第5試合ではKOPW 2022保持者の矢野通がタイチと激突。共にクレバーな“プロレス脳”を有する実力者同士、一瞬も目が離せない攻防を繰り広げるのは必至だ。
タイチは専属ディーヴァのあべみほを伴って入場。矢野はKOPWのトロフィーをはじめ、さまざまな肩書きアイテムを携えリングイン。
ゴング前、タイチは胸筋をピクつかせる。そしてゴングが鳴ると、コーナーによりかかる。矢野は「何もない!」と反則アイテムを持ってないとアピール。
するとタイチは矢野に対し、「外せよ!」とコーナーパッドを外すように促す。だが、矢野は「あやしい! 信用できないからオマエが取れ!」と要求。そして、矢野が「俺が外す!」と方針転換すると、タイチは「じゃあ、俺が外す」とコーナーパッドに近づく。すかさず、背を見せたタイチに対し、矢野は横入り式エビ固め。だが、タイチはカウント3寸前でキックアウト。
矢野はスキをついてコーナーパッドを外すが、タイチはハンマースルー。しかし、矢野はロープにもたれかかって「ア~ア~ア~」と雄叫び。さらにタイチのキックをかわして、後頭部をひっぱたく。
そして矢野はタイチを場外に落とすと、鉄柵に叩きつける。続いて矢野はリング下から大きな袋を取り出し、タイチに被せようとする。
だが、タイチはあべみほを盾にし、矢野は動きが止まる。矢野は「女を盾にすんのか、オマエ!」と苦言。だが、「女子供、関係ねえ!」とあべみほに袋を被せようとする。すかさずタイチが食い止め、「何してんだ、コノヤロー!」と鉄柵に叩きつけ、喉輪を見舞う。
今度はタイチが「被すぞ、オラ!」と、矢野に大きな袋を被せてしまう。そしてタイチは先にリングに上がる。周りが見えない矢野は、カウント19で袋にくるまれた状態でリングに生還。すかさずタイチがカバーするも、矢野はカウント2ではね返す。
ならばとタイチはタイチ式ラストライドを狙うも、矢野は腰を落としショルダースルーでリバース。ここでレフェリーが矢野を大きな袋から救出。すると、タイチは抗議し「じゃあ、オマエが被れ!」とレフェリーに被せてしまう。
スキをついて矢は横入り式エビ固めで丸め込むも、レフェリーはカウントを取れず。矢野はレフェリーを袋から救い出し、タイチを金具むき出しのコーナーにハンマースルー。タイチが切り返すも、矢野は踏みとどまり「当たんないよね~!」とアピール。
しかし、振り向いた瞬間にタイチがジャンピングキック。そしてバズソーキックを放つも、矢野はかわすとタイチのパンタロンを剥ぎ取り、相手がひるんだスキに悪質タックル。すかさず丸め込むも、タイチはカウント2ではね返す。
矢野が突進すると、タイチは金具むき出しのコーナーに自爆させ、タイチ式外道クラッチ。これは矢野が返すも、タイチは渾身のカチ上げ式エルボーを叩き込み、3カウントを奪取した。
試合後、タイチは股間を押さえて倒れこむも、不敵な笑みで勝ち名乗り。2回戦の相手である天山広吉は負傷欠場のため、これで3回戦(3.14高松)に進出することに。