メインは“新日本プロレス旗揚げ50周年記念試合”として、オカダ・カズチカ&棚橋弘至&藤波辰爾とザック・セイバーJr.&鈴木みのる&藤原喜明が激突。
IWGP世界ヘビー級王者のオカダと“エース”棚橋は、“炎の飛龍”藤波と魅力的なトリオを結成。藤波は新日本旗揚げメンバーであり、今年の1.4東京ドームの『ニュージャパンランボー』にサプライズ出場を果たすと、68歳とは思えないコンディションと元祖ドラゴンスクリューを披露した。対するは鈴木&ザックに“関節技の鬼”藤原が加わったトリオ。藤原は新日本旗揚げの年にデビューし、その後は卓越した関節技で数々の弟子を育て上げてきた。今回はその弟子の一人である鈴木、そして現在のサブミッションマスターであるザックと共にメインのリングに上がる。
最初に田中ケロリングアナウンサーが「新日本プロレス、『旗揚げ記念日』、メインイベント。まずは鈴木みのる入場」とコール。続いて順番にザック・セイバーJr.、藤原喜明を呼び込む。鈴木はロープを空けて、藤原を招き入れる。藤原がザックに拳を伸ばすと、ザックは拳を突き合わせてから一礼。藤原は鈴木にも拳を伸ばすも、鈴木はスルー。
続いて棚橋が、藤波の紫色のデビュー50周年のガウンを借りて入場。そして黄金のガウンのオカダがIWGP世界ヘビーを携えて花道を進む。最後は藤波が新日本の50周年記念仕様の水色のガウンで登場し、棚橋とオカダがロープを空けてリングに誘う。
そして、田中リングアナが「このリングには強さを求める戦いがある。50年の歴史と重みを背負い、いざ勝負! 新日本プロレス旗揚げ50周年記念試合、51年目に魂込めた30分1本勝負を行ないます!」という前口上から、それぞれの選手をコール。
先発はオカダとザック。ザックは巧みにリストをつかむが、オカダは足をとってグラウンドに持ち込む。ザックは腕ひしぎ逆十字を繰り出すも、オカダは押さえこんで回避。
ザックはオカダのヘッドロックを切り抜け、ヘッドシザーズで捕獲。オカダは三点倒立から脱出するが、ザックはヘッドロック。そしてザックがすばやい動きでリストを捕らえるも、オカダがキックではねのける。
ザックは鈴木にスイッチ。オカダはどちらにタッチしようか悩んでいると、背後から鈴木が襲いかかる。だが、オカダが自軍コーナーに鈴木を押し込むと、藤波が登場。
藤波は鈴木にハンマーロックからヘッドシザーズ。鈴木は切り抜けてアキレス腱固めへ。だが、藤波もアキレス腱固めで応戦。
藤波は自ら解除し、棚橋と交代。相手コーナーは藤原が手を出すが、鈴木は応じず棚橋と向き合う。鈴木は棚橋のリストをつかんで自軍コーナーに追い込むと、藤原が鈴木の背中を叩いて強制的にスイッチ。すると鈴木が「オイ!」と藤原に文句。藤原は「何言ってんだ、コノヤロー!」と鈴木の顔面を張る。すると鈴木も張り手を返すが、藤原はもう一度張り手を見舞い「引っ込んでろ!」と一喝。鈴木は「クソジジイ!」と悪態をつく。
棚橋は藤原と手四つの体勢に。すると藤原は不意打ちのヘッドバットからいきなり脇固めへ。棚橋は足をロープにかけてエスケープ。
棚橋は足を取ってアキレス腱固めへ。すると藤原はヒールホールドで切り返し、棚橋はまたもロープエスケープ。
続いて藤原は棚橋にうまくコーナーを背負わせると、顔面に張り手を連発。棚橋は藤原を捕らえ、オカダとスイッチ。
