第3試合はグレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレ組が矢野通&真壁刀義組と激突。11.6大阪で「KOPW 2021」争奪戦を行なう保持者の矢野、挑戦者のオーカーンにとっては前哨戦となる。
前夜の前哨戦で勝利したオーカーンは、試合後にKOPW争奪戦のルールに関して「通常ルールでプロレスをし、そして敗者が勝者のクツを、まるで大好きなご主人様の顔を舐める犬っころのように、ペロペロペロペロ舐めてもらおう」と言及。
対する矢野は「テメーのクソきったねえクツなんか、舐めるわけねえだろ、バカヤロー!」と断固拒否の構えを見せると、“アマチュアレスリング・マッチ”を提案。 これを受け、明日10月26日の昼12時~11月1日(月)昼12時の期間、以下の試合形式のどちらにするか、新日本プロレスの公式アカウント(日本語版=@njpw1972、英語版 =@njpwglobal)でファン投票の実施が決定している。
●矢野通提案ルール 「アマチュアレスリングマッチ」 アマチュアレスリングルールで試合を行う。
●グレート-O-カーン提案ルール 「KISS MY FEET MATCH」 通常のプロレスルールで試合を行い、試合後にリング上で敗者が勝者の靴を舐める
ファン投票の結果にも関わってきそうな今宵の前哨戦、矢野はKOPWのトロフィーを携えて入場。
UNITED EMPIREはゴングを待たずに奇襲攻撃。オーカーンはトロフィーを奪うと、矢野を踏みつけながら頭上に掲げて高笑いを見せる。
続いてオーカーンは場外で矢野にハンマーパンチ。そして矢野をリングに戻すと、靴を舐めさせようとする。しかし、矢野は切り抜けてレスリング技術を見せる。
ここから両者はレスリングの攻防を展開。脇の差し合いになると、矢野の背後からヘナーレが襲いかかる。そしてUNITED EMPIREはストンピングを見舞うも、真壁がカットに入る。
矢野はロープに走ってオーカーンにショルダータックル。ショルダータックル合戦は共にダブルダウンに。先に立ち上がったオーカーンはグラウンドでのスリーパー。
そしてオーカーンは場外戦に持ち込み、鉄柵に矢野の腰を打ちつける。オーカーンは矢野を鉄柵に叩きつけ、リングへ。そしてオーカーンは真壁もキックで場外に追いやり、リング上を占拠。
矢野がリングに戻ると、オーカーンはネックロックで自軍コーナーに運ぶ。スイッチしたヘナーレはローキックを連発してカバー。矢野が返すと、ヘナーレはヒールホールドを決める。だが、矢野はロープエスケープ。
今度はオーカーンが矢野にモンゴリアンチョップ。さらに矢野をコーナーに叩きつけ、「真壁、よく見とけ!」と挑発してから玉座を決める。
スキをついて矢野はコーナーパッドを外す。そして、オーカーンを金具むき出しのコーナーにハンマースルーで叩きつけると、ファイヤーマンズキャリーをお見舞い。
スイッチした真壁はオーカーン、ヘナーレにショルダータックル。そしてオーカーンの頭部にナックルを落とし、ノーザンライトスープレックスの体勢に。だが、オーカーンはヒザ蹴りで切り抜ける。
真壁はエルボーからラリアットを放つ。オーカーンがかわすと、真壁はレフトハンドのラリアット。さらに追撃のラリアットを狙うも、オーカーンは回避して耳をつかむ拷問攻撃。
スイッチしたヘナーレは真壁にエルボーからミドルキック。だが、真壁は金具むき出しのコーナーに叩きつけて串刺しラリアット。しかし、ヘナーレはひるまず突進し、両者はエルボー合戦。競り勝ったヘナーレはボディブローからサモアンドロップを炸裂。
ヘナーレはロープに走るが、矢野が場外から足を引っ張って妨害。さらに矢野はオーカーンの辮髪をつかみ、場外戦に持ち込む。
真壁はヘナーレにラリアット。カバーをヘナーレが返すと、ボディブローからキングコングニードロップを繰り出す。だが、ヘナーレにかわされてしまう。
ここからUNITED EMPIREは真壁にトレイン攻撃。さらに王統流二段蹴りとキックのサンドイッチ攻撃を炸裂。そしてヘナーレはとどめのStreets of Rageを狙うも、切り抜けた真壁は袈裟切りチョップで反撃。だが、ヘナーレはヘッドバットでひるませると、一気にStreets of Rageを決めて真壁から3カウントを奪取した。
試合後、オーカーンは矢野をリングに投げ入れ、ストンピングを連発。そして「オイ、ひれ伏せ! KOPW、献上しろ! さあ、靴を舐めろ!」と矢野の後頭部をつかむ。だが、矢野は切り抜けて場外へ。オーカーンは「レスリングを教えてくれるんだろ? かかってこいよ!」と挑発する。
そして、オーカーンは「ひれ伏せ、愚民ども! どんなルールになろうが、勝つのは支配者、余である。これがアーロン・ヘナーレ、そしてグレート-O-カーン! そう、UNITED EMPIREの力だ!」と高らかに咆哮した。