NJPW連合軍とTEAM FILTHYが激突する6人タッグマッチ。エピソード68の対抗戦では、突如として現れた謎のブラックタイガーが元ブラックタイガーのロメロを襲撃するという事件が勃発した。
ロメロ対アイザックスで試合が始まるも、直後に控えのブラックがロメロを襲撃。ロープ際のラリアットで場外へ転落させると、TEAM FILTHYが一斉に襲いかかる。
それでもロメロがトペスイシーダでブラックに逆襲し、ジャンピングニードロップで追い討ち。ここから連合軍がブラックを捕まえ、集中攻撃を開始。連続でセントーンを食らわせ、ダメージを蓄積させる。
ところが、ブラックが顔面パンチで逆襲し、直後にアイザックスが首をトップロープへ打ちつける。そして、セコンドのジョレル・ネルソンも介入し、狙い撃ちされたロメロは完全に孤立してしまう。
しかしロメロは、クレイトスの串刺し攻撃を回避し、ようやく赤コーナーへ帰還。タッチを受けたジュースが、顔面パンチ連打、逆水平チョップ、ショートレンジドロップキックをクレイトスに食らわせる。
その後、ジュースはファイヤーマンズキャリーでクレイトスを担ぐが、ブラックが妨害。だが、ジュースがカウンタースパインバスターで叩きつけ、フィンレーと替わる。
ここからジュース&フィンレーが合体攻撃を連発し、クレイトスを圧倒。だが、クレイトスは合体河津落としを回避し、フィンレーにラリアット、ジュースにシットダウン式パワーボムで報復。
ロメロ対ブラックとなり、ロメロが逆水平チョップ&エルボー連打からフォーエバーラリアットを開始。しかし、ブラックが身をかわし、アイザックスが串刺しラリアット、クレイトスが串刺しボディアタックを食らわせる。
さらに、ネルソンが串刺しダブルニーアタックでロメロに追撃し、ブラックがフィッシャーマン式ネックブリーカーで続く。一方、ジュース&フィンレーは2人同時にプランチャを繰り出し、クレイトス&アイザックスを分断する。
するとロメロは飛びつき腕ひしぎ逆十字固めを仕掛けるが、ブラックがディフェンスして膝十字固め。だが、ロメロはカサドーラで流れを変え、ショートレンジ、ジャンピングニーアタック、顔面パンチ、その場飛びスライスロッキーと畳み掛ける。
続いてロメロは(正調)スライスロッキーを狙うが、ブラックが切り返し、暗闇脳天で追撃。そして最後は、タイガードライバーからのエビ固めで3カウントを奪った。
試合後は乱闘が巻き起こり、TEAM FILTHYがNJPW連合軍をリング上から排除した。
【試合後コメント】
クレイトス「FILTHYだったな」
アイザックス「俺たちの勝ちだ」
クレイトス「今日はこいつのおかげだな」
アイザックス「こっちに来てくれ」
ネルソン「レジェンド!」
クレイトス「レジェンドのお出ましだ」
ブラック「……(※無言でクレイトスたちとハイタッチ)」
アイザックス「調子はどうだ?」
ネルソン「クレイトス、言ってやれ」
クレイトス「トムからこいつをTEAM FILTHYに入れると聞いたときから、技術もあって忠実なヤツであることはわかっていた。そして、今日はここにいるこいつがロッキー・ロメロを頭からリングに叩きつけたんだ。FILTHYだっただろ?」
アイザックス「ロッキーの頭が心配だ。これからブラックタイガーとは慎重に接するようにしないとな。それからフィンジュース、俺たちのことを下に見ていたようだが、負けたのはお前たちだったな。そしてスペシャルゲストは今日No.1のマネージャーだった俺の相棒だ」
クレイトス「この肉体を見てみろ」
アイザックス「ロッキーなんかよりも断然イケてるな。ステップを踏め!」
ネルソン「ひとつだけ言っておこう。俺よりイケてるヤツはこの3人しかいない。こいつらがいい仕事をしてくれた。行こうぜ!」
アイザックス「FILTHYだな」
ネルソン「最高だぜ」
ロメロ「フィラデルフィアでやったことが面白いとでも思っているのか? 少しだけ笑えたな。あのブラックタイガーの格好をしたかわいいヤツはいったい誰なんだろうな。そのかわいいマスクを脱いで、お前の正体を晒しやがれ! だが、俺にはわかっているぞ。体型、声、笑顔、闘い方。マスクの下が誰であるかはわかりきっている。しかし、そんなことはどうでもいい。俺と駆け引きがしたいんだろ? 俺は駆け引きが得意なんだよ。俺は“キング・オブ・スニーキースタイル”なんだ! 俺はロッキー・“アスーカ”・ロメロ。IWGPジュニアタッグ王座を8度、ブラックタイガーとしてIWGPジュニア王座を1度、そして、元CMLL世界スーパーライト級王者だ。そして、俺こそが“元”ブラックタイガーであり、“本物”のブラックタイガーだ。(※日本語で)“クラヤミノトラ”デス! お前の正体を暴いてやる。恥をかくのはお前のほうだ。そして、最後に笑っているのはこの俺だ」
※ジュース&フィンレーはノーコメント