第4試合は3.17静岡の『NJC』3回戦の前哨戦として、ザック・セイバーJr.がDOUKI、グレート-O-カーンがアーロン・ヘナーレを引き連れて対峙。3.12愛知で石森太二を下して3回戦進出を決めたオーカーンは試合後、「次はザックか? (昨年、ザックに敗北を喫した)『G1』を思い出す。左手も痛えしな。次は金的だろうとイス攻撃だろうと、何がなんでも貴様からタップアウト取ってやる」と宣戦布告しているだけに、決戦を前に両者が火花を散らすことだろう。
ザックはリングインすると、オーカーンに顔面を近づけてニヤリ。
先発はザックとオーカーン。ザックは低い姿勢から距離を詰めるが、オーカーンはロープにもたれかかる。続いて両者はロックアップで組み合うと、オーカーンが力任せにザックを吹っ飛ばす。
再びロックアップで組み合い、またもオーカーンがザックをねじ伏せる。そしてオーカーンは手四つの体勢を誘う。ザックは応えるが、オーカーンが力でマットに押し付ける。
しかし、ザックは巧みにオーカーンのリストをつかんでコントロールし、腕ひしぎ逆十字へ。慌ててオーカーンはロープエスケープ。
スイッチしたDOUKIはオーカーンの右腕をひねってエルボーを落とす。次はザックがオーカーンの右肘をマットに固定し、そこ目掛けてストンピング。
スイッチしたDOUKIがリングに入ると、オーカーンは相手の髪をつかむ。するとDOUKIも辮髪をつかんで応戦。怒ったオーカーンはショルダータックルでなぎ倒し、ここからUNITED EMPIREは場外戦に持ち込む。
オーカーンはザックにストンピングを連発し、さらに鉄柵に叩きつける。ヘナーレはDOUKIを蹂躙してからリングに投げ入れる。
ヘナーレはDOUKIにニーリフトを連発。さらに右ミドルでなぎ倒してカバー。DOUKIがカウント2ではね返すと、今度はオーカーンにスイッチ。
オーカーンはDOUKIの背中にモンゴリアンチョップ。さらにDOUKIの左腕を執拗にねじり、串刺しボディプレスへ。だが、DOUKIはかわす。
DOUKIはオーカーンのブレーンバスターを切り抜け、延髄斬りをヒット。そしてザックと交代する。
ザックはオーカーンにエルボーを連発。オーカーンもモンゴリアンチョップで応戦するが、ザックは巧みに足を捕らえてアキレス腱固めへ。そしてヒールホールドに移行。オーカーンはロープに逃れるも、足にダメージを負ってしまう。
するとザックはオーカーンの左足を踏みつける拷問攻撃。オーカーンはその足を捕らえ、そこからベアハッグに移行。その体勢でザックはフロントネックロックを決めるも、オーカーンはザックのアバラにアイアンクロー。そしてサイドスープレックスでザックを豪快に投げつける。
スイッチしたヘナーレはザックに強烈なボディブローを連発。そしてブレーンバスターで持ち上げるが、ザックは回避して相手腕目掛けてオーバーヘッドキック。
次はDOUKIがヘナーレにミサイルキック。さらにトペ・レベルサ、ラ・ランツァとたたみかける。続いてラリアットを叩き込むが、ヘナーレは仁王立ち。そしてヘナーレは蹴りを繰り出すも、かわしたDOUKIはイタリアンストレッチNo.32で捕らえる。しかし、オーカーンがストンピングでカット。
ここでヘナーレがDOUKIを担ぎ上げると、オーカーンがダブル攻撃を狙ってロープへ。しかし、ザックが阻止。続いてザックはヘナーレにネックツイストを決め、すかさずDOUKIがコーナー最上段からダイビングフットスタンプをお見舞い。
ここからDOUKIはヘナーレにデイブレイク。だが、ヘナーレは空中で受け止めると、肩に担ぎ上げる。DOUKIは前方回転エビ固めで切り返し、ヘナーレがカバーを返すと、地獄突きを連発。そしてロープに走るも、ヘナーレはバーザーカーボムを炸裂。続いてDOUKIをStreets of Rageで叩きつけて3カウントを奪取。UNITED EMPIREが勝利を収めた。