メインの公式戦では高橋ヒロム(6勝3敗1分け)とロビー・イーグルス(6勝4敗)が激突。両者は今年の9.5メットライフドームのIWGPジュニアヘビー級王座戦で対峙。そのときは王者イーグルスがヒロムの挑戦を退けている。ヒロムとしてはイーグルスに落とし前をつけると共に、『BOSJ』二連覇に向け優勝決定戦進出のチケットをつかみたいところ。2022年を飛躍の年としたイーグルスとしても、初優勝に向け気合い充分なのは間違いない。
イーグルスはIWGPジュニアタッグのベルトを携え入場。ヒロムは『BOSJ攻略本』を手に登場し、ファンタズモのページを披露。そこには「絶対性格良さそう」書かれている。
開始のゴング、両者はゆっくりと動き出す。そしてロックアップで組み合うと、ヒロムがロープに押し込み逆水平チョップを見舞う。だが、イーグルスはひるまず前進し、ローキックを繰り出す。ここから逆水平チョップとローキックの応酬に。
続いて低空ドロップキックの読み合いからロープワークの攻防に突入。スキをついて、イーグルスのヒロムは足をすくうが、イーグルスも負けじと動きについていく。イーグルスのカサドーラをヒロムが切り返すと、イーグルスはロン・ミラー・スペシャルの体勢に。だが、ヒロムは脱出して一旦場外にエスケープ。
ヒロムはリングに戻ってバックエルボー。さらに串刺しラリアットから低空ドロップキックをヒット。カバーはカウント1。
ヒロムはイーグルスの後頭部を蹴りつけて挑発。ここから逆水平チョップ合戦に突入し、ヒロムが競り勝つ。するとイーグルスはロープを用いたアームホイップからフライングニールキックで反撃。そしてヒロムの左腕を捕獲し、脇腹にエルボーを落としていく。ヒロムは足をロープにかけて逃れる。
イーグルスはヒロムの顔面を蹴り付け、さらに逆水平チョップ。ヒロムも打撃を返すが、イーグルスは串刺し攻撃を狙う。ヒロムは切り抜けるも、イーグルスはスワンダイブで飛びかかる。ヒロムは回避し、ロープワークの攻防でハサミワザをお見舞い。
ヒロムはロープを用いてイーグルスの喉を痛めつけ、ショットガンドロップキックで場外に落とす。そしてエプロンをダッシュして追撃のショットガンドロップキック
ヒロムはイーグルスをリングに投げ入れ、ファルコンアローを炸裂。そしてカバーするが、イーグルスはカウント2でキックアウト。
ヒロムはイーグルスを引きずり起こしてターンバックル・デスバレーボムを狙う。だが、イーグルスはディフェンスし、アサイDDTの体勢に。ヒロムも切り抜け、技の読み合いからDで捕獲。これはイーグルスが足でロープエスケープ。
ならばとヒロムはもう一度肩に担ぐも、イーグルスは脱出。そしてヒザ裏への攻撃でヒロムの体勢を崩し、後頭部にスライディングエルボーをお見舞い。
イーグルスはヒロムの胸板にキックを連発。ヒロムは切り抜け、ロープワークの攻防に移るが、イーグルスは零戦キックをヒット。
さらにイーグルスは三角飛びのキックでヒロムを場外に落とすと、ロープ間を抜けてのトペ・コンヒーロをヒット。
イーグルスはヒロムをリングに戻してカバー。ヒロムが返すと強烈なキックでダメージを与え、串刺しダブルニーをヒット。そして619から追撃の串刺しダブルニー。
ヒロムは歯を食いしばってにらみつけるが、イーグルスはストンピング。そして串刺し攻撃を狙うも、ヒロムは追走してショットガンドロップキック。
