2019年11月のアメリカ大会で新日本プロレスへ初登場したゼインが、約1年ぶりに『NJPW STRONG』へ復帰。今回が初参戦となるダイバリとシングルマッチで対決。
試合開始直後、ロックアップからダイバリがゼインをコーナーへ押し込み、クリーンブレイク。そして、腕を固めていくが、ゼインが切り返して投げ飛ばす。
さらにゼインは、ダイバリのリープフロッグを潰し、サードロープの反動を利用したダブルニードロップを投下。さらに、捻りを加えたローリングセントーンで押し潰す。
これでペースを掴んだゼインは、スリーパーホールドからヘッドロックで絞る。しかし、ダイバリがカウンターキチンシンクで挽回し、ドロップキックで顔面を撃ち抜く。
さらにダイバリは、逆水平チョップ連打からゼインをセカンドロープへ絡め、後頭部へギロチンドロップを落とす。そして、逆水平チョップ&ハンマーブロー連打、変型リバースDDTなどで追撃。
だが、ゼインはフライングラリアットの相打ちへ持ち込み、ローリングラリアットで逆転に成功。さらに、ローリングギロチンドロップを後頭部へ食らわせる。
しかしダイバリは、逆水平チョップを連発して巻き返し、飛びつきネックブリーカーをお見舞い。そして、リストクラッチ式DDTでゼインの脳天をマットへ突き刺す。
するとゼインは、オーバーヘッドキックでダイバリを場外へ落とし、変型ラ・ケブラーダを敢行。そして、赤コーナー最上段へのぼったダイバリを飛びつき雪崩式フランケンシュタイナーで叩きつける。
ゼインの攻勢は続き、ローリング式フェースクラッシャーで追撃。しかし、ダイバリがゼインの腕を固め、ショートレンジラリアットでなぎ倒す。
続いてダイバリは入場時に持ち込んだ絨毯を広げてダイビングボディプレスを放つが、ゼインがかわして自爆させる。そして、一気にTACOドライバーを炸裂させ、3カウントを奪った。
試合後、ゼインは自らダイバリへ握手を求め、手を挙げて健闘を称えた。
【試合後コメント】
ゼイン「アリヤ・ダイバリ、お前との対戦は今日が初めてじゃないし、また対戦することになるだろう。そして今日、新日本プロレスのリングで初めてお前と対戦した。新日本のトップに駆け上がるための階段の第1歩として、お前を倒した。パンデミックやその他の理由で、1年ぶりの新日本復帰となる俺にとっては大きな勝利だった。アリヤ・ダイバリ、お前とは何度も闘ってきた。そして、俺がまだ闘ったことのない相手は、階段のさらに上のほうにいる相手だ。お前との対戦ももうすぐだな、ウィル・オスプレイ。階段の1番上で、俺の持つすべてを、そして俺の持つすべてのフレーバーの“ソース”を味わうことになるんだ。今回はシナモンツイストはお預けだな。1年前に新日本に参戦していたときの俺と、お前と対戦するいまの俺は違うぞ。お前もそうだろうけどな」
ダイバリ「新日本デビュー戦を自分の思ったとおりの結果で終わることができなかった。アレックス・ゼイン相手に負けてしまったが、あいつはいい選手だった。少しモヤモヤして気がかりなことがある。控室へ入ったとき、ほかの選手たちが俺のことをジロジロ見ていた。そこで俺が“あの団体”から来たからだと気づいたんだ。汚い手を使うことに関しては、少しは定評があると思っている。パイプイスで相手を叩いたこともある。だけど、いまの俺はただ新しい環境に馴染もうとしているだけなんだ。プロレスというものを真剣勝負と捉えていない団体もある。そんなのクソ食らえだ。だが、新日本プロレスではそんなことはない。俺は変わりたい。変われることを証明したいんだ。一晩で変わるとは言わない。そんなことは不可能だから。だが、この団体の環境で、変わり始めることができるとアリヤ・ダイバリは信じている。ありがとう」
NEW JAPAN SHOWDOWN 2021
- 日時
- 2021年11月14日(日) 開場 10:00 (JST)開始
- 会場
- 非公開
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第1試合 20分1本勝負