メイン(第7試合)では、IWGPジュニアタッグ王者のエル・デスペラード&金丸義信組に、IWGPジュニアヘビー級王者のロビー・イーグルスがタイガーマスクと共にチャレンジ。
イーグルスは7.25東京ドームでデスペラードを下し、IWGPジュニアヘビーを初戴冠。続いて9.5メットライフドームでは高橋ヒロムも屈服させ、初防衛に成功した。その試合後、前王者のデスペラードが、IWGPジュニアタッグ王座戦を交換条件にリマッチを要求。これにイーグルスも呼応し、11.6大阪でのIWGPジュニアヘビー級王座戦を含め、タイトルマッチ二連戦で雌雄を決することに。
昨日の前哨戦の試合後、王者組は「死にぞこないのタイガーの花道、俺たちが介錯してやっからよ」(デスペラード)、「明日で終わりだな、タイガーは明日で終わり」と挑発。一方、挑戦者組は「必ずオマエらのベルトを獲って、ロビーと俺の腰に巻く」(タイガー)、「俺たち“フライングタイガー”がIWGPジュニアタッグのベルトを獲る!」(イーグルス)と強い意気込みを見せた。
イーグルスはIWGPジュニアヘビー、デスペラード&金丸はIWGPジュニアタッグのベルトを携えて入場。
先発はタイガーと金丸。ロックアップの攻防から、金丸がタイガーをロープに押し込んで一旦離れる。続いて金丸はアームロックでグラウンドに持ち込む。
タイガーは切り返すが、金丸はすばやくロープエスケープ。すかさずデスペラードがエプロンからタイガーを妨害する。だが、タイガーは華麗なキックを金丸とデスペラードにお見舞い。
そして鷲虎タッグは金丸にキックを連発し、サンドイッチ式キック。さらにダブルのヒップトスから二人で低空ドロップキック。そして場外の王者組に同時にプランチャを狙うも、鈴木軍タッグは足を引っ張ってうまく場外戦に引き込む。
イーグルスとデスペラードは激しい打撃戦。金丸はタイガーを鉄柵にハンマースルー。デスペラードも鉄柱にイーグルスを叩きつけていく。
金丸はタイガーをリングに投げ入れ、ヒザに低空ドロップキック。続いてデスペラードがタイガーにニークラッシャーを決めると、間髪入れずに金丸がヒザに低空ドロップキックをヒット。
デスペラードはタイガーの左ヒザを踏み潰して「大丈夫か、タイガー?」と挑発。さらに左ヒザにボディプレスを炸裂。
そしてデスペラード&金丸はタイガーの両ヒザをマットに打ちつけていく。金丸はハンマースルーを仕掛けようとするも、タイガーはヒザのダメージで転倒。すかさず金丸はストンピング。
続いてデスペラード&金丸はタイガーにダブルのレッグスプリット。続いてデスペラードはタイガーに顔面かきむしりを決めながら、イーグルスを挑発する。
次は金丸がタイガーに左ヒザを逆片エビ固めで攻め立てる。タイガーはなんとかロープに手をかける。すると金丸はヒザを踏みつけていく。
タイガーもパンチで反撃するが、金丸はヒザに蹴りを見舞って動きを止める。次はデスペラード&金丸がタイガーにトレイン攻撃。タイガーは切り抜けると、デスペラードにケブラドーラ・コンヒーロ。金丸が襲いかかるも、タイガーはカンガルーキックを炸裂。
ようやくスイッチしたイーグルスは、鈴木軍タッグ二人まとめてフライングクロスボディ。そして、金丸にはニールキック。デスペラードには軽快なアームホイップからゼロ戦キックをヒット。
続いてイーグルスはデスペラード&金丸を交互に蹴り込んでいく。しかし、デスペラードは蹴り足を捕らえてニークラッシャー。そこに金丸が低空ドロップキックを繰り出すも、イーグルスは誤爆を誘う。さらにデスペラードに低空ドロップキックをヒット。
イーグルスはデスペラードのヒザ裏を蹴り込みロン・ミラー・スペシャルを狙うが、デスペラードはサミングで回避。するとイーグルスはアサイDDTの体勢に。だが、デスペラードは切り抜け、技の読み合いから旋回式のスパインバスター。そしてヌメロ・ドスを決める。これはタイガーがカット。
続いてイーグルスとデスペラードはエルボー、逆水平チョップの応酬に。そして技の読み合いからデスペラードはピンチェ・ロコを狙うも、イーグルスは切り抜けてハイキック。だが、デスペラードはロコ・モノを炸裂。しかし、イーグルスは意地のジャンピングキックをヒット。
次はタイガーと金丸のマッチアップ。金丸はヒザへの蹴りから低空ドロップキック。しかし、タイガーはかわして、そのままフットスタンプ。
タイガーは金丸にハイキック。そしてコーナー最上段に設置し、雪崩式のダブルアームスープレックスを狙う。金丸は切り抜けてディープインパクト を狙うも、タイガーは回避。そして突進してきた金丸をツームストンパイルドライバーで突き刺す。
タイガーは気合いを入れ、タイガースープレックスを狙う。金丸がこらえると、タイガーはタイガードライバーの体勢に。これも金丸が回避するが、タイガーは十字架固めの体勢からリバースダブルアームバーで捕獲。しかし、デスペラードがカットに入る。
タイガーはデスペラードを場外に排除すると、金丸にキックを連発。そしてロープに走るも、金丸はカウンターの低空ドロップキックをグサリ。そして4の字固めを決めるが、タイガーは必死にロープエスケープ。
すると、デスペラードがタイガーをバックドロップで抱え上げ、金丸がドロップキック。続いて金丸はボディスラムからムーンサルトプレスを決めるも、タイガーはカウント3寸前でキックアウト。
金丸はタイガーを引きずり起こし、タッチアウトを狙う。しかし、踏ん張ったタイガーは、金丸の打撃を切り抜け、一気にタイガードライバーを炸裂。
スイッチしたイーグルスはエプロンのデスペラードに低空ドロップキック。そして金丸にはスワンダイブの低空ドロップキックをヒット。そしてレッグラリアットからカバーするが、金丸はカウント2ではね返す。
イーグルスは気合いを入れると、ターボ・バックパックを狙う。金丸は切り抜けるも、イーグルスはトラースキック。そして串刺しダブルニーと、タイガーのハイキックのサンドイッチ攻撃から、アサイDDTをお見舞い。さらにターボ・バックパックを決めるが、カバーはデスペラードがカット。
するとタイガーがデスペラードを場外に排除し、トペ・スイシーダを炸裂。イーグルスは金丸のヒザに450°スプラッシュを決め、ロン・ミラー・スペシャルへ。だが、金丸は首固めで切り返す。
跳ね返したイーグルスは、金丸の顔面にトラースキック。しかし、金丸はスキをついてサムソンクラッチ。イーグルスはこれを返すと、今度こそロン・ミラー・スペシャルで捕獲。そして締め上げると、ついに金丸はギブアップ。鷲虎タッグが王座奪取に成功し、イーグルスはジュニア二冠王、タイガーは約9年4カ月ぶりのIWGPジュニアタッグ王者に。