ダブルメインイベントⅠ(第8試合)は、 鷹木信悟&内藤哲也&SANADA&高橋ヒロム&BUSHIのL・I・Jフルメンバーが、ノアマットを席巻するユニット“金剛”から選抜された中嶋勝彦&拳王&征矢学&タダスケ&亜烈破と激突する。
中嶋はGHCヘビー級、拳王は同ナショナル王者として出陣。1.5東京ドームにノアが乗り込んだ際に、鷹木は拳王とマイクアピールで火花を散らした。鷹木は過去にシングルで二度敗れている中嶋にも闘志をムキ出し。
そのほか、2016年以来となる内藤と中嶋のひさびさの遭遇や、かつて全日本プロレスで共に活躍したSANADAと征矢の元パートナー対決。さらにヒロム&BUSHIとタダスケ&亜烈破のジュニア同士の攻防など見どころ満載。極上のユニット対決を制するのは果たして?
金剛は覇王、仁王も含めたフルメンバーで、拳王のテーマ曲で花道を進む。拳王はGHCナショナルのベルト、中嶋はGHCヘビーのベルトを携えリングイン。L・I・Jはそれぞれのテーマ曲で登場し、ステージに揃ってからリングへ。最後を歩くのは内藤。ヒロムは『BEST OF THE SUPER Jr.』の優勝トロフィーを手に。
先発を買って出た中嶋は、リングであぐらをかく。L・I・Jはグータッチをかわしてから、内藤が先発で登場。
開始のゴング、内藤は組み合うと見せかけて笑顔を見せて牽制。すると、金剛が一気にL・I・Jに襲いかかり、場外戦に持ち込む。中嶋は内藤に顔面かきむしり。鷹木と拳王はバチバチと殴り合う。
中嶋は内藤をリングに戻してハンマースルー。内藤は踏みとどまり、バックの取り合いからアームホイップ。続いてフライングメイヤーを決めるが、中嶋はヘッドシザーズ。すると内藤は寝転んで右腕を突き上げる。中嶋も寝転んでニヤリ。
ここで金剛が一斉に内藤にストンピングを浴びせる。すかさずL・I・Jがリングに入り、にらみ合う。内藤が「トランキーロ」と呼びかける瞬間、金剛は襲撃を仕掛ける。内藤は場外に回避して「トランキーロ」。
次はヒロムと亜烈破のマッチアップ。胸板への張り手合戦から、ヒロムは逆水平チョップ。だが、亜烈破は顔面に張り手。続いて軽快なロープワークの攻防から、ヒロムがトラースキック。さらにターンバックル・デスバレーボムを狙うも、亜烈破は回避。そして技の読み合いから、亜烈破はティヘラでヒロムを場外に落とし、空中技を狙う。
ヒロムがかわすと、亜烈破は踏みとどまる。すると、ヒロムはセコンドの覇王を鉄柵に叩きつける。これに金剛はいきり立つ。
リング上、亜烈破がヒロムにスワンダイブのミサイルキック。だが、ヒロム&BUSHIが連携の低空ドロップキックで応戦。
次は鷹木が登場。亜烈破をショルダータックルで吹っ飛ばし、ボディスラムで叩きつけるとエルボーを連発。さらにセントーンを見舞う。
鷹木は金剛を挑発しながら、「亜烈破と見せかけて!」と叫んで拳王にエルボー。怒った拳王は鷹木に強烈なキックを連発。だが、鷹木はドラゴンスクリュー。
交代したBUSHIは亜烈破に串刺しエルボー。これはかわされるも、ロープを用いたオーバーヘッドキックからミサイルキックをヒット。さらにフィッシャーマンズスクリューを狙うも、切り抜けた亜烈破は低空ドロップキック。さらに延髄斬り。
これを合図に金剛はBUSHIに対し、エルボードロップを連発。そこに仁王と覇王も加わる。続いてストンピングを乱打。
ここでタダスケがBUSHIのTシャツを剥いでしまう。次は征矢がBUSHIをスリーパーで捕らえ、そのまま持ち上げてスイング。そしてカバーするが、これはカウント2。征矢はBUSHIの背中にエルボーを叩き込み、拳王とスイッチ。
拳王はBUSHIを踏みつけ、内藤を挑発。拳王は内藤に殴りかかるが、すかさず内藤は場外へ。拳王はBUSHIに強烈なキック。
スイッチした中嶋はBUSHIの背中にサッカーボールキック。そして踏みつけてカバーするが、カウントは2。
今度は亜烈破とタダスケがBUSHIに連携の低空ドロップキック。そしてタダスケがBUSHIを踏みつけて「カモン、ベイベー!」と挑発すると、ヒロムが襲いかかる。だが、タダスケは切り抜けて背中に引っかき攻撃。
BUSHIは亜烈破に追走ドロップキック。すると亜烈破は征矢に交代。BUSHIは自軍コーナーに戻ろうとするも、タダスケが捕獲。そして征矢&タダスケはダブル攻撃を狙うも、BUSHIは切り抜けて二人まとめてフランケンシュタイナー。
