怒涛の5連勝で今年の『BOSJ28』を5勝4敗(勝ち点10)と巻き返してきたYOHは、同じく5勝4敗(勝ち点10)のエル・ファンタズモと第4試合で激突。今年の6.24後楽園でのIWGPジュニアタッグ王座戦でサドンデスでKOを食らった借りを返せるか?
まずはグラウンドの攻防から試合はスタート。バックの奪い合いからファンタズモがスリーパーを仕掛けるが、YOHはすぐさまロープエスケープ。続いてファンタズモはヘッドロック。YOHはこれを突き放してロープに振り、低空のドロップキックを放つが、ファンタズモに避けられてしまう。
ファンタズモは場外に出ると得意げにパフォーマンス。これを追いかけてきたYOHを返り討ちにして、リングに戻すとスクラッチを連発していく。さらに倒れたYOHの右腕に膝蹴りを連発。そしてYOHのリストを掴んでトップロープに飛び乗り、アームホイップを仕掛けると見せかけて肩越しにスクラッチだ。
ファンタズモはロープにYOHを追い詰めると胸板にチョップを叩き込むと見せかけて、なんと乳首ツマミ。この荒業にさすがのYOHも悶絶だ。しかし、YOHもカウンターのエルボーで反撃するとお返しとばかりにスクラッチ。続けてショルダーネックブリーカーだ。
さらにカウンターのドロップキックをお見舞いすると、場外に転落したファンタズモにプランチャで追撃。リングに戻ると「タイム!」と惑わせてくるファンタズモを無視して、ファルコンアローだ。
そしてドラゴンスープレックスを狙うYOH。ファンタズモはこれを回転エビ固めで切り返すと、続けてスクールボーイ。YOHも逆さ押え込みを狙うが、ファンタズモはこれも返して延髄斬りだ。
続いて両者立ち上がってからエルボー合戦。しかし、ここを優位に進めたYOHはジャーマンスープレックスを炸裂させる。そして必殺のDIRECT DRIVEの体勢へ。しかし、これを防いだファンタズモはスピニングネックブリーカードロップ。そしてカナディアンデストロイヤーを放つ。
だが、YOHはこれを回転して立ち上がるとグラウンド式のドラゴンスクリューで反撃。そしてファンタズモのスターゲイザーでギブアップを迫る。これが逃げられるとブレーンバスターの体勢から自身の膝に落とすバックブリーカーで追撃し、そしてトドメのDIRECT DRIVEを仕掛ける。
だが、ファンタズモは爪先を踏んづけて回避。ならばとYOHは続くファンタズモの攻撃を避けてファイブスタークラッチだ。だが、ファンタズモはさらにこれを切り返して羽折固め。そして狙うはサドンデスだ。
YOHにこの一撃はキャッチされたが、続けて土手っ腹に放って悶絶させることに成功。そしてムーンサルトプレスを発射したファンタズモ。しかし、YOHはこれを避けて自爆させることに成功する。
逆にファンタズモは着地した衝撃で足を痛めてしまう。この隙きにYOHはファンタズモをロープに押し込み、そのままファイブスタークラッチ。今度はファンタズモも返すことが出来ず、YOHが3カウントを奪取した。
YOHはこれで怒涛の6連勝。勝ち点12を獲得し、現時点でSHO、ロビーと並んで首位に躍り出たのだった。