第7試合ではオカダ・カズチカが“元WWE戦士”バディ・マシューズ(元バディ・マーフィー)とスペシャルシングルマッチで激突。マシューズはオーストラリア出身の33歳で、2013年にWWEに入団。NXTでデビューした後は、WWEクルーザー級王座、セス・ロリンズとのコンビでRAWタッグ王座も戴冠している強豪。21年6月にWWEを退団後、その去就が注目される中、新日本プロレスへの初参戦が決定。しかもいきなり今年の『G1』覇者オカダと対決することに。
オカダは4代目のIWGPヘビーのベルトを肩に入場。場内はゴング前から大きな「オカダ」コールが巻き起こる。
開始のゴング、両者は牽制しあいながら、まずはロックアップ。マシューズがコーナーに詰めるも、オカダは体勢を入れ替える。そして離れ際に攻撃すると見せかけてクリーンブレイク。
今度はバックの取り合い。オカダはバックを取られたまま後退し、マシューズをコーナーに詰める。そして突進するが、マシューズは切り抜けてオカダの肩をポンポンと叩いて挑発。
両者は至近距離でにらみ合い。オカダはヒザ蹴りからヘッドロック。そしてショルダータックルでなぎ倒すと、それぞれレインメーカー、マーフィーズ・ロウを巡る攻防。そして一旦両者は離れる。
続いてマシューズは手四つと見せかけて逆水平チョップ。そして突進するが、オカダはコーナー最上段にマシューズを設置し、ドロップキックで場外に墜落させる。
オカダは追いかけるも、マシューズはバックドロップの体勢で担ぎ上げ、エプロンに叩きつける。オカダがリングに戻ると、マシューズは背中にヒザ蹴り、さらにサッカーボールキックを連発。
さらにマシューズはオカダの背中にエルボーを食らわせ、髪をつかんで挑発。だが、オカダもエルボーで反撃。さらに串刺し攻撃を狙うが、切り抜けたマシューズはダイブ。しかし、この動きを読んだオカダはフラップジャックをお見舞い。
オカダはランニングのバックエルボーから串刺しエルボー。さらにDDTで突き刺してカバーに入るがカウントは2。ならばとオカダはマネークリップを繰り出すが、マシューズは脱出。そしてオカダを場外に放り投げ、ノータッチ式トペ・コンヒーロを炸裂。
マシューズはオカダをリングに戻し、コーナー最上段からダイブ。オカダがかわすと、マシューズは着地して突進。するとオカダはカウンターで担ぎ上げ、リバースネックブリーカーを決める。
オカダはボディスラムで投げつけ、コーナー最上段からダイビングエルボードロップを投下。そしてレインメーカーポーズを見せ、レインメーカーを繰り出す。マシューズはかわしてバックに回るが、オカダはコーナーとサンドイッチ。そして串刺し攻撃を狙うも、マシューズはキックで迎撃。
続いてマシューズはセカンドロープから前方回転エビ固めで飛びつき、そこからパワーボムで抱え上げ、コーナーにオカダを叩きつける。続いてマシューズはカーブストンプを繰り出すも、オカダは切り抜けてローリングラリアット。だが、マシューズもかわし、オカダの腰にエルボー。
続いてマシューズはオカダの首筋にエルボーを乱打。さらに今度こそカーブストンプを決めてカバーするが、オカダはカウント2でキックアウト。
ならばとマシューズは挑発のレインメーカーポーズから、掟破りのレインメーカーを狙う。だが、オカダは切り抜け、ローリングラリアットをヒット。続いてオカダはツームストンパイルドライバーを狙うも、マシューズは脱出して腰にエルボー。
さらにマシューズはキックの波状攻撃。だが、オカダもエルボー。マシューズも負けじとバイシクルキックからロープに飛ぶが、オカダはドロップキックを突き刺す。
そしてオカダは旋回式のツームストンパイルドライバーを決めると、レインメーカーを狙うも、マシューズはロープに逃れる。オカダはマシューズを引きずり起こし、レインメーカーへ。だが、マシューズはカウンターの顔面キック。
それでもオカダはリストを離さない。マシューズは顔面にキックを連発するが、オカダは意地で手を離さない。しかし、マシューズは顔面にヒザを叩き込んで切り抜け、マーフィーズ・ロウの体勢に。だが、オカダは回避し、開脚式のツームストンパイルドライバー。そして今度こそレインメーカーを炸裂し、3カウントを奪取した。