第5試合で行なわれる『BOSJ28』公式戦は5勝4敗(勝ち点10)の石森太二と、現在6勝3敗(勝ち点12)で首位に立つSHOのBULLET CLUBの同門対決。SHOの地元である宇和島市は会場のある八幡浜市の近隣。準ご当地の八幡浜で実力者・石森を破って独走を保てるか?
ゴングが鳴るとSHOは石森に「お願い、お願い。首位なの。優勝するんでポイントくださいよ」と手をあわせて懇願し始める。すると石森は「しょうがねえな」と寝転がり、SHOはフォールに行く。
しかし、石森はカウント2でキックアウト。もう一度やり直しをすると、今度は石森はスモールパッケージ。さらにサミングからパンチを食らわせる。そして得意のロープ間の動きからスワンダイブのヒッププレスを投下だ。
たまらずSHOが場外に落ちると、鉄柵の上に土手っ腹から落とし、リングに戻るとコーナーパットを外してしまう。そしてSHOが戻ってくるとハンマーロックの状態で叩きつけてダメージを与えていく。
悲鳴を上げるSHOに石森は容赦なく襲いかかるが、SHOはロープに振られたところを場外にするりと逃亡。セコンドのヤングライオンを石森にぶつけ、続けて鉄柵攻撃だ。「コイツ、嘘ついたんだよ!」と怒りのSHOは鉄柵を使ったハンマーロックで石森の左腕を固め、鉄柵を蹴り飛ばしながらダメージを与えていく。
さらに石森が戻ってくると先程のお返しとばかりにハンマーロックで固めたまま金具が剥き出しのコーナーに叩きつける。そしてコーナーに追い込むと顔面を踏みつけ、さらにアームブリーカーで追撃だ。
しかし、石森もロープに飛ばされたところをハンドスプリング式のレッグラリアットで反撃。SHOをロープに引っ掛けてスライディングジャーマンを食らわせ、さらにSHOを左肩から鉄柱に叩きつける。
だが、SHOはロープに走った石森をレフェリーを盾にして防御。死角をついてスピアーを食らわせると、ダメージを与えてきた左腕を蹴り上げる。そしてアームロックに捕獲したSHO。石森の左腕を捻りながら固定するとキックを連打していく。
そしてトドメのショックアローへ。だが、石森はこれを体勢を入れ替えて、SHOを逆さの状態で捕獲。サイファーウタキを炸裂させる。そして、ブラディークロス狙い。これを許さないSHOはショックアローへと切り返す。お互いが必殺技を仕掛け合う中、SHOはバックを奪って、レフェリーのいる方向に石森をプッシュ。レフェリーはコーナーの金具と石森に挟まれてダウンしてしまう。
しかし石森もすぐに息を吹き返してジャンピングニーアタック。そしてNEVER6人タッグのベルトを持ち出すとSHOにパス。自分は悲鳴を上げてやられたふりをする。これにSHOが困惑している隙きを突いてスクールボーイだ。
SHOがキックアウトすると、今度はコーナーでスクールボーイ。自分はロープに足を引っ掛けて押さえ込む。これはレフェリーが注意して3カウントは入らず。だが、ペースを握った石森はSHOが突っ込んでくると、先程のお返しをするかのようにレフェリーを盾にして防御。
その隙きにSHOを背中合わせの状態で捕まえると、バックキックで股間に一撃。悶絶するSHOをそのまま逆さ押え込みで丸め込んで3カウントを奪取したのだった。
これで石森も6勝目で勝ち点「12」とこの時点で首位タイ。逆にSHOは勝ち点を伸ばすことが出来ず、石森らに追いつかれることになった。