今年の7.24愛知県体育館大会でシングルマッチを戦った棚橋とKENTAだが、『G1』最終戦の10.21日本武道館大会で因縁が再燃。棚橋が保持するUSヘビー級王座にKENTAが挑戦する形で再び激突することになった。
ゴングが鳴ると両者、観客の手拍子を聞くが、棚橋への手拍子が多いと見るや、KENTAは一度場外へ。戻ってからロックアップだ。ここは棚橋がロープに押し込んでいきブレーク。KENTAは再び場外へとエスケープする。
リングに戻ると再びロックアップ。またも棚橋がロープに押し込んでいくが、KENTAは髪の毛を掴んで体勢を入れ替えようとする。棚橋もこれに応戦しブレイクだ。ここでKENTAはなぜかエアバイオリン。これに気を取られた棚橋にガットショットを食らわせてヘッドロックに捕獲だ。
棚橋もこれを脱出して逆にヘッドロックに捕獲する。KENTAは後ろ髪を掴んで脱出するが、棚橋はすぐさまアームドラッグ。さらにドロップキックを食らわせると、場外に逃げたKENTAにすぐさまプランチャで追撃だ。
そしてロープを逆上りしてリングへ。ならばとKENTAは本部席に置いてあったUSヘビー級のベルトを掴んで花道を引き上げ始める。これを棚橋は駆け足で追いかけ背後から襲撃だ。そして距離を取ってからKENTA目がけて突撃。だが、KENTAは待ってましたとばかりにパワースラムで迎撃だ。
硬い花道に叩きつけられた棚橋はダウン。KENTAはベルトを持ってリングに逆戻り。なんとか立ち上がった棚橋はカウント18でリングに生還。だが、動けないのを見るや、この隙きにKENTAはニュートラルコーナーのコーナーパットを外す。そして、コーナーの金具に棚橋を背中から叩きつけていく。
さらにマウントパンチ、ショルダーネックブリーカーを続けて放ったKENTA。首4の字固めで棚橋の首を絞め上げていく。ロープエスケープした棚橋はエルボーで反撃をするが、KENTAはすぐさまDDT。そして今度はスリーパーだ。
棚橋は立ち上がって振りほどこうとするが、KENTAはその髪の毛を掴んで強引にリングに叩きつける。そして挑発するように顔面を蹴り飛ばし、棚橋が立ち上がってくるとミドルキックだ。棚橋もエルボーで応戦。
棚橋はKENTAが突っ込んできたところをバックエルボーで迎撃し、セカンドロープから反転してのフライングソーセージを炸裂させる。そして太陽ブローの連発からフライングフォアアームで追撃した棚橋。コーナー付近でボディスラムを食らわせてから、セカンドロープからサンセットフリップだ。
そしてスリングブレイドを狙った棚橋。だが、KENTAはこれをフロントキックを放って阻止。それでも突っ込んでくる棚橋をパワースラムで叩きつけてみせた。そして、コーナーに振られると、突っ込んできた棚橋を両足で迎撃してからコーナーでスイング式のスタンガンだ。
さらにフライングラリアットで追撃したKENTA。今度は棚橋をエプロンに出すとグリーンキラーを狙う。だが、棚橋も踏ん張ってこれを阻止。逆にKENTAの足を掴むとロープ越しのドラゴンスクリューだ。KENTAはたまらず場外へ。
これを見た棚橋はコーナーに上がる。だが、KENTAはすぐさま棚橋を襲撃。ロープに両手でぶら下がった棚橋の脇腹にドロップキックだ。そして、場外の鉄柵に叩きつけてからフロントキックで顔面を撃ち抜いてみせる。
さらにリング下からテーブルを取り出したKENTA。花道付近にテーブルをセットする。そして鉄柱に叩きつけてから棚橋をエプロンへ戻すと、そしてファイヤーマンズキャリーの体勢で抱え上げる。
棚橋もロープを掴んで阻止。逆にKENTAをファイヤーマンズキャリーで持ち上げる。しかし、KENTAもこれを阻止してリングへ。棚橋の上半身をトップロープとセカンドロープの間から引き出してグリーンキラーだ。
そして、コーナーに移動した棚橋の顔面をフロントキックで蹴り上げ、さらに座った状態の棚橋の顔面に低空のドロップキックを炸裂させる。続けてダイビングフットスタンプを投下したKENTA。もう一度テーブルのある方向の場外に棚橋を転落させる。
そして、テーブルの上に棚橋をセット。自身はコーナートップに上がる。だが、ここで棚橋はテーブルから降りて場外マットへ。ならばとKENTAはエプロンからダイビングフットスタンプだ。
そして追い打ちをかけようとするKENTA。だが、棚橋は立ち上がらされたタイミングでスリングブレイドで反撃。そして逆にKENTAをテーブルにセット。コーナートップに上がって捨て身のハイフライフロー・オン・ザ・テーブルを投下だ。
棚橋はKENTAをリングに戻すとスリングブレイド。そしてコーナーに上がると立ち上がったKENTAにハイフライアタック。続けて、倒れたKENTAに正調のハイフライフローを発射だ。しかし、KENTAは膝を立てて剣山で迎撃。そして、棚橋を捕まえてGAME OVERに捕獲だ。
棚橋はロープエスケープ。棚橋がロープにもたれかかったところをKENTAは背後からランニングニー。さらにブサイクへの膝蹴りで追撃し、トドメのgo 2sleepへ。しかし、これを着地して阻止した棚橋はドラゴンスクリューで反撃だ。
そしてグラウンドのドラゴンスクリューを放ってからテキサスクローバーホールドの体勢へ。しかし、KENTAは抵抗してステップオーバーを阻止。徐々にロックを外すと、コーナーの金具目がけて下から棚橋を放り投げる。
そして、金具に激突して朦朧としている棚橋に、KENTAはすぐさまスクールボーイ。棚橋がキックアウトすると、膝立ちのところにブサイクへの膝蹴りだ。そして再びgo 2 sleepの体勢に捕獲したKENTA。しかし、棚橋は空中でスリングブレイドで切り返してみせる。
そして、正調のスリングブレイドを狙う棚橋。しかし、KENTAはこれを避けると棚橋の頭を掴んでコーナーの金具に一撃。最後は三度目の正直でgo 2 sleepを炸裂させ、ついに3カウントを奪取。KENTAがUSヘビー級の新王者となった。
試合後、ベルトを持ったKENTAは本部席に向かい、阿部リングアナにわざわざベルトを授与させる。そして肩にかけながら花道を引き上げていったのだった。