第5試合の公式戦は首位を独走するSHO(6勝1敗)とエル・ファンタズモ(3勝4敗)が対決。狡猾なインサイドワークを武器とする両者だけに、一瞬の気も抜けない戦いとなりそうだ。BULLET同門対決を制するのは?
ファンタズモは入場するとコーナーからバク宙。しかし、着地の際に右足を痛めたのか、苦悶の表情を浮かべる。SHOは不気味な笑みを浮かべながら、NEVER6人タッグのベルトを携え入場。
ゴング前、SHOはToo Sweetサインを要求。すると、ファンタズモは「ユー、フェイクBULLET CLUB」と返す。すると、SHOは「ズモちゃん、優勝するのは俺なんだよ、勝ちを譲って」と要求。
ここから翻訳のスタッフを通した応戦に。ファンタズモの返答は「オレのかわいい尻にキスしやがれ。今日の2点だけじゃなく、オマエの女を寄越せ」と腰クネポーズ。すると、SHOは「正々堂々戦おう」と伝えさせる。
ようやく開始のゴング、SHOのToo Sweetサインに対し、ファンタズモは応える。だが、SHOはいきなりスネークバイト。慌ててファンタズモは足をロープにかけてブレイク。
続いてロープワークの攻防となり、ファンタズモがジャンピングニー。さらにその場飛びムーンサルトプレスを決める。
ファンタズモはSHOの頭部にリズムカルにナックルを落とす。これをコーナーを変えながら展開。だが、四つ目のコーナーで、SHOがファンタズモを場外に落とす。
SHOは場外でフィンガーロックを決める。そしてターンバックルを用いてアームロック。
SHOは先にリングに戻り、ファンタズモはカウント8でリングに生還。するとSHOは両足でファンタズモの首元を踏みつけるラフファイト。そしてカバーするが、ファンタズモはカウント2でキックアウト。SHOは佐藤レフェリーに「遅い!」と文句。
続いてSHOは顔面かきむしり。レフェリーが止めに入るとSHOは「早い!」と苦情。劣勢のファンタズモだったが身軽な動きでセカンドロープからサンセットフリップ。さらにライオンサルトを決める。
ファンタズモは突進してきたSHOにマンハッタン・ドロップ。さらにボディスラムで叩きつけ、コーナーからフォアアームを落とす。
続いてファンタズモは足踏みでリズムを取り、サドンデスへ。だが、SHOはその蹴り足を受け止める。そして腕を掴んだまま胸板と背中にキックを連打。
さらにSHOはショックアローを狙うも、ファンタズモは回避し、横入り式エビ固めへ。続いて首固め、逆さ押さえ込み。
切り抜けたSHOは、突進してきたファンタズモにレフェリーを突き飛ばす。ファンタズモがリープフロッグでかわすと、SHOはファンタズモにスピアーを炸裂。そしてカバーするが、ファンタズモはカウント2でキックアウト。
SHOは弓を引くポーズからショックアローの体勢に。だが、ファンタズモはショルダースルー。そしてスタイルズクラッシュの体勢から、そのまま前方に叩きつけるのではなく、後頭部から落とす。
しかし、SHOもスキをついてスネークバイトで捕獲。これはファンタズモが足でロープエスケープ。
するとSHOはジャーマンスープレックスを狙うが、ファンタズモはバックエルボーで切り抜ける。ならばとSHOはファンタズモをレフェリーに向けてハンマースロー。だが、ファンタズモは寸前で踏みとどまる。
しつこくSHOはファンタズモをレフェリーに突き飛ばすが、レフェリーはジャンプしてかわす。
今度はSHOはレフェリーを突き飛ばすも、ファンタズモは腕を絡ませ、回転した勢いでSHOにスピアー。だが、カバーはSHOがカウント2でキックアウト。
ならばとファンタズモはCRⅡを狙うも、SHOはショルダースルー。そして技の読み合いから、互いにサミング。そして互の髪をつかみ合う。続いて互いの乳首をつまみ合うが、これはレフェリーが制止に入る。
そしてファンタズモはフィンガーロックからロープウォーク。しかし、SHOはリングに落とす。巻き添えを食いそうになったレフェリーが場外に転落すると、そのスキをついてSHOはレンチで襲いかかる。だが、ファンタズモはかわしてサドンデスを急所にお見舞い。
さらにファンタズモは追撃のサドンデスを狙うが、SHOは股間を押さえて悶絶。ここでレフェリーはSHOに確認してから、ゴングを要請。試合裁定はなんとファンタズモのギブアップ勝ち。ファンタズモが4勝目をゲットした。