CSテレ朝チャンネル Presents 旗揚げ記念日

日時
2022年3月1日(火)   16:30開場 18:00開始
会場
東京・日本武道館
放送
バナーバナー
観衆
3,182人

第7試合 30分1本勝負
NJPW旗揚げ50周年記念試合

VS

  • 藤波辰爾

  • 藤原喜明

境界線

レフェリー|レッドシューズ海野

MATCH REPORT

 メインは“新日本プロレス旗揚げ50周年記念試合”として、オカダ・カズチカ&棚橋弘至&藤波辰爾とザック・セイバーJr.&鈴木みのる&藤原喜明が激突。
 IWGP世界ヘビー級王者のオカダと“エース”棚橋は、“炎の飛龍”藤波と魅力的なトリオを結成。藤波は新日本旗揚げメンバーであり、今年の1.4東京ドームの『ニュージャパンランボー』にサプライズ出場を果たすと、68歳とは思えないコンディションと元祖ドラゴンスクリューを披露した。対するは鈴木&ザックに“関節技の鬼”藤原が加わったトリオ。藤原は新日本旗揚げの年にデビューし、その後は卓越した関節技で数々の弟子を育て上げてきた。今回はその弟子の一人である鈴木、そして現在のサブミッションマスターであるザックと共にメインのリングに上がる。

 最初に田中ケロリングアナウンサーが「新日本プロレス、『旗揚げ記念日』、メインイベント。まずは鈴木みのる入場」とコール。続いて順番にザック・セイバーJr.、藤原喜明を呼び込む。鈴木はロープを空けて、藤原を招き入れる。藤原がザックに拳を伸ばすと、ザックは拳を突き合わせてから一礼。藤原は鈴木にも拳を伸ばすも、鈴木はスルー。
 続いて棚橋が、藤波の紫色のデビュー50周年のガウンを借りて入場。そして黄金のガウンのオカダがIWGP世界ヘビーを携えて花道を進む。最後は藤波が新日本の50周年記念仕様の水色のガウンで登場し、棚橋とオカダがロープを空けてリングに誘う。
 そして、田中リングアナが「このリングには強さを求める戦いがある。50年の歴史と重みを背負い、いざ勝負! 新日本プロレス旗揚げ50周年記念試合、51年目に魂込めた30分1本勝負を行ないます!」という前口上から、それぞれの選手をコール。

