※両選手、レフェリー合意のもと、キャッチレスリングルールからプロレスルールに変更
2017年4月9日に行われたオカダ戦の直後に急性硬膜下血腫と診断され、長期欠場を続けていた柴田が約4年9ヶ月ぶりに復帰。打撃技禁止の“キャッチレスリングルール”が採用される。
まずは“X”と発表されていた対戦相手の入場となり、新日本プロレスLA DOJOで修行中の成田がリングへ入る。続いて柴田の入場となり、場内が大きな拍手に包まれた。
すると柴田は、いきなりマイクを掴み、敢えて自分の頭をコンコンと叩く。そして、「ルール変更しよう。プロレスだ。成田! やれんのか、オイ!!」と成田に呼びかける。これに成田が絶叫して答えると、「よーし!! ゴング鳴らせ!!」と柴田が指示。通常のプロレスルールで試合開始となる。
まずは成田がミドルキックを放ってけん制すると、柴田は鋭いローキックをヒットさせて成田の顔を歪ませる。
そこからグラウンドの攻防となり、柴田がマウントポジションに入る。それを成田が切り返すも、柴田がすぐさま再びマウントを取り、離れ際にストンピングを投下。
続いて柴田はロックアップで押し込むが、成田が体勢を入れ替え、離れ際にチョップを浴びせる。そして、ヘッドロックを極めるが、柴田が体勢を入れ替えてヘッドロックをお返しする。
さらに柴田は、ロープワークでフェイントをかけ、さらにヘッドロックで絞る。そして、ヘッドシザースから逃れてローキックを放つが、成田が身をかわす。
すると柴田は、成田の脚を取ってテイクダウンさせ、足4の字固めで絞り上げる。そして、ニュートラルコーナーでエルボー連打を浴びせて対角コーナーへ走るが、成田が追走式ジャンピングバックエルボーを食らわせる。
その直後、成田はストン連打、踏みつけ攻撃で柴田へ追い討ち。そして、ミドルキック連打からロープへ走るが、柴田がカウンターでマットへ叩きつける。
ここから柴田のペースとなり、串刺しフロントハイキック2連発、エルボー連打、エルボースマッシュ、ストンピング連打、踏みつけ攻撃。そして、串刺し低空ドロップキックからハーフハッチへ繋ぐが、成田がカウント2で肩を上げる。
その直後、柴田は腕ひしぎ逆十字固めを仕掛けるが、成田が体勢を入れ替え、成田スペシャル3号で逆襲。それでも柴田がロープへ手を伸ばすと、膝十字固めで再びロープエスケープさせる。
すると成田は、柴田の膝にエルボースタンプを浴びせ、ロープへ走る。しかし、柴田がカウンターキチンシンクで吹き飛ばし、ローリングソバットから強烈なミドルキックを食らわせる。
これで成田は場外へ落ちるが、柴田がリングへ押し戻し、エプロンからロープ越しにスリーパーホールドを極める。
それでも成田はカウンターフロントスープレックスを仕掛け、抵抗した柴田にヘッドバットを連発していく。そして、コブラツイストの体勢に入るも、柴田が切り返して反対にコブラツイストを極める。
苦しくなった成田がトップロープへ手を伸ばすと、柴田はガラ空きのボディにニーリフトを見舞い、バックドロップで叩きつける。そして、そのまま左手で成田の右手首を掴み、右手で胸板へチョップを浴びせる。
さらに柴田は成田の手首を離さず、強烈なローキックを胸板へ連発。そして、フロントハイキックからフォールにいくが、成田はカウント1で跳ね返す。
その直後、柴田はショートレンジラリアットからフォールするが、キックアウトした成田が膝を狙ってエルボースタンプを連打。
さらに成田は、ローキック連打から左右のミドルキックを浴びせ、キックのコンビネーションを繰り出す。だが、柴田が上半身をガードし、ローキックを連発して逆転。
それでも成田はミドルキックを放つが、柴田が蹴り脚をキャッチして張り手をお見舞い。そして、スリーパーホールドで成田をひざまずかせると、最後はPKからの片エビ固めで3カウントを奪取した。
試合後、柴田は自ら成田へ近寄って抱き起こす。そして、2人は抱き合い、柴田が成田の背中を平手で静かに叩いた。
その後、柴田は勝ち名乗りを受けてリングを降りる。そして、花道の途中で振り返ると、リングへ向かって一礼した。