第4試合はマスター・ワト(2勝3敗)vsYOH(1勝4敗)。ワトはデビュー戦の相手であるYOHと、昨年6月に凱旋して以降、これがシングル初遭遇。新日本の生え抜き同士、興味深い一戦だ。11.24後楽園で公式戦初勝利を収めたYOHとしては、ここから巻き返しをはかりたいところ。
開始のゴング、まずはリストの取り合いから、YOHが足を刈ってレッグロック。ワトは腕ひしぎ逆十字で返そうとするが、YOHも切り抜け、両者は一旦離れる。
次はワトがヘッドロックで捕らえるが、YOHは回避してグラウンドに持ち込む。だが、ワトがレッグロックで捕獲。これはYOHがロープエスケープ。
ワトは手四つで組み合うと見せかけ、キックの連打。そしてエルボーの連発から串刺し攻撃を狙う。YOHは切り抜けると、ロープワークの攻防からカニバサミ。そして低空ドロップキックを狙うも、ワトは切り抜けてキックのコンビネーション。
ワトはYOHを起こすとハンマースロー。だが、YOHは切り返してドロップキックをヒット。ワトが場外に落ちると、YOHはプランチャを決め、雄叫びを上げる。
YOHはワトをリングに戻し、ネックブリーカードロップからカバー。だが、ワトはカウント2でキックアウト。するとYOHは首筋にエルボーを落とし、串刺しエルボー。さらにリストをつかんでエルボーを叩き込みカバーへ。
ワトが返すと、YOHは首4の字固めを決める。ワトは足でロープエスケープ。劣勢のワトだったが、スキをついてエルボー。そしてYOHの串刺し攻撃を逃れ、ティヘラで場外に追いやると、トルニージョを炸裂。
ワトはYOHをリングに戻し、スワンダイブのエルボーをヒット。ワトは雄叫びを上げ、キックのコンビネーション。最後はトラースキックでダウンを奪ってカバーするも、YOHはカウント2でキックアウト。
ワトはYOHを引きずり起こし、レシエントメンテを狙う。YOHは切り抜けるが、ワトはヒザ蹴りからブラジリアンキック。そして旋風脚を放つも、YOHはその足をつかんで逆回転のドラゴンスクリュー。そしてスターゲイザーを決めるも、ワトは必死にロープエスケープ。
YOHはワトのヒザに低空ドロップキックを見舞い、ファルコンアローへ。ワトは逃れるも、着地で足を痛めてしまう。するとYOHはファルコンアローを炸裂。
そしてYOHはバックを取りドラゴンスープレックスを狙うも、ワトはエビ固めで切り返す。さらに首固めを決め、YOHが跳ね返すと、蹴りを繰り出す。YOHはその足を捕らえてドラゴンスクリューを狙うも、こらえたワトはそのまま押さえ込む。これはカウント2でYOHがキックアウト。
そしてYOHはロープに走るが、ワトはカウンターの零戦キック。ここから両者はエルボー合戦に突入。YOHはワンツーエルボーからヒザにキック。続いて打撃の読み合いからワトがソバット。続くハイキックをYOHはバク転でかわし、ローリングエルボーをヒット。そしてジャーマンスープレックスを決めるが、ワトはカウント2でキックアウト。
するとYOHは気合いの雄叫びを上げ、DIRECT DRIVEの体勢に。だが、切り抜けたワトは強烈なハイキック一閃。そしてレシエントメンテを決めてカバーするも、YOHはカウント2でなんとかキックアウト。
ならばとワトはとどめのRPPを狙ってコーナー最上段に上るが、YOHが捕らえて雪崩式攻撃を狙う。ワトは突き落とすも、YOHは下からキックで動きを止め、雪崩式ブレーンバスター。
そのままYOHはクラッチを離さずに持ち上げるが、ワトは切り抜けて突進。YOHはワトをエプロンに追いやるも、ワトはジャンピングキックを炸裂。
そしてワトはスワンダイブで飛びかかるが、YOHはカウンターのトラースキック。そしてファルコンアロー式の牛殺しから、ついにDIRECT DRIVEを炸裂。この一撃でYOHが2勝目をゲットした。