 先発はオカダとザック。ザックは巧みにリストをつかむが、オカダは足をとってグラウンドに持ち込む。ザックは腕ひしぎ逆十字を繰り出すも、オカダは押さえこんで回避。
 ザックはオカダのヘッドロックを切り抜け、ヘッドシザーズで捕獲。オカダは三点倒立から脱出するが、ザックはヘッドロック。そしてザックがすばやい動きでリストを捕らえるも、オカダがキックではねのける。
 ザックは鈴木にスイッチ。オカダはどちらにタッチしようか悩んでいると、背後から鈴木が襲いかかる。だが、オカダが自軍コーナーに鈴木を押し込むと、藤波が登場。
 藤波は鈴木にハンマーロックからヘッドシザーズ。鈴木は切り抜けてアキレス腱固めへ。だが、藤波もアキレス腱固めで応戦。
 藤波は自ら解除し、棚橋と交代。相手コーナーは藤原が手を出すが、鈴木は応じず棚橋と向き合う。鈴木は棚橋のリストをつかんで自軍コーナーに追い込むと、藤原が鈴木の背中を叩いて強制的にスイッチ。すると鈴木が「オイ!」と藤原に文句。藤原は「何言ってんだ、コノヤロー!」と鈴木の顔面を張る。すると鈴木も張り手を返すが、藤原はもう一度張り手を見舞い「引っ込んでろ!」と一喝。鈴木は「クソジジイ!」と悪態をつく。
 棚橋は藤原と手四つの体勢に。すると藤原は不意打ちのヘッドバットからいきなり脇固めへ。棚橋は足をロープにかけてエスケープ。
 棚橋は足を取ってアキレス腱固めへ。すると藤原はヒールホールドで切り返し、棚橋はまたもロープエスケープ。
 続いて藤原は棚橋にうまくコーナーを背負わせると、顔面に張り手を連発。棚橋は藤原を捕らえ、オカダとスイッチ。
 オカダはエルボー一発で藤原をダウンさせる。そしてエプロンの藤原にヘッドバットを見舞うも、自身がダメージを負ってしまう。すると、藤原は自らターンバックルにヘッドバットを叩き込み、「カツン!」と大きな音が鳴るとニヤリ。さらにもう一発同じことを繰り返してから、リングに戻る。
 藤原はオカダの頭部をつかむと一本足頭突きをお見舞い。たまらずオカダは場外にエスケープ。オカダはリングに戻ると藤原の手を捕らえ、藤波とスイッチ。
 藤波は藤原にヘッドロックからフライングメイヤー。そしてグラウンドでヘッドロック。さらに腕を取ろうとするが、藤原はディフェンス。
 次は棚橋が藤原に太陽ブロー。しかし、藤原はパンチを返し、一本足頭突きを炸裂。交代したザックは棚橋の左腕をねじ上げる。そこから鈴木と共に棚橋の左腕を交互にねじ上げ、最後はザックがその腕にキック。
 続いてザックは棚橋をヘッドシザーズとアームロックの複合関節技。これは棚橋がロープに足をかけてエスケープ。すると、藤原が棚橋の足を踏みつけ、ここで鈴木たちは3人がかりで棚橋を関節技で痛めつける。
 劣勢の棚橋だったが、ザックにエルボー。ザックもエルボーを返し、ハンマースルーを仕掛けるが、棚橋はフライングフォアアームをヒット。
 そして棚橋はザックをボディスラムで叩きつけ、セカンドロープからサンセットフリップ。続いて棚橋はスリングブレイドを狙うも、ザックはコブラツイストで捕獲。
 しかし、棚橋は切り抜けてエルボードロップ。これをザックは腕ひしぎ逆十字で捕獲。棚橋はなんとか足でロープエスケープ。
 スイッチした鈴木は棚橋に強烈なエルボーを連発。棚橋もエルボーを返していくが、鈴木が競り勝つ。だが、棚橋は顔面への張り手からツイスト&シャウト。
 次はオカダと藤波が鈴木にダブルのショルダースルーを狙うが、鈴木は回避。しかし、藤波は鈴木にドラゴンスクリューをお見舞い。すると棚橋がザックにドラゴンスクリュー。そしてオカダも藤原の足を取るが、ドラゴンスクリューにはいかず、その足にエルボーを落とす。
 続いてオカダは鈴木にリバースネックブリーカーからカバー。鈴木が返すと、オカダはツームストンパイルドライバーを狙うも、鈴木は回避して一本足頭突きを連発。オカダは三発目で膝をつく。
 すると、藤原がリングに入り、オカダに一本足頭突き。。さらに鈴木は藤原とダブルで一本足頭突きを決め、脇固めへ。そしてザックが藤波、藤原が棚橋を同じく脇固めで捕獲する。
 オカダがロープに逃れると、鈴木は串刺しフロントキック。そしてフライングメイヤーからランニングサッカーボールキック。しかし、オカダは意地で倒れず、立ち上がってエルボーを連発。
 鈴木もエルボーを返し、さらに顔面張り手を連発。そしてスリーパーで捕らえるが、藤波が背後から鈴木をドラゴンスリーパーで捕獲。
 そして藤波が鈴木を突き飛ばすと、棚橋がスリングブレイドを炸裂。そしてオカダに「いけー!」と呼びかける。
 オカダは鈴木に旋回式のツームストンパイルドライバー。そしてレインメーカーを繰り出すが、鈴木は切り抜けてスリーパー。そして逆にレインメーカー式の顔面張り手を叩き込み、ロープへ。オカダはカウンターのドロップキックを狙うも、これを読んだ鈴木は立ち止まって回避。
 そして、鈴木は着地したオカダに張り手を見舞い、もう一度ロープへ。だが、今度こそオカダはドロップキックを突き刺す。続いて開脚式のツームストンパイルドライバーを決めると、最後はレインメーカーを炸裂。伝家の宝刀で鈴木から3カウントを奪った。

COMMENT


 
※口々に「ありがとうございました!」と言い合い、3人で互いに握手
──50周年のリングでメインイベントを終えて?
藤波「感無量ですね。何年経っても、レスラーを現役でやってる以上は、このドキドキする気持ちは大事だよね。2人に感化されて自分も動こうとしたんだけど、足がもつれましたね(笑)」
 

 
──今日は棚橋選手、オカダ選手とのトリオでしたが。
藤波「すごいね、やっぱり現役のチャンピオンはね。その意味では引っ張られた部分はあるんだけどね。楽しかったです」
 

