新日本プロレス創立35周年TOUR Circuit 2007 NEW JAPAN TRUTH 〜G1 TAG LEAGUE〜
- 日時
- 2007年10月23日(火) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 宮崎・都城市体育館
- 観衆
- 1380
-
第7試合 30分1本勝負
G1タッグリーグ公式戦レフェリー|田山正雄
MATCH REPORT
中西の重いチョップに後退しつつもミドルキックで反撃する金本だが、やはり倒されてしまう。
そして、棚橋と金本は2人がかりで中西を攻撃するが、逆に中西はこれで奮起し、チョップ連打で棚橋をダウンさせる。さらに、永田が棚橋にミドルキック連打を浴びせ、中西との合体ショルダータックル。
続いて中西が棚橋に逆片エビ固めを極めると、金本がミドルキックでカット。すると、中西は金本に高角度のアトミックドロップをお見舞い。
脚 攻めに苦しんだ棚橋は、永田にフライングフォーアームを放って金本の元へ。スイッチした金本はいきなりムーンサルトプレス。それを永田がかわすとそのまま 着地して、キックの乱射からドラゴンスクリュー。さらに棚橋が場外からリング上の永田の脚を掴んでドラゴンスクリューで援護射撃。そして、金本はスピニン グレッグロック、レッグロックで追い討ちをかける。
棚橋組の脚攻めに苦しめられた永田は、棚橋にキチンシンクを浴びせて中西とタッチ。
中西は棚橋にエルボー連打、ショートレンジラリアット、チョップ連打、ローリング串刺しラリアット、野人ハンマーとスパート。だが、棚橋もドラゴンスリーパーからのファイナルカットで逆襲し、金本とタッチ。
金本は中西に顔面ウォッシュから締めの1撃を2連発。だが、中西も3発目を狙ってきた金本をカウンターラリアットで倒す。
永 田対金本となり、フロントネックロックを狙ってきた永田の背中に棚橋がミサイルキック。そして金本と棚橋は永田に合体ドロップキック、棚橋がフラッシング エルボー、金本がローリングセントーン、最後は2人でエルボードロップを落とす連携攻撃。さらに金本は永田をアンクルホールドで捕獲し、棚橋は中西にドラ ゴンスリーパー。これは中西が棚橋を蹴散らしてカットする。
そして永田は金本の2度目のアンクルホールドをナガタロックIIで切り返すと、中西も 棚橋にアルゼンチンバックブリーカー。金本が自力でロープエスケープすると、永田は棚橋にロケットキック、金本には中西の野人ハンマーと延髄斬りのサンド イッチ攻撃から垂直落下式ブレーンバスター。
金本は棚橋のアシストを受けて永田の攻撃を首固めで切り返す。すると、中西が金本にスピアー、棚橋が中西にスリングブレイド、そして永田は棚橋にエクスプロイダー。この激しい攻防に4者はリング上で大の字となる。
立ち上がった金本は、永田の顔面へ飛び膝蹴りを見舞い、ファルコンアローからフォール。これをカウント2で返した永田は、カウンターのフロントハイキック、串刺しニーと繋ぎ、最後はサンダーデスドライバー。本命対決は永田組が制し、両チーム共に2勝2敗の5分となった。
試合後、マイクを握った永田は「都城の皆さん、どうもありがとうございました! 今日の会場の熱気がすぐに恋しくなると思うので、また帰って来ます。また、お会いしましょう!」と、終始熱い声援を送っていた会場のファンに挨拶し、都城大会を締めくくった。
COMMENT
永 田「確かに気持ちも強いし、当たりも強くなっている。ただ、我々の方が強い。このシリーズ、(相手の)巧さ、悪さで星を落としただけ。全体を見渡しても、 我々以上に強いチームは見当たらない。強さという概念では、我々の右に出る者はそうそういない。リーグ戦は、もっと強さ、勢いがガーッと押し寄せてくるも のが欲しいですね。(棚橋は)貫禄負けしないで胸張っているのは分かりますよ。でも、エルボー1発1発のインパクトで(棚橋に)負けてないよね」
中 西「棚橋にひとこと言いたいのは、『金本よ、俺がついているから思う存分暴れろ』という安心感を金本に与えないと。ある程度は与えているかもしれんけど、 俺と永田の関係は違うぞ。永田が出ている時は俺に対して、俺が出ている時は永田に対して(安心感を与えている)。(リングの)中で思う存分暴れられる。な んでか言うたら、後ろにコイツがいるから、俺がいるからや」
永田「何年も色んな形で組んだり別れたり、組んだり別れたりしてきたけど、今が一番、時を経て“相思相愛”というか、そういうチームになったなと。タッグチームは簡単に作れるものじゃないと感じましたね」
中 西「お客さんも俺らの攻防を食い入るように見てたね。もちろん、メインやから爆発的な声援があって嬉しいとは思うけど、この都城のお客さんを(自分たち が)釘付けにしたってことよ。それだけ、次の展開を見落としたら大変なことになる、損したくないという気持ちが人間にはあるからね。お客さんは今日、得し たと思うで」
棚橋「永田、この野郎! でもな、俺たちは並のレスラーじゃないからな! ゼッテェ、ここから盛り返す! スイマセン、金本さん」
金本「ゴメン」
棚橋「何度でも言うぞ。棚橋弘至、俺は並のレスラーじゃねぇから、今日の負けを帳消しにするくらいのデッカイ勝ち星をあげる。デッカイ勝ち星をあげる!!」