第3試合開始前、新日本プロレスLA DOJOのゲイブリエル・キッドが登場し、マイクアピールを開始。
キッド「カリフォルニア州リバーサイドに行く。『NJPW STRONG,DETONATION』。俺の対戦相手は決まってないけど、ひとつ気になったことがある。ジョナサン・グレシャムはさっきいい試合をした。コグリンを相手にいい試合だった。ジョナサンがリバーサイドに来るかわからないけど、いまここにいるから出てこいよ」
ここでグレシャムが登場し、キッドが言葉を続ける。
キッド「まずは俺からひとこと言わせてくれ。プロレスラーとして、お前のことをリスペクトしている。お前がいまやっていること、ROHでやってきたこと。俺が常に追い求めていた純粋なレスリングスタイルを思い出させてくれた。本当に称賛すべきだ。しかし、俺とリングに上がり、イギリス人のレスラーに勝とうと思うならば、スティーブ・グレイのテープをもう何本か見なければならないな。で、どうする、ジョン? リバーサイドでオレと対戦するか?」
これに対し、グレシャムが返答。
グレシャム「それはまだ決まってない話だろう。まだ一線を越えてはいない。でも、知っておいてほしいことがある。後ろで見ていて思ったんだ。正直に言うと、俺がここで面白いことをしようとしているわけではないのだが…お前はいったい誰なんだ!? 侮辱してるワケじゃない。俺が新日本プロレスに注目していなかったからだ。しかし、俺は今日ここにいる。俺はコグリンと対戦したが、アイツはとても有望だ。あいつはお前のトレーニングパートナーだから、お前も同じくらいの実力を持っているのだろう。もしかしたらあいつよりも強いかもな。そんなわけで、お前の挑戦をよろこんで受けよう。俺は皆さんとゲイブへ最後に言いたい。お前たちにわかっていてもらいたいことがある。長いあいだ、誰も俺にチャンスを与えようとしなかったのは、俺の外見のせいなんだ。わかるか!? 俺は、世界最高のプロレスラーになるために、日本、イギリス、ドイツ、メキシコなど、世界中の道場やスクールでトレーニングを行い、非常に厳しい闘いをしてきた。俺はレジェンドたちと闘ってきた。世界最高のレスラーたちと闘ってきた。そしてLAでは、ゲイブ、お前は世界最高の生粋なプロレスラーとリングに立つことになる。幸運を祈ってるよ」
ここでグレシャムはキッドと握手をかわして退場。そして、キッドが改めてマイクアピールを行ない、ファンへメッセージを贈った。
キッド「最後にもうひとつ言わせてくれ。ここに来てる人だって…この1年はとても辛かったと思う。みんなそうだった。辛い思いをしている人がいたら、聞いてくれ。俺も同じだった。でも1人で頑張ろうとするな。友達や家族、寄り添える人が必ずいる。誰かと話したければ、その人と話せばいいんだ。大丈夫だ。前に進もうぜ。ロスで会おう」
NEW JAPAN SHOWDOWN 2021
- 日時
- 2021年11月28日(日) 開場 10:00 (JST)開始
- 会場
- アメリカ・2300Arena(ペンシルバニア州フィラデルフィア)