第1試合ではIWGPジュニアタッグ選手権試合3WAYマッチとして、王者ロビー・イーグルス&タイガーマスク組が石森太二&エル・ファンタズモ組、田口隆祐&ロッキー・ロメロ組を相手に防衛戦を敢行。前日の1.4東京ドームでは、石森&ファンタズモ組と田口&ロッキー組が6人タッグで激突。その試合後、ファンタズモは王座戦に向けて「(必殺技の)サドンデスを決める相手はもちろんタイガーマスク。アイツにとってはニュージャパンプロレスでの最後の試合になるだろう」と必勝を宣言。一方、“69”という数字に強いこだわりを持ち、第69代ジュニアタッグ王者を目指す田口は「明日負けたら私は引退を考えます。それぐらいの気持ちでがんばります」と決意表明。スピーディー&スリリングな三つ巴のジュニアバトル、その火蓋が切って落とされる。
田口&ロッキーは共に“69”と書かれたアイパッチをつけて陽気に登場。石森と共に入場したファンタズモは、コーナー最上段からバク宙を切ってリングイン。着地の際、よろけて“疑惑の右足”を気にするそぶりを見せる。イーグルス&タイガーはベルトを携えて入場。イーグルスは鷲をモチーフとしてマスクを装着。
ファンタズモはゴングを待たずにタイガーにサドンデスをヒット。ここで試合開始のゴング。田口&ロッキーはいきなり石森&ファンタズモとイーグルスにヒップアタックの波状攻撃。
石森&ファンタズモを場外に追いやると、ロッキーはイーグルスの顔面を田口の臀部に打ち付ける。さらにロッキーのトルネードDDTから田口がケツイェをヒット。
さらに田口&ロッキーはダブル攻撃を狙うも、イーグルスは同士打ちを誘って二人まとめてスライディングエルボー。
ここで石森&ファンタズモが襲いかかるが、イーグルスは切り抜けると場外の田口&ロッキーに向けてプランチャ。
そのイーグルスにファンタズモが疑惑の右足でキック。そして石森&ファンタズモはイーグルスの背中に引っかき攻撃を見舞っていく。
続いて石森&ファンタズモはイーグルスに連携のコードブレイカーを狙うも、ロッキーが阻止。だが、ファンタズモが疑惑の右足で、ロッキーの足を踏み潰す。すかさず田口が襲いかかるが、ファンタズモは田口の右手を疑惑の右足で踏みつける拷問攻撃。
優勢のファンタズモは田口の手をつかんでロープウォーク。だが、イーグルスがファンタズモにスワンダイブのフランケンシュタイナー。
続いて田口がイーグルスにハンマースルーを仕掛けるも、その勢いでイーグルスは石森にトペ・コンヒーロをヒット。
すると、田口&ロッキーは三角飛びプランチャを場外の石森とイーグルスに炸裂。
ここでファンタズモもコーナー最上段に上るも、復活したタイガーが捕らえて雪崩式ダブルアームスープレックス。さらにタイガードライバーを決めるも、石森がカット。
ならばとタイガーは石森にケブラドーラ・コンヒーロ。さらに田口&ロッキーにもそれぞれケブラドーラ・コンヒーロを決めて、気合いの雄叫び。
ここからイーグルス&タイガーはロッキーにサンドイッチ式キック。そしてイーグルスがスワンダイブ式の低空ドロップキックからロン・ミラー・スペシャルでロッキーを捕獲。だが、石森がカット。
するとタイガーがファンタズモ、イーグルスが石森を場外に追いやる。そしてロッキーにサンドイッチ式キックを狙うも、ロッキーはかわして同士打ちを誘う。すかさず田口がタイガーにヒップアタックをヒット。
イーグルスがロープに走ると、田口&ロッキーはダブルのヒップアタック。さらにどどん&コードブレイカーの合体攻撃。
今度は石森&ファンタズモがリングに入り、まず石森がハンドスプリング式のスクリューキックで田口を排除。だが、ロッキーが石森&ファンタズモを二人まとめてフランケンシュタイナー。
さらにロッキーはファンタズモを踏み台に、石森にスライスロッキーを狙う。しかし、石森は空中で捕らえ、合体のサイファーウタキ。
続いて石森&ファンタズモはタイガーに合体のスピニングネックブリーカー。さらにファンタズモがスワンダイブのサンダーキス’86をお見舞い。
ここを勝機と見た石森&ファンタズモ。石森がタイガーを捕らえると、ファンタズモがサドンデスを繰り出す。だが、イーグルスがその蹴り足を捕らえ、石森に誤爆させる。
そして石森&ファンタズモとイーグルス&タイガーがファンタズモに集中攻撃。イーグルス&タイガーのサンドイッチ式キックから、ロッキーが張り手。そして田口がケツイェ。
ここで4人がかりでファンタズモを押さえつけ、イーグルスが疑惑のシューズを脱がす。そして中身を確認すると、中に鉛のような金属が入っているのを発見。
それを手にしたレフェリーは、リングアナに説明。するとリングアナはファンタズモの退場を場内に告げる。ファンタズモは取り乱すが、セコンドのヤングライオン3人に引きずり出されて、強制退場に。
リング上は目まぐるしい丸め込みの応酬に。さらに打撃合戦となり、田口がタイガーに突進。しかし、タイガーはオーバー・ザ・トップロープでうまく場外に追いやる。そしてタイガーは田口にトペ・スイシーダをヒット。
リング上、ロッキーのキックを切り抜けたイーグルスはロン・ミラー・スペシャルへ。だが、ロッキーは回避して丸め込みを連発。
切り抜けたイーグルスは、ロッキーの蹴り足を捕らえてターボ・バックパック。ロッキーがカバーを返すと、イーグルスはロン・ミラー・スペシャルで捕獲。そのまま締め上げると、ロッキーはたまらずギブアップ、チャンピオンチームが初防衛に成功した。
試合後、田口は無念の表情でロッキーに近づく。イーグルス&タイガーはベルトを掲げて勝利を誇示。田口は王者チームに再挑戦をアピールしてから退場。