試合後、オカダはダウン状態の内藤の拳に、自身の拳を合わせる。そして勝ち名乗りを受けると、IWGP世界ヘビーのベルトを腰に巻く。その姿をうしろから内藤が見つめる。
そして両者は言葉をかわすと、内藤はリングを下り、セコンドの肩を借りて退場、場内は内藤に大きな拍手を送る。
そしてオカダはマイクを握り、以下のアピール。
■オカダのマイクアピール
「内藤さん! 50周年にふさわしい相手、ふさわしい戦いでした! ありがとうございました!(場内拍手。内藤は手を突き上げて応える)。そして、今日、ご来場のみなさん、熱い熱い声援、本当にありがとうございました!(場内拍手)。2年前の札幌では、もっとお客さんがいて、もっとたくさん声援が届いて、僕たちも戦うことができましたけど、いまもべつに変わりません。本当にたくさんの応援の中で、僕たちは試合ができて、本当に幸せです、ありがとうございました!(場内拍手)。
2年前のここで、猪木さんの名前を出したら、対談をしたり、新日本プロレスにビデオメッセージをくれたり、一歩ずつ新日本プロレスと猪木さん、先に進んでいってると思います。こういうコロナ禍でも、横にお客さんがいる。マスクをしてるけれど、しっかりと応援してもらえる。そうやってしっかりと一歩一歩進んできたから、いまがあると思います(場内拍手)。
まだ、いつもっといい状態でみなさんが応援できるかわからないですけど、一歩ずつ進んでいきましょう。みなさんの歓声が僕たちのパワーになり、僕たちの試合でみなさんの元気にできるようしっかり戦っていきますので、まだまだ応援よろしくお願いします!(場内拍手)。
3月1日、『旗揚げ記念日』。そして3月2日、『NEW JAPAN CUP』、チャンピオンも出るんでしょう?(場内拍手)。50周年スペシャルでチャンピオンも出る、ジュニアも出る。じゃあ、俺の相手はさ、ジュニアチャンピオンじゃない?(場内拍手)。エル・デスペラードじゃない?(場内拍手)。
毎年3月、ヘビーとジュニアの戦いをやってるなら、『NEW JAPAN CUP』、ぜひご検討のほどよろしくお願いします(場内拍手)。
(ここでオカダが両手を両膝につくと、場内は手拍子で『オカダ』コール。オカダは顔を上げてマイクを続ける)まだ、50周年、いや、1月と2月が終わっただけです。まだ、まだ! 長いです。みなさんがもっとワクワクするような戦いを、しっかりとしますし、またみなさんが熱い声援が送れるように、僕たちも忘れずに戦っていきますので、引き続き新日本プロレスの応援をよろしくお願いします! ありがとうございました!(場内拍手)。
というわけで、また次の札幌大会でお会いしましょう! 札幌に~、カネの雨が降るぞ~!」
そしてオカダは四方向のコーナーに立ち、場内の声援に応えてから、花道を威風堂々とあとにした。