第6試合はCHAOS（石井智宏&後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&YOH）とHOUSE OF TORTURE（EVIL&高橋裕二郎&ディック東郷&SHO）の8人タッグ。2.13大阪のNEVER無差別級王座戦（挑戦者・石井vs王者EVIL）、2.19札幌のIWGPタッグ王座戦（王者組・後藤&YOSHI-HASHIvs挑戦者組EVIL&裕二郎）、2.20札幌のNEVER無差別級6人タッグ王座戦（挑戦者組・後藤&YOSHI-HASHI&YOHvs王者組EVIL&裕二郎&SHO）を見据えた、遺恨深まる前哨戦となる。

　後藤&YOSHI-HASHIはIWGPタッグ、HOUSE OF TORTUREはそれぞれ保持するベルトを携えて入場。

　H.o.TがToo Sweetサインをかわそうとすると、CHAOSが襲いかかり試合はスタート。石井はEVILを場外に連れ出して逆水平チョップを連発。
　リング上ではYOHがSHOにストンピング。さらに引きずり起こすが、SHOは指をつかんで回避。さらにヘッドロックで締め上げるも、YOHはハンマースルー。そしてカニバサミから低空ドロップキックをヒット。
　ここからYOH&後藤&YOSHI-HASHIはSHOに太鼓の乱れ打ち。さらに裕二郎にもお見舞い。そして石井が東郷をリングに投げ入れ、4人がかりで太鼓の乱れ打ちを食らわす。場外でEVILは怒りの表情。
　続いてYOSHI-HASHIがSHOに強烈な逆水平チョップ。そして自軍コーナーで石井と後藤と共にSHOの顔面に足を打ち付ける。
　劣勢のSHOだったが、YOSHI-HASHIの指をつかんでひるませると、金具むき出しのコーナーにハンマースルー。さらにSHOはYOSHI-HASHIの頭部を踏みつけていく。
　スイッチした東郷はYOSHI-HASHIにフライングメイヤーからフィストドロップを炸裂。次はEVILがYOSHI-HASHIの腕をねじ上げ、金具むき出しのコーナーにハンマースルー。リングに入った石井に対しても、EVILは金具むき出しのコーナーに叩きつける。
　続いて裕二郎がYOSHI-HASHIにフライングメイヤーから低空キックをヒット。YOHがカットに入るも、裕二郎は場外に投げ捨てる。すかさずSHOがエプロンからYOHを蹴りつける。
　裕二郎はYOSHI-HASHIをロープにはりつけてキックを狙う。YOSHI-HASHIは切り抜けるも、裕二郎は転倒させて低空キックをヒット。続くフィッシャーマンズバスターは、YOSHI-HASHIがブレーンバスターで切り返す。
　スイッチした後藤はSHOにショルダータックル。さらに裕二郎もショルダータックルでなぎ倒し、エルボーの連発から村正をヒット。そしてブルドッキングヘッドロックからカバーするも、これはカウント2。
　続いて後藤は技の読み合いからブレーンバスターを狙うが、裕二郎は手にかみつく反則攻撃。怒った後藤は牛殺しを狙うも、裕二郎は回避。
ここでEVILが場外から後藤の足を捕獲し、すかさず裕二郎がフロントキック。
　続いてEVIL&裕二郎はダブル攻撃を狙うも、後藤は切り抜け、EVILに追走式ラリアットをヒット。スイッチした石井はEVILに串刺しラリアット。さらにショルダータックルでなぎ倒し追撃のラリアットをお見舞い。ここでSHOが石井の足を場外から足を引っ張って妨害。するとYOHもEVILの足を引っ張って妨害し、SHOにドロップキックをヒット。
　石井はYOHのアシストを受け、EVILにジャーマン。YOHは場外のSHOにプランチャをお見舞い。だが、東郷が石井を妨害し、すかさずEVILがSCORPION DEATHLOCKで捕獲。石井はなんとかロープエスケープ。すかさず東郷が石井にストンピングを連発。
　東郷は石井を挑発してから、サミングをお見舞い。そしてヘッドロックで捕らえてパンチ。ここでH.o.Tは石井にトレイン攻撃を敢行。そしてEVILがフィッシャーマンズバスターで叩きつけ、東郷がカバー。だが、石井はカウント2でキックアウト。
　すると東郷が石井の首をスポイラーズチョーカーで締め上げる。さらにSHOがレンチを手にするが、YOSHI-HASHIがトラースキックで排除。ここから両軍入り乱れる混戦模様に。EVILに対し、後藤&YOSHI-HASHIは隠し狭間。
　そして、YOHも加わり、東郷に対して3人がかりで激烈一閃を炸裂。すかさず石井はスライディングラリアットで東郷の動きを止め、最後は垂直落下式ブレーンバスターにつないで3カウントを奪取した。

