本間朋晃とグレート-O-カーンがシングルマッチで激突。

まずはオーカーンがタックルで本間をロープに押し込むと、ロープ際ストンピングを浴びせるが、本間もすぐさまヘッドロック、フロントネックロックから首元にエルボーを振り下ろしていく。
ここで、本間はボディスラムを狙っていくが、これをこらえたオーカーンは逆にボディスラムで返していくと、王統流二段蹴りから肩固めを極めていく。
これは本間がなんとかロープに逃れるも、オーカーンは攻撃の手を緩めず玉座、ストマッククローからアイアンクローへ。

しかし、本間は両手でおさえ逃れるとDDTで反撃の狼煙を上げ、ショルダータックル、逆水平チョップ3連発、串刺しバックエルボー、フェースクラッシャーと畳みかけ、小こけしを発射。
これはオーカーンが間一髪でかわすと、両者はリング中央で逆水平チョップ合戦を展開。
ヒートアップする両者は、たがいに両手を後ろに組みノーガードで逆水平チョップを受け合うと、オーカーンは一本背負いから大空スバル式羊殺しへ。

粘る本間に対し、オーカーンはアバランシュホールドを放つと、モンゴリアンチョップ3連発、逆水平チョップ、地獄突きと打撃のコンビネーションで猛攻を仕掛けるが、本間もカウンターのこけしロケットを的中させる。
本間はリング上で大の字になるオーカーンへ小こけしを決めると、ボディスラムからこけしを狙っていくが、ここはオーカーンが許さずそのまま雪崩式ブレーンバスターの体勢へ。
だが、本間も体勢を入れ替えパワーボムを狙っていくと、耐えるオーカーンの背中へこけしロケット、コーナーからのこけしロケットを打ち込む。

ここを勝機と見た本間はヘッドバット、ラリアットから再びこけしロケットを放つが、オーカーンはこれをアイアンクローで捕獲すると、最後はエリミネーターを炸裂させ、本間から3カウントを奪った。

　
オーカーン「（右の脇腹を押さえ帽子を口にくわえて、うめき声をあげながら荒い息遣いでコメントスペースに現われ、ヒザをついて正座すると）ハァハァ…あと一つ！ 言いてえことはたくさんあるんじゃけんど、これだけは言っとく。口の悪さも、性格の悪さも、見た目の悪さも、バカにされるようなこのキャラでもな、俺はぜってー負けねえぞ！ ヒヒッ！」
　

　
オーカーン「貴様らよ、会社、愚民ども、世間なんかにな、村八分にされたぐらいで信念曲げるかよ。このスタイルを貫いて、必ずチャンピオンまで這い上がって、嫌われもんのまま、貴様らの手のひらを返させてやるよ。そして、酒を浴びるほど飲んで、いい女をたくさん抱いて、労働者どもを札束でビンタして、てめえらより幸せな人生歩んでやるよ！ ざまあみろ……（と言いながら脇腹を押さえて苦悶の表情を見せるが、立ち上がって）ざまあみろ！（と言って、途中で倒れながら、ヨロヨロとした足取りで控室へ）」
　
　

　
本間「（ヤングライオンの肩を借りてコメントスペースに現われ、床に倒れ込むと）俺がこの試合、どんだけ楽しみにしてたか…。あんだけ攻めて、あんだけ攻めても勝てねえ…勝てねえ…。でも俺は絶対這い上がってみせるぞ！ トップ戦線にいるオーカーンに勝って、『NEW JAPAN CUP』、そして『G1』だって思ってたんだけど、クソがぁ！」
　

　
本間「俺は何回やられても…もう聞き飽きたろう、そんな言葉はよぉ！ （立ち上がって）でもよ、俺はよ、絶対諦めねえんだよ！ 諦めたら終わりなんだ、この野郎！」