メインでは高橋ヒロム(3勝2敗1分け)とエル・ファンタズモ(2勝4敗)が激突。。両者は今年の1.4東京ドームで、『BOSJ 27』優勝者vs『SUPER J-CUP 2020』という図式で対戦し、ヒロムが一瞬の丸め込みで辛勝。ファンタズモにとっては今回、ようやく訪れたリベンジの機会となる。
ヒロムは入場時に『BOSJ攻略本』を披露。ファンタズモのページには「才能の無駄遣い」と書かれている。ゴング前、ヒロムはレフェリーに対し、「ちゃんと見ろよ、中を見ろよ」と、ファンタズモの疑問の右足をチェックするよう要求。ファンも手拍子で後押し、ファンタズモは仕方なくシューズを脱ぐ。そして、レフェリーがチェックし、ヒロムもシューズの中を入念に調べる。だが、とくに異常は見つからず、ヒロムは「アイム・ソーリー」とファンタズモにシューズを返す。
ファンタズモがシューズを履いたところで試合開始のゴング。ファンタズモはヒロムに対し、「シューズに謝れ」と要求。ヒロムはシューズに「アイム・ソーリー」と声をかける。すると、ファンタズモは「頭を下げてゴメンナサイを言え」とさらなる謝罪を求める。
ヒロムが「ごめんなさい」と頭を下げると、すかさずファンタズモは背中に引っかき攻撃。そしてヘッドロック。続いてロープワークの攻防と思いきや、ファンタズモはフレアーウォークからロープを用いてトンボを切り、得意のポーズを披露。
ヒロムは一旦リングを下りるが、ファンタズモが追いかける。するとすばやくヒロムはリングに戻って、相手のお株を奪うウォーキング。
ここからすばやいロープワークの攻防となり、技の読み合いからヒロムが丸め込みを連発。ファンタズモは切り抜けると場外へ。
するとヒロムは空中技と見せかけ、エプロンへ。そしてショットガンドロップキックを狙うも、逆にファンタズモが足にキックを見舞う。
ファンタズモは鉄柵を用いてヒロムの左腕を痛めつける。さらに執拗に腕にニーを打ち付けてから、肩を鉄柱に叩きつけるダーティーファイト。
ファンタズモはヒロムの左腕をエプロンに叩きつける。そして戦場をリングに戻すと背中を引っかいていく。そして右足でヒロムの首元を踏みつける。
ファンタズモはヒロムに逆水平チョップ。だが、ヒロムも張り手で応戦。するとファンタズモはフィンガーロックの状態からロープウォーク。そしてジャンプし、背中を引っ掻いていく。
続いてファンタズモはアームブリーカーの連発からサーフボードストレッチ。そしてチンロック、スリーパーでスタミナを削っていく。
ヒロムはバックエルボーで切り抜けるが、ファンタズモは右足でヒロムの足を踏みつける。
ヒロムは打撃で応戦し、ロープを用いて喉を痛めつける。さらにロープワークの攻防で、ハサミワザをお見舞い。
そしてヒロムは串刺しラリアットから低空ドロップキックでファンタズモを場外に落とす。続いて今度こそショットガンドロップキックでファンタズモを吹っ飛ばす。ヒロムはファンタズモをリングに戻すと、ファルコンアローで叩きつけてカバー。これはカウント2。
ヒロムはファンタズモを肩に担ぐが、これを脱出したファンタズモはセカンドロープからフライングクロスボディ、さらにライオンサルトの連続攻撃。
続いてファンタズモはマンハッタン・ドロップからボディスラム。そしてセカンドロープからフォアアームを落とす。
ここでファンタズモはサドンデスの体勢に。だが、ヒロムはかわしてトラースキック。ファンタズモも延髄斬りで応戦。
そしてファンタズモは突進するが、ヒロムは飛びついてDで捕獲。ファンタズモは持ち上げるが、ヒロムは回避してエルボー連発。
続くブレーンバスターをファンタズモは切り抜けると、脇固めからYes Lockに連携。ヒロムがロープに逃れようとすると、ファンタズモはリング中央に運んで再度Yes Lock。ヒロムは足をなんとかロープにかける。
ならばとファンタズモは串刺しエルボー。さらに追撃の串刺し攻撃を狙うが、ヒロムはカウンターのフロントスープレックスでコーナーに打ち付ける。
ここから両者は激しいエルボーの応酬。ファンタズモはヒザ蹴りを食らわすが、ヒロムはエルボーを叩き込み、ロープへ。するとファンタズモは疑惑の右足でカウンターのトラースキック。
だが、ヒロムはニヤリを笑い、顔面に打ち込めと挑発。すかさずファンタズモがトラースキックを顔面に炸裂させるが、ヒロムはよろめきながらも倒れず。
そしてヒロムは雄叫びを上げてラリアットを狙うが、ファンタズモがかわすとレフェリーに誤爆。たまらずレフェリーは昏倒してしまう。
ここでファンタズモはヒロムにローブロー。そして右足のシューズを脱いで、リング下に潜って何やら作業。そして出てくると、あらためてシューズを履く。
ファンタズモはリングに戻り、場外のレフェリーに「ゲラップ!」と起きるよう促してから、疑惑の右足でリズムを取る。そしてヒロムにサドンデスを放つが、ヒロムは切り抜けてトラースキック。さらにショートレンジのヒロムちゃんボンバー。
続いてヒロムはターンバックル・デスバレーボムを決め、雄叫びからTIME BOMB IIを狙うが、ファンタズモは切り抜ける。すかさずヒロムはビクトリー・ロイヤルの体勢に入るが、これもファンタズモは回避。
そしてファンタズモはスピニングネックブリーカーを狙う。だが、ヒロムは切り抜けてヘッドバット。そして旋回式のダイナマイト・プランジャーから気合いの雄叫び。
ヒロムはビクトリー・ロイヤルを決めてカバーするが、ファンタズモはカウント2でキックアウト。ならばとヒロムはTIME BOMB IIを狙うも、ファンタズモは切り抜けて背中に引っかき攻撃。。
そしてファンタズモはスピニングネックブリーカーを炸裂。続いてファンタズモはVトリガーを狙うも、ヒロムはかわしてジャーマンスープレックス。だが、ファンタズモはすぐに立ち上がりVトリガー二連発。
続いてファンタズモは片翼の天使を狙うが、切り抜けたヒロムはTIME BOMBへ。これを回避したファンタズモはスタイルズクラッシュ。しかし、カバーはカウント3寸前でヒロムがキックアウト。
ファンタズモはヒロムを引きずり起こし、もう一度片翼の天使を狙う。だが、ファンタズモは躊躇し、CRⅡの体勢に。ヒロムはウラカン・ラナで返すが、これはカウント2。
ここから二人はラリアットの相打ち。ファンタズモはもう一度ラリアットを繰り出すが、切り抜けたヒロムはトラースキックをヒット。
ヒロムは雄叫びを上げ、ヒロムちゃんボンバーを炸裂。そしてファンタズモを引きずり起こすが、ファンタズモは一瞬のスキをついてサドンデス。すかさずカバーすると、なんと3カウントを奪取。ファンタズモが疑惑の右足で3勝目をもぎ取った。