　
石井「（※手首のバンテージを解きながら）よし…。（1.4東京）ドームの試合（EVILとのNEVER戦）、俺のプロレス人生の汚点だよ。いままで積み上げたものが、全部崩れた。そんぐらいの感覚だな。それをやらかした自分が情けねぇ。腹立たしい。恥ずかしいよ。俺、思ったもん、自分で。『石井智宏、ショボ』って。でももう大丈夫だ。切り替わったから。こんなんで沈むわけねぇだろ、オラッ!! あぁん!? ランバージャック!? 全面戦争!? おもしれぇじゃねぇか。汚名返上してやる」
　

　
後藤「いよいよ始まったな。新日本プロレス50周年。（※IWGPタッグベルトを示し）今年は、ヘビーのタッグは俺たちが回すぞ。そして、NEVERシックス、獲られた物は獲り返す。それだけだ」
　

　
YOSHI-HASHI「まあ、東京ドーム、俺たちがNEVER 6人もIWGPタッグも獲って、2冠（王）になる予定がちょっと（2.20）札幌にズレこんだだけ。IWGPタッグを巻いて、NEVER 6人タッグのチャンピオンになって、2冠になる。言ったとおり。何も変わりない。必ず獲るぞ。俺たち、タッグベルトを獲って、タッグのチーム名…」
　

　
後藤「決めるか？ 決めちゃうか？」
YOSHI-HASHI「決めようと思う」
後藤「もう決まってるけどな？」
YOSHI-HASHI「もう決まってる」
　

　
後藤「聞かせてくれよ」
YOSHI-HASHI「俺たちのタッグチーム名は毘沙門だ。毘沙門」
後藤「“闘いの神”が、俺たちにはついてるよ」
　

　
※YOHはノーコメント
　
　

　
裕二郎「オイ、東郷さん。あの人、大先輩だよ。な？ 俺は最後、助けようとしましたよ…？ まあ、いいや。YOSHI-HASHIよ、お前、去年、調子よかったみてぇじゃないか？ な？ 今年はよ、お前を踏み台にして俺が、ブレイクしてやるよ！」
　

　
EVIL「（※2本のNEVERベルトを持って床へ倒れ込み）いいか、オイ!? 今日の試合なんてな、かすり傷にもなんねぇんだよ、この野郎。あぁ、クソが…。（※立ち上がって両手に2本のベルトを持ち）この俺がよ、NEVERと（IWGP）タッグの3冠王になってやる。よく覚えとけ」
　

　
SHO「（※NEVER 6人タッグベルトを両手で抱え）CHAOSの皆さん、あなたたちがこれに挑戦できるのは、交換条件があるからだ。後藤さん、YOSHI-HASHIさん、あなたたちが持ってる（IWGPタッグ）ベルトも、俺たちHOUSE OF TORTUREの物になるんですよ。でも1人、その条件にも何にも当てはまってねぇヤツ（YOH）いるだろ!? そいつ、チャレンジャーなのか!? 俺たちにとってはな、そいつである必要は1ミリもねぇんだよ。オイ、なんなら代わってもらってもいいぞ!? 誰かに頼んで代わってもらえよ。『拷問の館が恐いです。誰か代わってください』ってお願いしろ。オイ、そいつにもちゃんと『代わってくれてありがとう』って、ちゃんと言っとけよ」
　
※東郷はノーコメント