第7試合は内藤哲也vs高橋裕二郎。かつて共にタッグチーム“NO LIMIT”で活動し、IWGPジュニアタッグやIWGPタッグを戴冠。11年にチーム分裂後は抗争を繰り広げてきたが、内藤が15年にロス・インゴベルナブレスに加入して以降、シングルで対戦する機会はなく、今回はひさびさの一騎打ちを迎えることに。
現在NEVER6人タッグのベルトを保持する裕二郎としては、自身の先を行く元パートナーにここで意地を見せたいところ。2.20札幌でオカダとのIWGP世界ヘビー級王座戦で敗れた内藤は、この『NJC』を再浮上のきっかけとしたいところだが、果たしてNO LIMIT対決の結末は?
裕二郎はNEVER6人タッグのベルトを肩に、ダンサーのピーターを引き連れて入場。内藤はリングを見つめ、ゆっくりと花道を進む。
開始のゴング、両者はゆっくりと動き出し、裕二郎はヘッドロックで組み合おうとするも、内藤は間合いを外す。裕二郎はそのまま身体を預けてロープに押し込むとクリーンブレイク。
続いてロックアップで組み合い、そこからリストの取り合いに。内藤はそのままロープに押し込むが、裕二郎は体勢を入れ替えて再びクリーンブレイク。
今度は手四つで組むと、すかさず内藤はキックを放ち、アームホイップからグラウンドでスリーパー。裕二郎は足をロープにかけるも、内藤はなかなか外さない。
続いて内藤はネックロックで締め上げてからハンマースルー。しかし、裕二郎はロープで踏みとどまり、突進してきた内藤にスタンガンをお見舞い。すかさず、内藤は場外へエスケープ。
だが、裕二郎は内藤を捕らえ、すぐにリングに投げ入れる。裕二郎は内藤にフライングメイヤーから低空ドロップキック。そしてフェイスロックで捕らえる。内藤は足をロープにかける。
すると裕二郎はリバースのコンプリートショットで内藤の顔面を叩きつけ、続いてフィッシャーマンズバスターを狙う。しかし、内藤は脱出してネックブリーカー。
そしてヒップトスから裕二郎の後頭部に低空ドロップキックをヒット。さらに内藤はコーナーミサイルを決め、右腕を突き上げる。
内藤は裕二郎の顔面を挑発するように踏みつける。裕二郎は胸板への張り手で応戦し、さらにエルボー。内藤もエルボーの乱打で反撃するが、裕二郎は足を払うと、低空ドロップキックを頭部にヒット。
裕二郎は内藤を引きずり起こし、ロープにはりつけて顔面にフロントキック。そしてフィッシャーマンズバスターで叩きつけてカバー。これは内藤がカウント2ではね返す。
裕二郎は内藤を引きずり起こし、インカレスラムの体勢に。内藤は切り抜けて延髄斬り。だが、裕二郎はかわして意地のインカレスラムを炸裂。
続いて裕二郎はマイアミシャインを狙うも、内藤は脱出するとバックエルボーを乱打。そして挑発するように後頭部を蹴りつけていく。
内藤はさらにバックエルボーを重ねるが、裕二郎は切り抜けてロープへ。だが、内藤はマンハッタン・ドロップから延髄斬り。そしてエスペランサで突き刺すと、笑みを浮かべてからコリエンド式デスティーノへ。
だが、裕二郎はキックで切り抜け、ラリアットを繰り出す。これを内藤はかわすも、裕二郎は担ぎ上げてマイアミシャインを炸裂。しかし、カバーは内藤がカウント2でキックアウト。
ここから両者は激しいエルボー合戦を展開。内藤は競り勝つと雄叫びを上げ、ピンプジュースの体勢に。内藤は裕二郎をはねのけるも、裕二郎はトラースキックをヒット。
そして裕二郎はBig Juiceの体勢に入るが、内藤は回避してジャーマン。さらに浴びせ蹴り、ジャンピングエルボーアタックをヒット。
続いて内藤はバレンティアを狙うも、裕二郎は内藤をコーナーに押し込む。するとレフェリーがコーナーとサンドイッチ状態で挟まれ、場外に落ちてしまう。
レフェリー不在の状態になると、SHOとEVILが乱入し、内藤をストンピングで袋叩きに。さらにトレイン攻撃を見舞い、内藤を捕獲し裕二郎の攻撃を促す。
だが、裕二郎は「俺と内藤、二人でやらしてくれ!」と要求。このアピールに場内は拍手が巻き起こる。裕二郎は「頼む、今日だけ!」とさらに仲間たちに呼びかける。するとSHOとEVILはためらいつつもリングを下りる。
裕二郎は「内藤、カモン!」と立ち上がるのを促す。しかし、内藤が立ち上がると、なんとローブローをお見舞い。内藤は崩れ落ち、裕二郎は高笑い。場外でEVILたちも笑顔で拍手。
裕二郎は内藤をラリアットでなぎ倒してカバーするが、内藤はカウント2でなんとかはね返す。すると裕二郎は仲間がリングに入れたケインを手に取って襲いかかるが、内藤は切り抜けると裕二郎に急所蹴り。さらにエプロンのSHOを場外に落とし、返す刀で裕二郎をジャックナイフ式エビ固めで丸め込み、電光石火の3カウントを奪取。