHI-HASHIがヘッドロック。コブがハンマースルーを仕掛けると、YOSHI-HASHIはショルダータックル。だが、コブは仁王立ち。YOSHI-HASHIは必死にショルダータックルを食らわせるも、コブはビクともせず。
するとYOSHI-HASHIはコブに対し「カモン」と挑発。コブはロープに走るが、YOSHI-HASHIは追走してエルボー。そしてロープに走るも、コブがお返しの豪快なショルダータックルで場外に追いやる。
YOSHI-HASHIはコブに対し、「カモン!」と場外戦を誘う。コブが場外に下りると、YOSHI-HASHIはすばやくリングへ。コブがエプロンに上ると、すかさずYOSHI-HASHIは場外に下りてコブの足を引っ張る。そして鉄柵、鉄柱に叩きつける。さらにショットガンドロップキックで鉄柵に吹っ飛ばし、雄叫びを上げる。
YOSHI-HASHIはコブの後頭部にエルボーを落とし、さらに逆水平チョップをお見舞い。そしてコブをリングに投げ入れ、エプロンに上がるが、今度はコブがショルダータックルで鉄柵まで吹っ飛ばす。この衝撃で鉄柵が曲がってしまう。
コブは場外に下りてYOSHI-HASHIをエルボーでなぎ倒すと、YOSHI-HASHIを踏みつけてサーフィンポーズ。続いてコブはYOSHI-HASHIを鉄柵に叩きつけると見せかけ、リングに投げ入れる。
コブはYOSHI-HASHIの背中にニー、エルボーを叩き込む。コブはYOSHI-HASHIをブレーンバスターの体勢で持ち上げ、そのままデッドリーリフトのように投げつける。そして指でカバーするが、YOSHI-HASHIはカウント2でキックアウト。
劣勢のYOSHI-HASHIは腹部にエルボーを連発するも、コブはハンマーパンチ一発で鎮圧。続いてコブはハンマースルー。だが、YOSHI-HASHIは膝に低空ドロップキック。さらにドラゴンスクリューをお見舞い。
YOSHI-HASHIはコブに串刺しの逆水平チョップ。さらにリストをつかんでの逆水平チョップからトラースキック。そしてコブの左膝をロープに固定し、ショットガンドロップキックをヒット。
YOSHI-HASHIはコーナー最上段からヘッドハンターを炸裂。だが、カバーはコブがカウント2でキックアウト。ならばとYOSHI-HASHIはKUMAGOROSHIを狙う。しかし、コブはこらえて逆水平チョップ。
さらにコブは突進するも、YOSHI-HASHIはオーバー・ザ・トップロープで場外に追いやる。この流れでコブは膝を痛めてしまう。するとYOSHI-HASHIはプランチャ。だが、コブは受け止めると、アバランシュホールドの体勢で抱え上げて鉄柱に叩きつける。
コブはYOSHI-HASHIをリングに投げ入れ、リストクラッチして小股すくいスープレックス。さらにその場飛びムーンサルトプレスを決めるが、YOSHI-HASHIはカウント2で必死にキックアウト。
するとコブはパワーボムで持ち上げるも、YOSHI-HASHIは回避して膝に低空ドロップキック。そして一気にカナディアンデストロイヤーを炸裂させカバー。だが、コブはカウント2でキックアウト。するとYOSHI-HASHIは膝十字固めで捕獲。そのままリング中央に運ぶ。
だが、コブはハンマーパンチで切り抜け、YOSHI-HASHIをハイアングルのパワーボムで叩きつける。ここから両者は膝立ち状態でエルボーの応酬。
そのまま立ち上がり、さらにエルボーを打ち合う。YOSHI-HASHIは逆水平チョップを見舞い、コブの攻撃をかわすとドラゴンスープレックス。
だが、コブは突進してきたYOSHI-HASHIにラリアット。YOSHI-HASHIはすぐに立ち上がるも、コブは強烈なエルボー。そしてフェイントからのアスレチックプレックスを炸裂。だが、カバーはYOSHI-HASHIが必死にカウント2でキックアウト。
ならばとコブはツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うも、YOSHI-HASHIはカチ上げ式ラリアット。さらに突進してきたコブをカニバサミから膝十字固めで捕獲。そこから変形の足関節に移行するが、コブは必死にロープエスケープ。
するとYOSHI-HASHIはカルマを狙う。コブがこらえると、YOSHI-HASHIは膝に低空ドロップキック。そしてラリアット。だが、コブはエルボー。しかし、YOSHI-HASHIはトラースキックからカチ上げ式ラリアットでなぎ倒してカバー。コブはこれも必死にカウント2ではね返す。
するとYOSHI-HASHIは今度こそKUMAGOROSHIを決めて押さえ込むが、コブは必死にカウント2でキックアウト。ならばとYOSHI-HASHIはもう一度カルマの体勢に。しかし、コブは切り抜けるとポップアップしてヘッドバット。そして一気にツアー・オブ・ジ・アイランドを決めて、3カウントを奪取。接戦を制したコブは、3.20長岡の準々決勝では今大会のメイン(棚橋弘至vs内藤哲也)の勝者と対戦することに。
試合後、コブは勝ち名乗りを受けると、IWGPタッグのベルトを手に取り、大の字のYOSHI-HASHIの上に放り投げてから退場した。