オカダはエルボー一発で藤原をダウンさせる。そしてエプロンの藤原にヘッドバットを見舞うも、自身がダメージを負ってしまう。すると、藤原は自らターンバックルにヘッドバットを叩き込み、「カツン!」と大きな音が鳴るとニヤリ。さらにもう一発同じことを繰り返してから、リングに戻る。
藤原はオカダの頭部をつかむと一本足頭突きをお見舞い。たまらずオカダは場外にエスケープ。オカダはリングに戻ると藤原の手を捕らえ、藤波とスイッチ。
藤波は藤原にヘッドロックからフライングメイヤー。そしてグラウンドでヘッドロック。さらに腕を取ろうとするが、藤原はディフェンス。
次は棚橋が藤原に太陽ブロー。しかし、藤原はパンチを返し、一本足頭突きを炸裂。交代したザックは棚橋の左腕をねじ上げる。そこから鈴木と共に棚橋の左腕を交互にねじ上げ、最後はザックがその腕にキック。
続いてザックは棚橋をヘッドシザーズとアームロックの複合関節技。これは棚橋がロープに足をかけてエスケープ。すると、藤原が棚橋の足を踏みつけ、ここで鈴木たちは3人がかりで棚橋を関節技で痛めつける。
劣勢の棚橋だったが、ザックにエルボー。ザックもエルボーを返し、ハンマースルーを仕掛けるが、棚橋はフライングフォアアームをヒット。
そして棚橋はザックをボディスラムで叩きつけ、セカンドロープからサンセットフリップ。続いて棚橋はスリングブレイドを狙うも、ザックはコブラツイストで捕獲。
しかし、棚橋は切り抜けてエルボードロップ。これをザックは腕ひしぎ逆十字で捕獲。棚橋はなんとか足でロープエスケープ。
スイッチした鈴木は棚橋に強烈なエルボーを連発。棚橋もエルボーを返していくが、鈴木が競り勝つ。だが、棚橋は顔面への張り手からツイスト&シャウト。
次はオカダと藤波が鈴木にダブルのショルダースルーを狙うが、鈴木は回避。しかし、藤波は鈴木にドラゴンスクリューをお見舞い。すると棚橋がザックにドラゴンスクリュー。そしてオカダも藤原の足を取るが、ドラゴンスクリューにはいかず、その足にエルボーを落とす。
続いてオカダは鈴木にリバースネックブリーカーからカバー。鈴木が返すと、オカダはツームストンパイルドライバーを狙うも、鈴木は回避して一本足頭突きを連発。オカダは三発目で膝をつく。
すると、藤原がリングに入り、オカダに一本足頭突き。。さらに鈴木は藤原とダブルで一本足頭突きを決め、脇固めへ。そしてザックが藤波、藤原が棚橋を同じく脇固めで捕獲する。
オカダがロープに逃れると、鈴木は串刺しフロントキック。そしてフライングメイヤーからランニングサッカーボールキック。しかし、オカダは意地で倒れず、立ち上がってエルボーを連発。
鈴木もエルボーを返し、さらに顔面張り手を連発。そしてスリーパーで捕らえるが、藤波が背後から鈴木をドラゴンスリーパーで捕獲。
そして藤波が鈴木を突き飛ばすと、棚橋がスリングブレイドを炸裂。そしてオカダに「いけー!」と呼びかける。
オカダは鈴木に旋回式のツームストンパイルドライバー。そしてレインメーカーを繰り出すが、鈴木は切り抜けてスリーパー。そして逆にレインメーカー式の顔面張り手を叩き込み、ロープへ。オカダはカウンターのドロップキックを狙うも、これを読んだ鈴木は立ち止まって回避。
そして、鈴木は着地したオカダに張り手を見舞い、もう一度ロープへ。だが、今度こそオカダはドロップキックを突き刺す。続いて開脚式のツームストンパイルドライバーを決めると、最後はレインメーカーを炸裂。伝家の宝刀で鈴木から3カウントを奪った。