続いて技の読み合いから、ヒロムはコーナーへのフロントスープレックスを繰り出すも、イーグルスはコーナーに飛び乗って回避。だが、ヒロムは肩に担ぎ上げる。しかし、イーグルスはそこからリバースフランケンシュタイナーで切り返す。
そしてイーグルスは突進するが、ヒロムは今度こそコーナーへのフロントスープレックスを炸裂。
ここから両者はエプロンでエルボーの応酬。そしてヒロムはトラースキックを狙うも、イーグルスは蹴り足を捕らえてターボ・バックパックを狙う。これを回避したヒロムは、イーグルスをデスバレーボムでエプロンに叩きつける。イーグルスは場外に転落し、苦悶の表情。
イーグルスがエプロンに上がると、ヒロムはトップロープ越えのサンセットフリップ・パワーボム。しかし、こらえたイーグルスはトンボ返りで場外に着地し、ヒロムの顔面にダブルニーをヒット。
イーグルスはヒロムをリングに戻し、スワンダイブの低空ドロップキックをヒザにヒット。そしてロン・ミラー・スペシャルを狙うも、ヒロムは首固め。
これを返したイーグルスはトラースキックをヒット。そしてコーナー最上段に上ろうとするが、ヒロムが足にしがみつく。イーグルスはそれを振り払い、ワープ4.5を繰り出す。しかし、ヒロムはヒザで迎撃。
イーグルスは苦悶の表情を浮かべるも、ヒロムもヒザを押さえて昏倒。するとイーグルスはロン・ミラー・スペシャルで捕獲。ヒロムは必死の形相でロープに手をかける。
ならばとイーグルスはヒロムをリング中央に運び、もう一度ロン・ミラー・スペシャルを狙う。しかし、ヒロムが抵抗すると、イーグルスはヒザへのニードロップを繰り出す。だが、ヒロムはかわしてトラースキックをヒット。ここで共にリングに倒れこむ。
続いて両者はエルボー合戦に突入。そこからイーグルスはヒザへの蹴りで動きを止め、アサイDDTを狙う。しかし、ヒロムは回避してショートレンジのヒロムちゃんボンバー。続いて技の読み合いから、カウンターのヒロムちゃんボンバーを決める。
ここでヒロムはターンバックル・デスバレーボムを炸裂。そして雄叫びを上げ、TIME BOMBの体勢に。イーグルスは丸め込みで返すが、ヒロムは切り抜けてトラースキックをヒット。そしてもう一度担ぎ上げ、TIME BOMB IIを狙う。イーグルスは切り抜けてキックの波状攻撃。
さらにイーグルスは豪快なラリアットを食らわせてからアサイDDTを炸裂。しかし、カバーはヒロムがカウント2でキックアウト。ならばとイーグルスはターボ・バックパックを決めるも、これはカウントは2。
ならばとイーグルスは自身のリストバンドを取ってから、ロン・ミラー・スペシャルを狙う、ヒロムが防ごうとすると、イーグルスは顔面と腹部を何度も何度も蹴り付けて動きを止める。
そしてイーグルスはヒロムを引きずり起こし、顔面に強烈な張り手。フラフラ状態のヒロムも顔面に張り手を返す。すると、イーグルスは首のバンダナを外し、気合を入れてから張り手の体勢に入るが、ヒロムはカウンターのDで捕獲。そのまま締め上げるも、イーグルスは強引に肩まで担ぎ上げる。
だが、回避したヒロムはビクトリー・ロイヤルを炸裂。カバーをイーグルスがカウント2で返すと、ヒロムは雄叫びを上げ、ヒロムちゃんボンバーをお見舞い。そしてTIME BOMB IIの体勢に入るが、イーグルスはヒザ蹴りで抵抗。
しかし、ヒロムは意地で持ち上げる。イーグルスは暴れるもヒロムは踏ん張り、そのままマットに突き刺してついに3カウントを奪取。粘るイーグルスを沈めたヒロムが、勝ち点15で優勝決定戦を進出を決めた。