スイッチしたSANADAは征矢に低空ドロップキック。すかさず拳王と中嶋がSANADAにトレイン攻撃を狙うも、SANADAは切り抜ける。そして中嶋に低空ドロップキック、拳王にドロップキックをお見舞い。さらにSANADAは場外の征矢にプランチャを炸裂し、場内の拍手を煽る。
SANADAは征矢をリングに戻してカバー。これはカウント2。ならばとSANADAは肩に担ぎ上げるが、征矢は回避。そしてバックの取り合いからロープへ。SANADAはリープフロッグを繰り出すも、征矢は空中で捕らえてジャーマン。だが、SANADAは着地してローリングエルボー。征矢もジャンピングラリアットで反撃。
征矢はSANADAを引きずり起こす。SANADAはエルボーを連発するが、征矢は逆水平チョップ一発でダウンを奪う。だが、SANADAはスワンダイブのミサイルキック。征矢はすぐに立ち上がると、技の読み合いからぶっこ抜きブレーンバスターを炸裂。
次は拳王と内藤のマッチアップ。キックの応酬から、激しいエルボー合戦に突入。拳王は強引な首投げから顔面にパンチを連発。ヒロムがカットに入るも、拳王は場外に投げる。すると覇王がさっきのお返しとばかりにヒロムを鉄柵に投げつける。
拳王は内藤の頭部に強烈なキック。そして「日本一、こんなもんか!」と挑発。さらに足払いから背中にフットスタンプ。続いて後頭部にヒザを叩き込んでカバーするが、これはカウント2。
優勢の拳王はブレーンバスターを狙うも、内藤は切り抜けると変形ネックブリーカー。そして両足で首を固める。すかさず金剛がリングに入るも、L・I・Jが食い止める。ヒロムは亜烈破をDで捕獲。
拳王は足でロープエスケープ。内藤は拳王にバックエルボーを連発。そして頭を叩いて「拳王!」と笑みを見せて挑発。内藤は執拗にバックエルボーを浴びせ、グロリアを狙う。
だが、拳王は切り抜けて張り手。そして、内藤のジャンピングエルボーを回避してジャーマン。内藤はすぐに立ち上がり、拳王のキックを切り抜けて延髄斬り。しかし、拳王もオーバーヘッドキックをヒット。
スイッチした中嶋は内藤に串刺しフロントキック。さらに強烈なキック。中嶋はBUSHIとヒロムも蹴りでなぎ倒す。
中嶋は内藤にキックの波状攻撃。そして串刺しフロントキックを決め、顔面に両足を押し当てる。中嶋は内藤にキックを連発。さらに顔面かきむしりからロープへ。
だが、内藤はキックで動きを止め、そこからBUSHIと共に連携の低空ドロップキック。内藤は鷹木にスイッチ。
鷹木は中嶋に串刺しの龍魂ラリアット。さらにブレーンバスターで叩きつけ、「来た、来た、来たー!」と叫ぶ。
ここから中嶋がキック、鷹木がチョップで打撃の応酬。中嶋はキックで押し込み、串刺し攻撃へ。これを鷹木がかわすと、L・I・Jは一気にトレイン攻撃へ。そしてSANADA&BUSHI&ヒロムが中嶋にサンドイッチ式キック。
続いて鷹木が中嶋にバックドロップ。だが、カバーは金剛がカット。すると、鷹木がパンピングボンバーを狙うも、その腕を中嶋がキックで蹴り落とす。そしてバックドロップをお見舞い。
スイッチしたタダスケは地団駄から鷹木にランニングニーをヒット。そして征矢が鷹木にデスバレーボムを見舞い、拳王が蹴暴。続いてタダスケがスワントーンボムを決めてカバーするも、内藤がカット。
するとタダスケは鷹木に地団駄ラリアット。だが、鷹木もパンピングボンバーで応戦。さらに鷹木はバックエルボー、ナックル、そしてDDT。続いてスライディングラリアットを叩き込む。
鷹木は「オイ! オイ! オイ!」と気合いを入れると、タダスケに対してラスト・オブ・ザ・ドラゴンの体勢に。だが、拳王が顔面にキックを叩き込んでカット。
すかさず内藤が拳王に襲い掛かり、低空ドロップキックをヒット。ここから両軍入り乱れる混戦模様に。亜烈破はドロップキックでSANADAとヒロムを吹っ飛ばすと、場外に落ちたヒロム目掛けてノータッチ式トペ・コンヒーロ。するとBUSHIが征矢にトペ・スイシーダをヒット。
リング上、鷹木がタダスケに串刺しパンピングボンバー。そして「カモン・ベイベー!」と挑発。ここから両者は打撃戦。タダスケはグーパンチを叩き込み、ロープへ。だが、鷹木は追走してパンピングボンバー。
続くパンピングボンバーをかわしたタダスケは、ラリアットを炸裂。だが、負けじと鷹木もパンピングボンバー。しかし、カバーはタダスケが意地のキックアウト。
すると鷹木は投げっぱなしのドラゴンスープレックスからスライディングエルボー。そしてパンピングボンバーでなぎ倒してカバーするが、これもタダスケはカウント2で跳ね返す。粘るタダスケだったが、最後は鷹木がラスト・オブ・ザ・ドラゴンで撃沈。ユニットの総力戦はL・I・Jに凱歌が上がった