第6試合は3.15岡山の『NJC』3回戦で激突する棚橋弘至と内藤哲也が、それぞれマスター・ワト、BUSHIをパートナーに対決。3.13尼崎の前哨戦の試合後、棚橋が「ここ数年だと内藤が勝ち越してるから、そういった意味でも負けられない」と意気込みと、対する内藤は「棚橋先輩の意地を、見せてくださいよ」と言い放ち、互いに意識をムキ出しに。最終前哨戦も見応えある攻防を繰り広げそうだ。
内藤はスーツガウンで入場。棚橋はいつものように場内に向け筋肉アピール。ゴング前、内藤は棚橋に握手の手を差し出す。だが、棚橋が近くづくと、すかさずその手を引っ込め、BUSHIとグータッチ。
先発は棚橋と内藤。ここで内藤は再び手を差し出す。棚橋も慎重に手を伸ばすが、その手をパッと上げる。すると内藤はニヤリ。
続いて両者はバックの取り合い、さらにリストの取り合いを展開。内藤はヘッドロックで捕らえるが、棚橋は意地でヘッドロックを取り返す。
すると内藤が髪をつかむ。だが、棚橋も髪をつかんで応戦。カウント4で両者は離すも、すぐに内藤はまたも髪をつかむ。
続く内藤の串刺し攻撃を切り抜けた棚橋は、セカンドロープからフライングクロスボディ。さらにエアギターを奏でてからワトにスイッチ。
ワトは内藤にリープフロッグから打撃のコンビネーション。ローリングソバットを決め、左のミドルキックを連発する。
続く串刺し攻撃は内藤にかわされるも、ワトはスワンダイブのエルボーを狙う。だが、これはBUSHIがカット。ここからL・I・Jタッグは場外戦に持ち込む。内藤は棚橋を鉄柵に叩きつける。内藤はヒザでワトをカバーするが、これはカウント2。
すると内藤はワトをネックロックで捕獲。スイッチしたBUSHIはワトをコーナーに叩きつけダブルチョップを連発。カバーをワトが返すと、内藤と交代する。
内藤はワトにコーナーミサイルをヒットし、右腕を突き上げてポージング。劣勢のワトだったが、内藤にエルボー。しかし、内藤は打撃で食い止め、ロープへ。ワトはカウンターのキックを狙うも、この動きを読んだ内藤はジャックナイフ式エビ固め。しかし、ワトは跳ね除けると、突進してきた内藤にゼロ戦キックをヒット。
スイッチした棚橋は内藤にフライングフォアアーム。さらに内藤にボディブローを連発し、セカンドロープからサンセットフリップを狙う。しかし、内藤は寝転びポーズ。
棚橋がリングに下りると、内藤はハンマースルー。だが、棚橋は突進してきた内藤の膝に低空ドロップキック。さらにドラゴンスクリューをお見舞い。そしてテキサスクローバーを決める。これは内藤がロープエスケープ。
棚橋はスリングブレイドを狙うも、内藤は回避しバックエルボーを連発。さらにマンハッタン・ドロップからネックブリーカードロップを決める。
スイッチしたBUSHIは棚橋にミサイルキックをヒット。そしてストンピングの連打から、棚橋の攻撃を切り抜けてDDT。
続いてBUSHIはフィッシャーマンズスクリューを狙うも、棚橋は切り抜けてロープへ。すると内藤が動きを止め、L・I・Jタッグは連携の低空ドロップキック。
そしてBUSHIが棚橋に対しコードブレイカーを繰り出す。これを棚橋が受け止めてこらえると、ワトがスワンダイブのエルボー。だが、内藤がワトの膝に低空ドロップキック。
ここから内藤と棚橋はエルボーの激しい応酬。棚橋は顔面への張り手で内藤からダウンを奪う。そしてBUSHIにツイスト&シャウト、スリングブレイドを炸裂。続いて棚橋は豪快なハイフライフローを決め、BUSHIから3カウントを奪取。本隊コンビが勝利を収めた。
試合後、棚橋は内藤に近づく。そして両者は言葉をかわし、内藤はニヤリと笑みを見せて退場。棚橋はワトと共に勝ち名乗りを上げ、さらにコーナーに上って声援に応えた。その姿を内藤は退場口から見つめた。