第6試合はエル・デスペラード(3勝2敗1分け)と金丸義信(4勝2敗)の注目の鈴木軍同門対決。両者は18年の『BOSJ』で対戦し、セコンドのタイチやTAKAみちのくも介入する乱戦の末、金丸がリングアウト勝ち。それ以来となる対戦で、パートナーとして信頼しあう両者はどのような戦いを繰り広げるのか?
IWGPジュニアヘビーのベルトを携えたデスペラードは、待望の対決に心躍るのか、すばやくリングイン。
開始のゴング、デスペラードは握手の手を差し出す。すると金丸は「オマエに勝ち点やるからよ、このまま決勝進め」と、リングを下りる。そして「カウント入れろ」とレフェリーに促す。
場外カウントが進む中、デスペラードもリングを下りる。そして「ちゃんとやりましょうよ、ねえ?」と金丸を説得。
カウントが進む中、デスペラードは渋々と先にカウント15でリングに戻ろうとする。すると、金丸はバックドロップから襲いかかり、デスペラードを鉄柵に打ち付け、すばやくリングに戻る。デスペラードはカウント19でギリギリ、リングに生還。
騙し討ちを見せた金丸は、今度は執拗にカバーを連発するが、デスペラードはなんとか切り抜ける。続いて金丸はヘッドロック。デスペラードはハンマースローを狙うも、金丸はヘッドロックを離さず、ジリジリと締め上げてスタミナを削っていく。
デスペラードは足を踏み潰して回避。そしてロープに走るが、金丸はヘッドロック。デスペラードはバックドロップを狙うが、金丸は着地してしつこくヘッドロック。
続いて金丸はアームホイップ。デスペラードもアームホイップを繰り出すが、金丸はかわしてヘッドロック。
そのまま金丸は場外に下りるが、デスペラードは顔面かきむしりで切り抜ける。そして金丸を鉄柱に叩きつける。続いて鉄柵にハンマースローを仕掛けるが、逆に金丸が投げつけ、場外フロアでDDTを炸裂。ここで金丸はリングに戻る。
デスペラードはカウント13でリングにフラフラと生還。すると金丸はフライングヘッドシザーズ。そしてグラウンドで締め上げていく。
デスペラードはなんとか脱出すると、レッグロック。そしてヘッドロックを狙うも、逆に金丸がスキをついてヘッドロック。ここからネックロックにつなぎ、ヒザ蹴りを叩き込む。
デスペラードは切り抜けてフライングメイヤー。しかし、金丸もフライングメイヤーを返し首4の字。デスペラードは足で必死にロープエスケープ。
デスペラードは打撃で応戦し、バックドロップをお見舞い。そして串刺し攻撃を狙うが、金丸はキックで迎撃。だが、デスペラードは切り抜け、ヒザに低空ドロップキック。すかさずマフラーホールドを狙うが、金丸はロープエスケープ。
するとデスペラードはドラゴンスクリュー。そして4の字固めにつなぐ。金丸はうめき声をあげながら、必死にロープに手をかける。
デスペラードは金丸のヒザを蹴り付け、引きずり起こすとニークラッシャーを狙う。金丸は切り抜けると、ロープワークの攻防から旋回式のDDTをお見舞い。
金丸はブレーンバスターの体勢に入るが、デスペラードは切り抜けてエルボー。そしてロープに走るも、金丸はレフェリーを盾にし、スキをついて延髄斬り。
だが、この動きを読んだデスペラードはマフラーホールドへ。しかし、金丸は巧みに丸め込む。
デスペラードは跳ね返すと、レフェリーを突き飛ばしてから低空ドロップキック。これを金丸はかわして、逆に低空ドロップキックを食らわす。
金丸はブリティッシュフォールからカバーするがカウントは2。ならばと金丸はボディスラムで叩きつけ、ムーンサルトプレスをお見舞い。だが、デスペラードはカウント2で何とかはね返す。
金丸はデスペラードを引きずり起こし、タッチアウトを狙う。しかし、デスペラードは回避し、スパインバスターをお見舞い。続いてギターラ・デ・アンヘルにつないでカバーするが、金丸はカウント2でキックアウト。
デスペラードはフィニッシュを予告するが、金丸はスキをついてサムソンクラッチ。デスペラードは切り返すと、技の読み合いからピンチェ・ロコへ。しかし、金丸ははねのけてジャックナイフ式エビ固め。
これを返したデスペラードは、一気にピンチェ・ロコを炸裂。この一撃で3カウントを奪取した。
試合後、デスペラードは「やったー!」とガッツポーズ。そしてダウンしている金丸に近づき、拳を付き合わせた。