天山&ワトの師弟コンビが、LOS INGOBERNABLES de JAPONのSANADA&ヒロムと対決するタッグマッチ。
ワト対ヒロムで試合が始まり、激しいチョップ合戦を展開。そこからワトがミドルキックを浴びせていく。その後、両者がロープワークで交錯したのち、ワトが打撃コンビネーションでヒロムをダウンさせた。
続いて天山&ワトがヒロムへ連携攻撃を浴びせ、天山が真モンゴリアンチョップなどで追撃。そして、タッチを受けたワトが、ローキック連打を胸板へ浴びせていく。
ところが、控えのSANADAがワトの脚を取って転ばせ、即座にヒロムが頭部へ低空ドロップキックをお見舞い。そして、ヒロムがワトを鉄柵へ叩きつけ、完全に動きを止める。
ここからワトは長時間のローンバトルを強いられるが、ヒロムが仕掛けたブレーンバスターから逃れ、カウンターニールキックで逆転。
これでようやく出番となった天山は、SANADAをショルダータックルで吹き飛ばし、真モンゴリアンチョップ、ヘッドバット、串刺しラリアット、ブレーンバスターと一気に畳み掛ける。
それでもSANADAは真モンゴリアンチョップをブロックし、反対にモンゴリアンチョップをお見舞い。そして、天山の突進をかわしてコーナーへ激突させると、直後にヒロムが串刺しラリアットを食らわせる。
続いてSANADAがドロップキック、ヒロムがトラースキックで天山に追い討ちし、SANADAがSkull Endを仕掛ける。だが、ワトがスワンダイブエルボースマッシュでカットに入る。
すると天山は、マウンテンボムでSANADAを叩きつけ、アナコンダバイスで捕獲。それをヒロムがカットするも、ワトがドロップキックとプランチャで分断していく。
その直後、天山がモンゴリアンチョップ2連発からTTDを狙うが、SANADAが脱出し、オコーナーブリッジで3カウントを奪った。
Road to POWER STRUGGLE
- 日時
- 2021年10月29日(金) 17:30開場 19:00開始
- 会場
- 青森・青森県武道館
- 観衆
- 866人
-
第4試合 30分1本勝負
レフェリー|坂本祐哉
MATCH REPORT
COMMENT
ヒロム「オイ、広吉様! ずいぶんムキになってんじぇねぇか! そんなにモンゴリアン(チョップ)やられるのがイヤか? それから前にタグっちゃんが、『ヒロムはモンゴリアンをバカにしてる』とか言ってたけどさぁ、そんなわけないじゃん! ヒロムちゃんは広吉様の元付き人だよ。広吉様のことならなんだって知ってるし、リスペクトの塊だよ! それなのにさぁ、それなのに……チクショーーーーーッん! ああーーーー、怒った! ヒロムちゃん、怒ったかんな! こうなったら、モンゴリアンもらっちゃおうかな! 真のモンゴリアンの使い手は、この俺だぁーーーーーッ! …………とかテンション上げて言ってるけど、少し冷静になると、ワトの顔が浮かぶよ。『(BEST OF THE)SUPER Jr.』に向けて気合入ってんな! でも、早めにギアを入れすぎると疲れちゃうぞ! 大丈夫! ワトとやり合うの、楽しいから」
※SANADAはノーコメント
天山「いやぁ、ヒロムとSANADA、みんなしてモンゴリアンチョップ使いまわしにしやがって。そんな軽いもんちゃうよって。本物のモンゴリアンチョップ、真モンゴリアンチョップ、田口も含めて、あいつらバカにしてんのちゃうかって。いい加減にしろって。他人の技をね、そんな簡単にボンボン使う(なんて)、許せないですよ。パートナーのワトだけは別ですよ。ワト以外、俺たち以外、モンゴリアン使うなよ。ホンマに、ええ加減にせぇって。ヒロムなんか特にバカにしやがって、ホンマ。何をね、あんなアホみたいにしやがって。あれは絶対、俺のシンモンゴリアンに対する侮辱ですよ。ふざけんなって。まぁ見とけって。次、どこでやるかわからんけど、モンゴリアンチョップ、真モンゴリアンチョップは、天山広吉の1番の武器ですから。誰にも使わせないよ。使ったら罰金や。1回10万(円)で。いい商売できますよ。ふざけやがって。絶対使うなよって! ワトちゃんは別やけどね」
――小島選手は?
天山「コジもね、勝手にやってる。みんな好きなときに。それで倒せればいいけど、ワトちゃん以外は使ったらあかんて。(※遅れてコメントスペースに入ってきたワトに対し)なぁワト。ありがとな。(ワトの使うモンゴリアンチョップは)きれいやったで。あいつらもう、おちょくってるからね」
ワト「あの2人はもう、ちょっと自分も許せないっていうか」
天山「そうそう。もっと言ったれよ。次、『SUPER Jr.』あるもんね?」
ワト「使っていいですか?」
天山「いいとも! ガンガン使って。本間は1回10万やけど……」
ワト「エッ!」
天山「いや、もう自由やから。使って使って。ワトにはね、何かしら突破口開いてもらいたいからね、なんでもいいから、とにかく次の『SUPER Jr.』しっかりと。爪痕残さないと。(凱旋帰国して)もう1年なんねやろ?」
ワト「ハイ」
天山「頑張んないと。頼むで。手始めにモンゴリアンチョップ、マスターしろよ(※と言って先に控室へ)」
ワト「(※1人残って)そうですね、天山さんに『モンゴリアンチョップ使っていいですか?』って言ったけど、実際ね、使うかどうかわかんないし、先輩の技を使って名を残そうとは思ってないから。自分の技をどう生かすか。マスター・ワトっていう自分を見せることができるかっていうのを、今回はちょっといろいろ考えて『SUPER Jr.』、挑みたいなと思ってます。今日、高橋ヒロム……『SUPER Jr.』に向けて、さっきの試合後には『まだ燃えんのは早い』って言ってたけどね、俺の青い炎は、沸々と燃え始めてるから。このシリーズも気を抜かずにね。(今日の試合は)最後ちょっと、天山さんを助けることができなかったから、こういうタッグでも気を抜かずに、シングル、『SUPER Jr.』に向けて、自分のやりたいこと、表現したいことを伝えていこうかなと、見せていこうかなと思ってます」