2.20札幌でIWGPジュニアタッグ王座を懸けて激突するタイガーマスクと石森太二にとっては前哨戦第3ラウンド。タイガーは昨年の『WORLD TAG LEAGUE』から本格的にタッグを組見始めた永田裕志がパートナー。一方の石森はブルーの虎のマスクを手に入場。1.21後楽園からパートナーを邪道に変更してジュニアタッグ王者の入場を待つ。タイガーがリングインして詰め寄ろうとするが、さっとリングを下りてスカし、心理戦を繰り広げていく。
先発はタイガーと邪道。邪道はのらりくらりとかわそうとするも、タイガーはコーナーに詰まった邪道にローキックを連発。リング下にエスケープした邪道は「反則だろ」と抗議しておペースを乱そうとする。しかしタイガーは落ち着いたもの。リングに戻った邪道はロックアップでタイガーをロープに押し込む。離れ際に攻撃を見舞うとみせかけてクリーンブレイク。逆にタイガーはコーナーに控える石森にエルボーを叩き込んでいった。
タッチを受けた石森だが、なかなかロープをくぐろうとしない。業を煮やしたタイガーがリング下に追うが、これは罠だった。場外でタイガーをいたぶった石森。カウント7で両者リング内へ生還。
邪道がコーナーに追い込んだタイガーの背中をかきむしり、逆水平を叩き込んでいけば、石森はコーナー2段目からダイブしてタイガーの背中に爪を立てる。そしてマスクのひもに手を掛けた。慌てて永田が飛び込んでくるも、レフェリーに制止されてしまう。
防戦を強いられたタイガーだったが同士打ちを誘い、石森に風車式背骨折りを決めて永田にタッチ。満を持して飛び込んできた永田は、邪道に串刺しフロントハイキック。フェイントをかけてからの低空ドロップキックてヒザを撃ち抜いてナガタロックへ。ここはロープに逃げられたが、ローキックで追い打ちをかける。
ロープに走ったところ、エプロンから石森が背中にヒザを突き立てた。反撃に転じた石森だが、永田はカウンターで石森の体を捕らえると、エクスプロイダーを決めてタイガーにタッチ。
石森にキックを浴びせるタイガー。串刺しでの左ハイキックを見舞うとタイガードライバーを狙う。これは阻止されたもののカウンターでツームストーンドライバーを決めると、チキンウイングフェースロックへ。邪道にカットされたものの、さらに石森にキック、エルボーを叩き込む。石森の至近距離からのジャンピング・ニーを返し、邪道とのコンビネーションでタイガーを追い込んでいく。
レフェリーのブラインドをついて竹刀攻撃を見舞おうとした邪道だったが、永田が飛び込んできて阻止。永田は返す刀で石森にキックを見舞って分断。勝機とみたタイガーは、邪道をチキンウイングフェースロックで絞め上げてギブアップさせた。