第2試合はタイチ&TAKAみちのく&田中稔vsバッドラック・ファレ&石森太二&エル・ファンタズモ。注目は09年1月以来の新日本マット登場を果たす現GLEAT所属の田中。00年代の新日本ジュニア戦線で活躍し、マスクマンの「ヒート」としてIWGPジュニアヘビー最多防衛V11を記録した田中は、現在進行形の新日本の中でどんな存在感を残すのか?
まず田中が単独で入場し、そのあとタイチ&TAKAがリングイン。BULLET CLUBはゴング前にToo Sweetサインをかわす。すると田中もタイチとTAKAに拳を突き出すが、タイチとTAKAは微妙な反応を見せる。
先発は田中と石森。田中は強烈なローキック。続いてバックの取り合い、リストの取り合いからグラウンドの攻防へ。そしてすばやい動きから両者は一旦離れる。
田中は不意打ちのソバットから、石森の鼻をつかんで攻撃。そして「いくぜ、新日本!」と叫び、ロープワークからドロップキックをヒットし、ヘッドスプリングを披露。続いて田中はその場飛びムーンサルトプレスを決める。
劣勢の石森だったが、すばやい動きからスワンダイブで飛びかかる。これは田中が逃れるも、石森がうまく田中を場外に排除すると、ファレが鉄柵に叩きつける。ファンタズモは場外でTAKA、さらに田中の両乳首をひねり上げる。
戦場をリングに戻すと、ファンタズモが田中をコーナーに宙吊りにし、石森、ファンタズモの順で顔面にスライディングキック。
次はファレが田中を踏みつけて全体重を浴びせる。その上にファンタズモと石森が乗っかってアシスト。
劣勢の田中だったが、石森にカウンターのハイキックからミノル・スペシャル。だが、ファンタズモが即座にカットに入る。
続いてファレが田中をボディスラムで叩きつけ、エルボードロップ。かわした田中はようやくタイチに交代。
タイチはファレの顔面にステップキックを連発。さらにローキック、ソバットをお見舞い。ここでファンタズモがリングに入るも、タイチはリストをつかんでスピンキック。
しかし、ファレはタイチをショルダータックルでなぎ倒し、重いエルボードロップをお見舞い。ここでファレはグラネードを狙うも、タイチは切り抜けて喉輪。しかし、ファレは力で跳ね除ける。だが、タイチは意地で左の上手投げを決める。
怒ったファレはタイチにボディブローを叩き込む。続く串刺し攻撃を切り抜けたタイチは、ジャンピングキックをヒット。
次はファンタズモとTAKAのマッチアップ。TAKAはスキをついてジャスト・フェイスロック。ファンタズモがロープに逃れると、TAKAはトランスレイヴからもう一度ジャスト・フェイスロックで捕獲。だが、石森がカットに入る。
TAKAは石森にサミング。すかさずファンタズモがTAKAの背中を引っ掻くが、TAKAはスーパーK。そしてみちのくドライバーIIを狙うも、ファンタズモは切り抜けてソバット。さらに延髄斬りを決め、サドンデスの体勢に。
しかし、ここでファンタズモは戸惑いを見せる。すると、石森がTAKAにサイファーウタキを決め、最後はファンタズモがサンダーキス’86でピンフォール。
試合後、石森はファンタズモに詰め寄るが、最後はファレの音頭でToo Sweetサインをかわす。
田中は退場時、放送席のミラノコレクションA.T.と握手をかわしてから退場。