まずはオーカーンがレスリングのブシロードのマークの入った青いシングレットを着用した姿で入場。後から入ってきた矢野もなんと赤いシングレット姿で登場だ。腰のあたりには「NIHON」というマーク。日本大学レスリング部時代のシングレットのようだ。
コールを受けると、両者真面目にハンカチを取り出して胸に入れる。そしてゴングではなくホイッスルが鳴って試合がスタート。まずは組み合ってからオーカーンがタックルを積極的に狙っていく。そしてドンドンロープに押し込んでいく。
一度ブレイクした後、今度は矢野が片足タックル。オーカーンも防御。続いて投げを狙うオーカーン。矢野もガブッて防御しつつロープに押し込んで1ポイント奪取だ。ならばとオーカーンはバックを狙うが矢野は許さない。逆にタックルを仕掛けていく。これはオーカーンがガブッて防御だ。
再開するとオーカーンがタックルからバックを奪って2ポイント。続けてローリングで2ポイントを奪ってみせる。なおもタックルを狙ったオーカーンだが、ここで第1ピリオドが終了。オーカーンが4ポイント、矢野が1ポイントと、オーカーンが3ポイントリードだ。
第2ピリオドがスタート。矢野が胴に組み付いてロープに押し込んで1ポイントを奪取。続いて組み合ってからガブッた矢野。オーカーンは積極的に組み付いてロープに押し込み、1ポイントを奪う。
矢野はバックを狙うが、オーカーンは許さない。だが、オーカーンも矢野の圧力に次第に消極的になり始める。矢野は右腕をオーカーンの脇に差し、クラッチを組むとフロントスープレックス。これで4ポイント入り、合計6ポイントで逆転だ。そしてローリングを狙うがオーカーンは場外に逃れて許さない。
再開後、オーカーンは逆転を狙ってタックルを仕掛けるが矢野は上から押さえ込んでこれを阻止。ここで第2ピリオド終了となり、6-5で矢野の勝利。矢野が『KOPW 2021』の防衛に成功したのだった。
POWER STRUGGLE
- 日時
- 2021年11月6日(土) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
- 放送
- 観衆
- 2,367人
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第5試合 3分2ピリオド 30秒インターバル
『KOPW 2021』争奪戦 アマチュアレスリングマッチ<KOPW2021保持者>
<チャレンジャー>
※矢野が『KOPW2021』の防衛に成功レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
COMMENT
矢野「(※中島の肩を借りて引き揚げてきて、用意されていたイスに座る)KOPWだから、KOPWだから、こうやってアマチュアレスロングをやることができて」
矢野「オレもね、もうプロレスラーは長いけど、アマチュアレスリングもね、17年間やってきて、どっかで恩返ししたいって思ってたから。今日の試合見て、今日は真面目に言うよ、今日の試合見て、少しでもアマチュアレスリングに興味持ったヤツは、アマチュアレスリングをやればいいし」
矢野「オレなんてプロレスに全然興味なくて、アマチュアレスリングをやったことで、このプロレスの世界に引き込まれて、またこのKOPWが、アマチュアレスリングの世界に引き戻してきて、いろいろあるけど、どんな志だってね、やってれば、やってれば、楽しいことあると思うよ。まぁ、明日からまた、プロレスラーの矢野通だ」
オーカーン「あぁ、クソッ……。あぁ!クソーッ! 結局あれか、永田も矢野の味方か? クソみたいなレフェリーしやがって。押し出しだってそうだ。あれが押し出しなら、余だって押し出しだろ? ポイントあったろ? あぁ……あぁ、それとバカっていと、どうせまた解説も、愚民も勘違いしてんだろ? ハッキリ言っとく、矢野は学び舎の先人でも同じレスリング部隊にいたわけでもない」
オーカーン「永田はレスリングの師なんかではない。グレート-O-カーンはグレート-O-カーン以外のなにものでもない。あぁッ……あぁッ! クソッ……だから、今宵の敗北は、貴様らがよく勘違いするあの男が負けたわけじゃ決してねぇんだよ!」
オーカーン「まぁそれからよ、ストロングスタイルなんだろ、ここ? 新日本プロレスなんだろ? レスリングみんなやってんだろ? だったら、余が稽古つけてやるよ。かかって来いよ、先輩方」
ヘナーレ「オマエら見ただろ! 最後、ヤノの体はロープに触れていたのに、ポイントにならないのはおかしいぞ! 今ここでKOPWのトロフィーを持っているべきはヤノではなく、O-カーンのはずだ!」
ヘナーレ「またしてもレフェリーまでもグルになって動いてたに違いない。そして次は『WORLD TAG LEAGUE』だ。オレはこのところずっと出場し続けてるが、今年はO-カーン、もしくはジェフ・コブのどっちかと組んでの出場になるのか。まぁ、パートナーが誰であろうと関係ない」
ヘナーレ「オマエらファンに今のUNITED EMPIRE、そして(※右拳を見せつけて)この“ULTIMATE WEAPON”の勢いをバチバチと見せつけてやる。オレの対角線に立つ相手は全員、レバー(肝臓)に強烈なパンチをお見舞いしてやる」