10.26後楽園ホールで第68代IWGP Jr.タッグ王者組となったイーグルス&タイガーが登場。ヤングライオンの藤田とチームを組み、新日本プロレス本隊の真壁&田口&ワトと対決。
真壁対藤田で試合が始まり、真壁がボディスラムで叩きつける。これで藤田は早くも動きが止まってしまい、ワト、田口から追撃を受けて防戦一方となる。
しかし藤田は、アームホイップで田口を投げ、ショートレンジドロップキックで逆転。ようやくタッチを受けたイーグルスが、田口をヘッドシザースホイップで投げ、ニールキックを見舞う。
イーグルスの攻勢は続き、串刺し串刺しダブルニーアタック2連発から田口のジャンピングヒップアタックをアトミックドロップへ切り返す。だが、田口はなおもジャンピングヒップアタックを放ち、イーグルスをなぎ倒した。
ワト対タイガーとなり、タイガーが回転十字固めで先制。しかし、ワトがエプロンから延髄斬りを食わせ、スワンダイブエルボースマッシュ、ミドルキック3連射で追い討ちをかける。
するとタイガーは、カウンターローリングソバットでワトの動きを鈍らせ、タイガードライバーで逆転に成功。
ここからワト対藤田となり、藤田の串刺しバックエルボーからイーグルス&タイガーがサンドイッチハイキックをお見舞い。そして、藤田がボディスラムからワトに逆エビ固めを極めるが、田口がカットへ飛び込む。
そこへイーグルス&タイガーが来ると、田口はジャンピングヒップアタックを発射。だが、2人が簡単に回避し、合体タイガードライバーで叩きつける。
すると、真壁がダブルハンドラリアットでイーグルス&タイガーを排除。そして、藤田がドロップキックでワトを吹き飛ばし、首固めで3カウントを迫る。
続いて藤田はエルボー連打からロープへ走るが、ワトがカウンタードロップキックで迎撃。そこから逆エビ固めで絞り上げ、藤田をギブアップさせた。
真壁「こんなもんだ。(負けは)しょうがねえだろ。お前、新日本をナメんなよって。新日本のお前より先輩だよな、1年先輩、2年先輩……俺、お前より何年先輩だと思ってんだ? ナメんなよって。体力的にもなんも負けねぇ。ま、でも今日は、力の差をわからせたのと、現実の壁をわからせてやった。ただ、あいつの負けん気の強さ、いいんじゃない。俺あの、ちょっとばかししか感じなかったら何も言わないけど、『アッ、こいついいんじゃん』って思ったからね。十分、見せるトコあったんじゃねぇの。まぁ、これからの精進だな。いつでも相手してやるから。ナメんじゃねえぞ。それだけ」
田口「今日は(IWGPジュニア)タッグチャンピオンとやって。(彼らは)第68代チャンピオンということで、次(のチャンピオン)は69代。ここで私がたたずして、誰がたつのかと。ここでたたなきゃ男が廃りますから」
――IWGPジュニアのシングルの方では69代を獲り逃してますからね。
田口「そうですね。(ヘビー級)タッグのほうも。まぁ、そっちのほうはまったく相手にされませんでしたけど(苦笑)。ここはIWGP実行委員会も無視をしないでほしいですね。しっかりアピールして、リターンマッチとか何とかよりも、まずはSix or Nineというチームに(挑戦権を)。話題を考えてもらえれば。ウーン……実力はどうでしょうか? 実力がどうとかより、ベルトのほうが、まぁ……だんだん歯切れが悪くなってきますね(苦笑)。ベルトが自信をつけさせますから。69代チャンピオン、田口&ワト……Way to the MASTERが一気に駆け上っていきますから。それをね、皆さんに見てもらいたいです。69代、獲りますんで。ぜひ、IWGP実行委員会は、挑戦を決めてください。お願いします」
ワト「クッソー……まぁまぁまぁ、とりあえず(今日の試合は)終わったから。考え直して、今日のことは反省して、次につなげる。明日につなげる。もうね、タイガーマスク、ロビー・イーグルス、あんなにすごいIWGPジュニアタッグチャンピオン。自分が田口さんとね……田口さん、Six-Nine、69代を目指すって言ってるけど、俺はたまたまそれは運だったと思うんだよね。俺はね、68代だろうが69代だろうが挑戦した。いつでも俺はIWGPジュニアのシングルでもタッグでも挑戦したいと思ってるし、『(BEST OF THE)SUPER Jr.』で結果を残して、堂々とチャレンジャーとして(王者の)向かいに立てるようにね、練習がんばって、試合がんばって、あきらめず前に進んで、どんなイヤなことがあろうと俺はあきらめず、前を向いて進んでいくから。明日、明日、頑張ります」
――誰かも「絶対にあきらめない」って言ってましたからね。
ワト「そうですね。会場で見てましたけど、対戦したり、タッグ組んだり、またもちろん練習もしたいなって思ってるから。しっかり治して帰ってきてほしいなと。もちろんもう1人の存在も、俺は忘れてないから。勝手に裏切られたとか、勝手に思ってるかもしれない。向こうは知ったことじゃないかもしんないけど、俺は根に持ってるから。『SUPER Jr.』……いや、また当たるよね、どっかで。すっごーく楽しみにしてるから。目を覚ましてやろうと。SHOを正気にさせる。それが俺の役目です」
藤田「デビューして何回ギブアップをさせられたかわかんないですけど、負けることが当たり前じゃないんで。少しでも、少しでも先輩を焦らして、もっともっと上にいきたいと思います。足りないことばっかりです。強くなります。ありがとうございました」
※ロビー&タイガーはノーコメント