メイン(第8試合)は『NEW JAPAN CUP』3回戦として、IWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカとタイチが激突。優勝候補筆頭のオカダは3.13尼崎の試合後、「誰も俺止められないでしょ」と貫禄のコメント。一方のタイチは3.13尼崎で「強いよ、オカダは。だけど横綱だってな、前頭16枚目に負けるときもあるんだよ。金星っつうのがあるんだよ。それを見せてやるから」と番狂わせを宣言。タイチが“横綱”相手に横綱式カチ上げエルボーを食らわせ、快進撃をストップするか? それとも磐石の王者としての優勝へと突き進むか?
タイチには専属ディーヴァのあべみほが帯同。オカダはIWGP世界ヘビーのベルトを腰に入場。
開始のゴングが鳴ると、両者はゆっくりと動き出す。そしてロックアップで組み合うと、オカダがロープに押し込む。タイチは体勢を入れ替え、ニヤリと笑ってクリーンブレイク。
続くロックアップもオカダが押し込み、攻撃と見せかけてクリーンブレイク。するとタイチは喉輪で押し込む。だが、オカダもフロントキックで反撃。
さらにオカダは串刺しエルボー。タイチがかわすと、技の読み合いからオカダはタイチをコーナー最上段に設置し、ドロップキックを狙う。だが、タイチはキックで回避。ならばとオカダが突進すると、タイチはカウンターのキックを頭部に叩き込む。
オカダが場外にエスケープすると、タイチは場外での喉輪落としを狙う。オカダはこらえるも、タイチはそのまま鉄柱に叩きつける。オカダは左肘を押さえてダウン。
タイチはオカダをリングに戻してカバー。オカダが返すと、タイチはフライングメイヤーから背中にサッカーボールキック。そしてカバーと言いながら、喉輪を見舞う。レフェリーがチョークを注意すると、タイチは「チョークはこうだって言ってんだろ!」と、オカダの喉を締め上げる。
続いてオカダがエルボーを連発してロープへ。するとタイチはキチンシンクを見舞い、往年のジャンボ鶴田のようにロープに身体を預けて揺らす。そして鶴田ばりの拷問式コブラツイスト。
タイチは技を解除すると、オカダの左腕、さらに顔面を蹴りつける。オカダは立ちあがりエルボーを連発。するとタイチは喉輪。だが、オカダもカウンターのフラップジャックで反撃。
怒りの形相のオカダはランニングエルボーを連続ヒット。さらに串刺しエルボーからDDTで突き刺してカバー。タイチが返すと、オカダはマネークリップで捕獲。タイチはコーナーに押し込むも、すかさずオカダはタイチをコーナー最上段に設置してドロップキックをヒット。タイチは場外に落ちてしまう。
オカダはタイチと捕らえるが、スキをついてタイチはオカダを鉄柵に叩きつける。しかし、続くハンマースルーをオカダは切り抜けると、タイチに場外でDDTを炸裂。
オカダはタイチをリングに投げ入れ、ツームストンパイルドライバーを狙う。これをこらえたタイチは、オカダのリストをつかんでスピンキックをヒット。
続いてタイチはオカダの胸板に強烈なキック。さらに後頭部を踏みつけて挑発。するとオカダは立ち上がり、タイチのキックを胸で受け止めて「来い、コノヤロー!」と咆哮。さらに追撃の蹴りを受け止めてエルボーを落とすと、顔面に強烈なエルボー。
そしてオカダは串刺しエルボーを繰り出すが、タイチはかわしてジャンピングキック。ここでタイチはパンタロンを脱ぎ捨て、バズソーキックをヒット。だが、カバーはオカダがカウント2でキックアウト。
ならばとタイチは天翔十字鳳を繰り出すが、オカダはかわしてレインメーカーへ。タイチもかわしてもう一度、天翔十字鳳を狙う。だが、オカダは受け止めて旋回式のツームストンパイルドライバーで突き刺す。
続いてオカダはマネークリップで捕らえるも、タイチはロープエスケープ。オカダはタイチを引きずり起こし、ボディスラムで叩きつけてコーナー最上段へ。そしてダイビングエルボードロップを食らわせ、レインメーカーポーズを決める。
オカダはタイチを引きずり起こしてレインメーカーへ。タイチはかわしてロープに走るも、オカダはドロップキックをヒット。そしてマネークリップで捕獲。その状態で立ち上がると、オカダはローリングラリアットへ。
だが、かわしたタイチは左の上手投げを狙う。しかし、オカダは回避し、再びマネークリップ。タイチはロープに手を伸ばそうとするも、オカダはリング中央に戻す。するとタイチは喉輪で切り抜け、今度こそ左の上手投げを決める。
そしてタイチはアックスボンバーでダウンを奪うが、自身も倒れ込んでしまう。だが、タイチは先に立ち上がると、二発目のアックスボンバーへ。これはオカダが切り抜けるも、タイチはジャンピングキックをヒット。
タイチはオカダのリストをつかんで引きずり起こすが、オカダが逆にリストをつかみ返してショートレンジラリアット。 二発目でタイチが腰から崩れてしまう。
オカダは三発目を狙うも、タイチは左腕でカウンターのラリアット。三発目でオカダをなぎ倒すと、さらにタイチは4発目を決めてから高角度のバックドロップを炸裂。しかし、カバーはオカダがカウント2で必死にはね返す。
ならばとタイチはタイチ式ラストライドを狙うが、オカダはショルダースルーで切り返し、そのまま押さえ込む。タイチはカウント2で返し、ソバットを叩き込んでロープへ。
オカダはドロップキックを狙うも、タイチは空中でオカダを捕らえて喉輪落とし。タイチは雄叫びを上げ、今度こそタイチ式ラストライドを決めてカバー。だが、オカダはカウント2でキックアウト。
ここでタイチは四股を踏み、横綱式カチ上げエルボーを狙う。だが、オカダはカウンターで担ぎ上げ、ツームストンパイルドライバーの体勢に。
これをタイチは脱出し、もう一度横綱式カチ上げエルボーへ。またもオカダは返してレインメーカーを狙うが、タイチは切り抜けて今度こそ横綱式カチ上げエルボーを炸裂。そして押さえ込むも、オカダも意地のキックアウト。
ならばとタイチは気合いを入れ、ブラックメフィストの体勢に。オカダがこらえると、タイチはパトリオットボム。タイチはオカダを引きずり起こし、コーナー最上段に設置して雪崩式攻撃を狙う。オカダはエルボーを返すが、タイチはエルボーで動きを止め、雪崩式ブラックメフィストの体勢に。
しかし、オカダは回避し、相手のお株を奪うようにシットダウン式ラストライドを炸裂。そしてオカダは雄叫びを上げ、タイチのリストをつかんでショートレンジラリアットを連発。だが、とどめのレインメーカーをかわしたタイチは、タイチ式外道クラッチを狙う。
しかし、オカダは切り抜けてローリングラリアットを炸裂。タイチは意地で立ち上がり、突進してきたオカダにジャンピングキック。だが、オカダもすぐに立ち上がってドロップキックをヒット。
タイチは負けじと立ち上がるも足元が定まらず、すかさずオカダが捕らえて開脚式ツームストンパイルドライバー。そして最後はレインメーカーを叩き込んで、粘るタイチを沈めた。オカダは3.20長岡の3回戦でオカダはCIMAと対戦することに。