第7試合はNEVER無差別級6人タッグ王座戦、挑戦者組・後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&YOHvs王者組EVIL&裕二郎&SHO。
前日の2.19札幌でのIWGPタッグ王座戦では、後藤&YOSHI-HASHIがEVIL&裕二郎のダーティーファイトをしのぎ、最後は裕二郎を消灯で沈め王座防衛に成功。続くNEVER6人タッグを懸けた戦いも制し、二冠王達成を目指す。EVIL&裕二郎としては昨日の落とし前をつけるべく、SHOと共になりふり構わず仕掛けてくるのは間違いない。乱戦必至のタイトルマッチ、その結末は一体……?
後藤&YOSHI-HASHIはIWGPタッグを腰に、険しい表情で入場。H.o.Tはセコンドのディック東郷を先頭に、NEVER6人タッグのベルトを携え花道を進む。EVILの手にはNEVERシングルのベルトも見える。
H.o.Tはゴングを待たずに奇襲攻撃。場外で後藤とEVIL、YOHとSHOがやり合う。リング上、裕二郎がYOSHI-HASHIに逆水平チョップを連発。だが、後藤&YOSHI-HASHIはダブルのショルダータックル。そしてざんまいを連発。
さらにEVILには“さるかにYOH合戦”を食らわす。続いてSHOに太鼓の乱れ打ちをお見舞い。
東郷は逃げようとするも、セコンドの石井智宏が捕獲。そして、挑戦者組は3人がかりで東郷に場外で太鼓の乱れ打ち。
YOSHI-HASHIがリングに戻ると、裕二郎が金具むき出しのコーナーに叩きつける。ここからH.o.Tは場外戦に持ち込み、反則アイテムを用いてCHAOSを痛めつける。
EVILがYOSHI-HASHIをリングに投げ入れると、裕二郎は馬乗りパンチを連発。そして河津がけの体勢から前方に叩きつけ、EVILとスイッチ。
EVILはYOSHI-HASHIの腕を絞り、金具むき出しのコーナーにハンマースルー。YOSHI-HASHIはダメージでのたうち回る。
スイッチしたSHOはターンバックルのカバーでYOSHI-HASHIをひっぱたく。さらに挑発するように顔面を蹴りつけると、YOSHI-HASHIは逆水平チョップ。するとSHOは顔面かきむしりで自軍コーナーに追いやり、EVILと交代。
EVILがYOSHI-HASHIを場外に追いやると、東郷がイス攻撃。そしてSHOがYOSHI-HASHIをリングに投げ入れ、EVILがカバー。すかさず後藤がカットに入る。
劣勢のYOSHI-HASHIはEVILにエルボーの連発で反撃。EVILは顔面かきむしりからブレーンバスターを狙うも、逆にYOSHI-HASHIが投げつける。
スイッチした後藤はEVILにラリアット。だが、EVILはかわして金具むき出しのコーナーにハンマースルー。しかし、後藤は踏みとどまり、EVILを金具むき出しのコーナーに自爆させるとバックドロップを炸裂。
さらに後藤はキックから村正。そしてブルドッギングヘッドロックで叩きつけてカバーするも、これはカウント2。
ならばと後藤は牛殺しを狙うも、EVILは髪をつかんで阻止。ここでSHOが介入しようとするが、後藤は同士打ちを誘う。だが、EVILたちは回避し、スキをついて東郷が突進してきた後藤を、場外から足を引っ張って転倒させる。
次はSHOが腕を掴んだまま胸板にキック。これは後藤がしのぎ、技の読み合いからローリングラリアットを炸裂。
スイッチしたYOHはSHOにランニングエルボーを連発。さらにフライングフォアアームを決め、串刺しエルボーへ。しかし、SHOはかわしてラリアットへ。だが、YOHはバク転で回避。そして技の読み合いからジャーマンを決める。
SHOが返すと、YOHはドラゴンスープレックスの体勢に。だが、SHOはアームブリーカーで切り返し、キックを放つ。しかし、YOHは外回転のドラゴンスクリュー。そしてスターゲイザーを決めると、YOSHI-HASHIがカットに入ろうとする裕二郎をバタフライロック、後藤がEVILをスリーパーで捕らえてアシスト。YOHはOut of Printに移行するも、SHOは必死にロープエスケープ。
ならばとYOHはSHOをコーナー最上段に設置するが、SHOは切り抜けてパワーボムの体勢で捕獲。しかし、YOHは回避して低空ドロップキック。だが、SHOもレフェリーを盾にしてYOHのリズムを崩し、ジャンピングニーからお返しのジャーマン。
劣勢のYOHだったが、SHOにファルコンアローで反撃。次はYOSHI-HASHIと裕二郎のマッチアップ。YOSHI-HASHIは逆水平チョップ、ソバット、そしてヘッドハンターを決める。
YOSHI-HASHIは雄叫びを上げ、逆水平チョップからラリアットを狙う。だが、EVILが妨害。
裕二郎はYOSHI-HASHIの手にかみつく反則攻撃から、足を払って低空ドロップキック。ここからH.o.TはYOSHI-HASHIにトレイン攻撃をお見舞い。
そして裕二郎がフィッシャーマンズバスターで叩きつけてカバーするが、YOSHI-HASHIはカウント2でキックアウト。ここで裕二郎はケインを手にする。レフェリーが止めに入ると、後藤が裕二郎を担ぎ上げる。
裕二郎は脱出するが、後藤&YOSHI-HASHIは隠し狭間。YOHは場外のSHOにプランチャを炸裂。そして後藤&YOSHI-HASHIは裕二郎に消灯を食らわせ、YOSHI-HASHIがカバー。だが、東郷がカウントを数えるレフェリーの足を引っ張って妨害。レフェリーは場外で昏倒。
リングが無法状態になると、EVILが後藤&YOSHI-HASHIにイス攻撃。さらにEVILはエプロンに上がった石井にもイスで一撃を浴びせる。
そしてEVIL&東郷がYOSHI-HASHIにマジックキラー。ここでEVILはレフェリーをリングに戻し、裕二郎がYOSHI-HASHIをカバー。だが、カウント3寸前でYOSHI-HASHIはキックアウト。
ここでYOHがEVILにトラースキック。しかし、裕二郎がYOHをコーナーに叩きつける。そしてYOSHI-HASHIに突進するが、後藤がカウンターで肩に担ぎ上げ、YOSHI-HASHIとYOHと共にダブルの激烈一閃。
続いて後藤&YOSHI-HASHIは奈落を狙うも、裕二郎は回避してYOSHI-HASHIに急所蹴り。すかさずSHOがレンチでYOSHI-HASHIを殴打。そして裕二郎はYOSHI-HASHIにBig Juiceを食らわせ、3カウントを強奪。H.o.Tがなりふり構わずファイトで2度目の防衛に成功した。
試合後、H.o.TはNEVER6人タッグのベルトを手に勝ち誇る。後藤とYOHは悔しげな表情でにらみつけてから、ダメージの深いYOSHI-HASHIに肩を貸して退場した。