第5試合は真のIWGP世界ヘビー級王者を自称するウィル・オスプレイと、LA道場で修行中の成田蓮が対峙。オスプレイは5.4福岡で鷹木信悟を下しIWGP世界ヘビーを防衛するも、首の負傷のためイギリスに帰国。これを受けて新日本は「ケガの状態は全治未定、IWGP世界ヘビーを返上」と発表した。しかし、オスプレイは8.14『RESURGENCE』ロサンゼルス大会にサプライズ登場を果たすと、IWGP世界ヘビーそっくりのベルトを手に「タカギは暫定チャンピオンだ。俺が真のチャンピオンだ!」とアピールしている。
オスプレイはブリティッシュヘビー、IWGP世界ヘビーと同じデザインのベルト、さらにべつのもう一本のベルト、計三本を携えて入場。そして、世界ヘビーのベルトをレフェリーにわたし、タイトルマッチのように掲げろと要求。
すると、成田がゴング前にフロントキックでオスプレイを場外に落とし、プランチャを炸裂。さらにフロントキックを決め、リングに戻す。
オスプレイは逆水平チョップからロープへ。だが、成田はショルダースルー。さらにストンピング、エルボーと打撃を乱打。そしてフライングメイヤーから背中にサッカーボールキック。
続いて成田はハンマースローを仕掛けるが、切り抜けたオスプレイはトップロープに成田を固定し、フロントキックで場外に落とす。
オスプレイは場外で成田を捕らえ、バックドロップの体勢で鉄柵の上に落とす拷問攻撃。大きなダメージを負った成田がリングに戻ると、オスプレイは腰にエルボー。
そしてオスプレイはリストをつかんだまま逆水平チョップを連発。さらにエルボーでなぎ倒し、背中にサッカーボールキックを浴びせる。そして、成田の師匠・柴田勝頼のように腕を組んであぐらをかく挑発行為。
怒りの成田はエルボーで反撃。しかし、オスプレイは逆水平チョップからロープへ。すると成田はカウンターのフロントスープレックス。そして串刺しエルボーからハーフハッチスープレックス。さらにブレーンバスターを決めてカバーするも、オスプレイはカウント2でキックアウト。
成田はオスプレイを引きずり起こし、成田スペシャル4号を狙う。だが、オスプレイは切り抜けるとハンドスプリング式のスクリューキック。場外に落ちた成田に対し、オスプレイはプランチャ。だが、かわした成田は場外でフロントスープレックスを敢行。ダメージの大きいオスプレイはカウント19でリングにギリギリ生還。
すると成田は低空ドロップキック。カバーをオスプレイが返すと、すばやくヒザ十字固めで捕らえる。しかし、オスプレイは体勢を変え、強引にジャーマンで成田を叩きつける。
ここからエルボー合戦に突入。成田は蹴りでひるませてロープに走るが、オスプレイはサマーソルトキックから延髄斬り。そしてストームブレイカーを狙うも、成田は着地してスリーパー。続いてコブラツイストに連携する。そして卍固めへ。
だが、オスプレイは脱出すると、ツームストンパイルドライバーの体勢に。成田が切り抜けると、オスカッターはトラースキックを放つ。これを回避した成田はジャーマンスープレックス。オスプレイはカウント2で返すも、成田はクラッチを離さず二発目を狙う。
オスプレイがバックエルボーで切り抜けると、成田はスリーパー。しかし、その状態でオスプレイは後退し、コーナーに成田をサンドイッチ。
成田はひるまずブレーンバスターを狙うが、オスプレイはカッターで切り返す。オスプレイはバズソーキック、トラースキックを成田の顔面に連発。そしてオスカッターを狙うも、成田は捕らえて成田スペシャル4号の体勢に。だが、こらえたオスプレイはローリングエルボー。そしてパワーボムで叩きつけてカバーするも、成田はカウント2でキックアウト。
ならばとオスプレイはコーナー最上段から450°スプラッシュ。成田がかわすとオスプレイは着地。だが、足を痛めてしまう。すると成田は足を取って成田スペシャル3号を狙う。オスプレイがこらえると、成田は顔面に張り手を見舞ってから技を完成。だが、オスプレイは必死にロープに手をかける。
しつこく成田はオスプレイの足を捕らえるが、オスプレイは張り手で脱出。しかし、成田も張り手で反撃。すると、オスプレイは張り手をはさんでサイレント・ウィスパー。
続いてオスプレイはヒドゥン・ブレイド。だが、成田はかわして足を取る。オスプレイは丸め込みで返すも、成田はキックアウト。するとオスプレイは後方回転しながらパワーボムの体勢に入るが、成田は飛びつきフロントネックロック。しかし、オスプレイはブレーンバスターで持ち上げる。
成田は背後に着地するも、オスプレイはすばやく後頭部にエルボー。さらにオスカッターからカバーするが、成田はカウント3寸前でキックアウト。するとオスプレイは今度こそヒドゥン・ブレイドを決め、3カウントを奪取した。
試合後、オスプレイは持参した世界ヘビーのベルトを掲げて勝ち誇った。