 
──棚橋選手は藤波選手とともに戦い、藤原喜明選手とも戦いました。
棚橋「藤原選手と向かい合った時にどこから攻めようかと思ったんですけど、凄みに一瞬『ウッ』と躊躇する時があって。『これは今のレスラーにはないな』というのもあったし、そういう発見もありましたね。今回、藤波さんと組ませてもらって、ガウンもお借りして。藤波さんの50周年のヤツだったんで、新日本も50年ということでね。初めてガウン着たんですけど、似合ってたかどうかは知らないですけど(笑)」
藤波「似合ってたよ。僕なんかより似合ってたよね」
 

 
──オカダ選手、チャンピオンとしての戦いの中で、藤波選手と組み、藤原選手との戦いもありましたが。
オカダ「そうですね。ザックと最初にやって、今の新日本プロレスというのをお客さんに楽しんでもらったと思いますし、僕も戦って、藤原さんと、まぁその時のプロレスがどうだったか僕には分からないですけども、『あっ、こういうプロレスをされてたんだな』というのを感じることもできましたし、鈴木みのると戦っても、鈴木みのるは鈴木みのるでまた違った時代のプロレスを戦ってたんだなと。すごく歴史を感じましたし、一緒に組んでても、緊張しちゃいましたね。なかなか緊張しないですけど。棚橋さんには悪いですけどね(笑)。でもまあ本当に、緊張感を持って試合に臨めましたし、最初のセレモニーでも、プロレスファンに戻ったような気持ちになりました。現役を知ってる選手もいますけど、知らない選手の方のほうが多いので、今日は何かハッピーな大会だったなと思います。本当に、50周年にふさわしい大会だったんじゃないかと思いますね」
 

 
──藤波選手、新日本は50周年というところまで走り抜けてきました。
藤波「ねぇ! 本当にスタートのことを考えたらね、この50周年をまさかね、自分がこういう形でリングに立てるとは夢にも思わなかったし、そういう意味ではね、この頼もしい2人が新日本プロレスを背負っていくでしょうし、我々もいろんな形でサポートしていきたいですね」
──棚橋選手、ここからも新日本は走っていくと思います。
棚橋「今の状況で50周年、本当ならもっと派手に、華々しく50周年を祝いたかったんですけども、でも本当に、ここで節目でよかったかなと。また一からコツコツと、次の50年、100年目指して進んでいきたいと、決意が新たに固まりました」
──オカダ選手、明日から『NEW JAPAN CUP』も始まりますけども、これまでの50年、ここからの50年に向けていかがでしょう。
オカダ「本当に、この50周年がすごくいい日でしたので、また60周年、70周年、80周年、90周年、100周年と続いていけるよう、“今”をしっかり戦っていきたいですし、僕も100周年になった時には84歳ですから、僕もリングの上に座らせてもらってですね、いろんな人に迎えてもらって。そういう形で応援もしていきたいですし、また明日から『NEW JAPAN CUP』始まりますけども、どんどんどんどん盛り上げていってですね、たくさん来ていただいたOBの方たちの名を汚さないように、新日本プロレスを盛り上げていきたいと思います」
 

 
(※全員立ち上がりながら)
棚橋「藤波さん、50周年おめでとうございます!」
藤波「ありがとうございます。次回も呼んでもらえるよう、頑張ります!」
 

 
ザック「ハッピー・ブラッディ・バースデー、ニュージャパン。50周年か? ちなみに今日は俺のニュージャパンデビュー5周年でもある。(日本語で)ゴネンマエ。いろんなバカを相手にしてきたもんだけど、時間が経つのは早いものだ。30周年の顔はナガタ、40周年はタナハシ、そして50周年はオカダか。驚きもないよな? (日本語で)ツマラナイデショ? いつも通りオカダがチャンピオンだ。代わり映えがない」
 

 
ザック「俺に良いアイデアがある。50周年の顔はオカダじゃない…ポスターを飾るのは俺の顔と長いアゴだ。このザック・セイバーJr.が50周年の顔となる。どうやって? 俺が『NEW JAPAN CUP』を優勝し、オカダを倒す。50周年…(日本語で)マダ、マダ、マダ、チョーゲンキよ。俺は18年のキャリアの中で一度も怪我したことがない。50周年を超えて、60周年、70周年、80周年、90周年、そして100周年も俺がこの団体の顔であり続ける。もちろん、このヴィーガン・スーパーパワーのおかげで俺は100歳になってもまだ戦い続けてるよ。まだまだお前らバカたちに話していたいところだけど、『NEW JAPAN CUP』が控えてる。そこでもっといろいろ話してやるよ。ハッピー・ブラッディー・バースデー」
 
※藤原と鈴木はノーコメント

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