11.6大阪で行われる「IWGP Jr.戦」イーグルス＆デスペラードの前哨マッチ。なお、10.27後楽園ホールでは、イーグルスがタイガーと組み、デスペラード＆金丸からIWGP Jr.タッグ王座を奪取している。
　
　イーグルス対デスペラードで試合開始となり、イーグルスがデスペラードを場外へ追いやる。そして、セカンドロープからのムーンサルトで着地し、場内を沸かせた。
　ここで2人は再び向き合うが、控えの金丸が背後からイーグルスを急襲。そして、デスペラードと共に合体バックドロップの体勢に入るが、イーグルスが脱出し、デスペラードをヘッドシザースホイップで投げ、金丸にドロップキックを食らわせた。
　大岩対デスペラードとなり、大岩がヘッドロックで絞り上げる。だが、デスペラードがニークラッシャーに切り返し、一気に形勢逆転。場外乱闘で大ダメージを負った大岩が、長時間のローンバトルにさらされる。
　しかし大岩は、カウンタードロップキックでデスペラードを吹き飛ばし、ようやく赤コーナーへ生還。タッチを受けたイーグルスが、ローキック連打、低空レッグラリアット、串刺しダブルニーアタック2連発でデスペラードに追い討ちをかける。
　その後、デスペラードは後頭部へスライディングエルボーを食らうが、カウンタースパインバスターで叩きつけて報復した。
　大岩対金丸となり、大岩がショルダータックルで先制。さらに、カウンターアームホイップ、ボディスラムへ繋ぐ。
　続いて大岩は逆エビ固めを極めるが、金丸が自力でロープエスケープ。そして、カウンター低空ドロップキックで転倒させるが、大岩が首固めで3カウントを狙う。
　しかし、金丸がキックアウトし、またもや低空ドロップキックをお見舞い。そこから足4の字固めで絞り上げ、大岩を屈服させた。

デスペラード「（※終始、静かな口調で）オイオイオイ、まぁな、あんなロビーが調子こいてるのも結果として、俺が（タイトルマッチで）ふたつも負けてしまったっていう責任だからねぇ……責任は俺にある。俺がふたつとも負けちまったからな。ノブさんが負けたとか、俺が負けたとかじゃねぇ。俺とノブさんのチームが負けたんだ。それは俺の負けもいっしょだからよ。でだ……歴代何人、2冠（王）がなんたらかんたらっつってるけどよ、そんなものはもう、いまさら騒ぐな。なんだオイ、タッグチャンピオンだけじゃ価値がねぇか？ シングルのチャンピオンだけじゃ価値がねぇか？ 2冠じゃないと価値がないのか？ ふざけんなよ。1個1個それぞれ独立した価値があるんだ。だから俺たちは血まなこになってそれ探してんだろうがよ……。さてぇ……まずロビー。同情の余地はたくさんありますね。あなたこのシリーズ、ほぼヤングライオンと組んでる。どういう意図があってこのチームなのかは知らん。タイガーも（シリーズに）出てることだし、チャンピオン様そろい踏みでもよかったんじゃねぇかと思うけど……まぁ、そんなことはどうでもいいか。な、ロビー、楽しもうぜ。なぁ……お前のお父さんのことはちょっと残念だと思うけど、でももう、いい報告できただろ。な？ そろそろ“それ”、返してもらうからな」
　
※金丸はノーコメント
　
　
ロビー「クソッ、ガ○デム！ ダブルチャンピオンになって2試合目。2冠王になったときは、IWGPジュニアのベルトを手にしたときに続いて大きな勝利をつかめたんだけど、ここ2試合は勝利を掴みそこねている。思った通りにいかないもんだな。ハァ……。とにかくいまは、次の勝利を記録したい。前哨戦が続く中で、白星を記録しないことには、勢いも持っていかれるからね。なんとかこの流れを変えたい。とにかく勝利へ向けて研究して、トレーニングも積んで、デスペラード相手にこのベルトを守り抜く。あいつをタップアウトさせての勝利でな。まぁ、どこに落とし穴が潜んでるかわからないから、慎重にいかないといけないけど。俺はその先も見据えてるんだから。2冠王としてトーキョードームのリングに立つっていうね。スナイパー・オブ・ザ・スカイの照準はそこに合わせてあるんだ。ハイフライな空中技であろうと、シャープシューターを決めてこようと、俺は絶対に屈することはない。どんな技を繰り出してこようとも俺は屈しない。俺がデスペラードをやっつける。狙った獲物は必ず撃ち抜いてやる」
　
大岩「ああ……いまジュニアの2冠（王）のロビーさんと組ましてもらえるなんて、相当いい機会に恵まれてたんですけど、チャンスをものにできなかったです。もちろん相手のデスペラードさんと金丸さんも、ジュニアのベルト巻いてて強い選手だっていうのはわかってたんですけど、それでも勝ちにいくつもりでぶつかっていったんですけど、ぜんぜんダメでした。もっと強くなります。ありがとうございました」