第5試合の『NJC』2回戦では内藤哲也がBULLET CLUBのクセ者、外道と対峙。内藤は3.2武道館の1回戦で高橋裕二郎と約7年5カ月ぶりに激突。かつてのパートナーである裕二郎のだまし討ちを切り抜け、丸め込みで技アリの勝利を収めた。2016年以来の優勝を目指す内藤としては、2回戦から登場する外道の策略を振り切り、着実に3回戦へと突き進みたい。しかし、3.9後楽園の前哨戦の試合後、外道が「オメーを陥れる術は山ほどあるぞ。俺と心中してみるか、コノヤロー」と、不気味なコメントを残しているのが気になるところだ。
内藤はスーツガウンで入場。そして外道に向けて不敵な笑みを見せながらリングイン。外道は内藤が時間をかけてガウンを脱ぐことに、イラ立ちを見せる。
開始のゴングが鳴ると、外道はすかさず場外へ。すると内藤は寝転びポーズから大の字に。これを見た外道はリングに上がるが、今度は内藤がすばやく場外へ。心理的駆け引きを繰り広げる。
すると外道が相手のお株を奪う寝転びポーズを見せるも、内藤はリングに上がって低空ドロップキック。そしてヒゲをつかんで痛めつける。
内藤がその状態で放り投げると、外道は場外へエスケープ。内藤が近づくと、外道は鉄柵に叩きつける。だが、内藤はヒゲをつかんで引っ張る。そしてリングに戻ろうとするも、外道が背後からつかむ。場外カウントが進むと、つかまれたまま内藤は、外道の持参した袋からメリケンサックを取り出す。すると外道は離れ、先にリングへ。内藤もリングに戻る。
レフェリーは内藤のメリケンサックを取り上げる。外道はすかさず蹴りを繰り出すが、内藤は切り抜けてヒゲを引っ張る。劣勢の外道だったが、コーナー際の攻防でスキをついて内藤の左ヒザを痛めつける。さらにエプロン、鉄柱を用いて左ヒザに攻撃。
そして外道は本部席からゴングを叩く木槌を手に取り、内藤のヒザを執拗に叩くダーティーファイト。内藤はカウント18でリングに生還。
すると外道は4の字固めで捕獲。長く捕まった内藤だったが、転がりながらロープに手をかける。外道は内藤のヒザを踏みつけ、ヒゲをつかんでみろと挑発。
さらに外道は内藤の足をロープにかけて、ヒザにヒップドロップ。しかし、二発目は内藤が急所蹴りで切り返す。
内藤は笑みを浮かべ、外道に打撃を振るうと、アームホイップからバックエルボー、さらに低空ドロップキック。そしてネックブリーカーからヒゲをつかんでカバー。これはカウント2。
内藤はヒゲをつかんでのフライングメイヤーから両足で肩と首を締め上げる。外道は悲鳴をあげながら足をロープにかける。
続いて内藤はフェイントからのコーナーミサイル。そして右腕を突き上げてから、雪崩式フランケンシュタイナーを狙うも、外道は回避。そしてロープ上の内藤の足を払って、コーナーにアゴを激突させ、横入り式エビ固めへ。
内藤は返すと、トルネードDDTを狙うも、外道は首固めで切り返す。内藤が跳ね返すと、外道はサミングから回転エビ固め。ここから丸め込みの応酬に。
逆さ押さえ込みを返された内藤はバレンティアを狙うも、外道は首固め。内藤が返すと、外道はヒザを蹴りつけて外道クラッチの体勢に。内藤は切り抜けるも、外道は意地の外道クラッチ。
内藤はキックアウトするも、すかさず外道はコンプリートショット。そしてしつこく外道クラッチを決めるが、カウント3寸前で内藤は返す。
続いて外道はチンクラッシャーからトラースキック。だが、内藤は蹴り足を捕らえてエルボー。そして逆に蹴りを繰り出すも、外道は受け止めてレフェリーに誤爆させる。
ここで外道はナックルを叩き込み、ゴールドのメリケンサックを取り出す。そして殴りつけようとするも、内藤はレフェリーを盾にする。そして延髄斬りを決め、最後はポルポ・デ・エストレージャで3カウントを奪取した。