激しい抗争を続けるジュースとヒクレオが、「テキサスブルロープマッチ」で決着戦を敢行。両者がカウベルのついたブルロープで左手を繋ぎ、反則が認められるノーDQルールで対決する。決着は3カウント、ギブアップ、レフェリーストップのいずれかのみとなる。
まずはヒクレオの手首にブルロープが巻かれ、続いてレフェリーがジュースの手首にもロープを取り付けようとする。ところが、直後にヒクレオがフロントハイキックで急襲し、そのまま試合がスタート。ダウンしたジュースをヒクレオがブルロープで殴る。
続いてヒクレオはパワースラムでジュースを叩きつけ、ブルロープを首に巻き付けてロープ越しに吊り下げる。だが、レフェリーがヒクレオを制止し、ようやくジュースの左手にブルロープが巻かれる。
その直後、ジュースはロープをたぐり寄せ、ヒクレオを鉄柱へ激突させる。そして、ヒクレオをロープで鉄柱へ巻きつけ、金属製のトレイで背中を殴打。
次にジュースはトレイを足元へ置き、ヒクレオをDDTで叩きつけようとする。だが、ヒクレオが抵抗してジュースを鉄柵へ激突させ、トレイで脳天を殴る。
続いてヒクレオは自ら鉄柵を乗り越えてロープを引っ張り、ジュースを2度鉄柵へ激突させる。そして、同じ要領で3度目を狙うが、ジュースがその勢いを利用して鉄柵を飛び越え、ヒクレオの頭部へパンチの雨を降らせる。
さらにジュースはロープを拳にロープを巻きつけ、なおもヒクレオの頭を殴る。そして、バックステージからゴミ箱を持ち出し、フタで脳天を叩く。
さらにジュースは、ゴミ箱、フタ、トレイ、モップ、パイプイス、バケツなどをリング内へ投げ込み、ロープを利用してヒクレオを転倒させる。そして、スライディングラリアットでヒクレオをダウンさせると、その上にトレイとフタを置き、セントーンを食らわせる。
次にジュースはニュートラルコーナーのパッドを外し、ロープのあいだにパイプイスを固定。それでもヒクレオはハンマースルーを切り返すが、ジュースがスライディングでコーナーをくぐって場外へ飛び出す。そして、そのままロープを引っ張り、ヒクレオをパイプイスへ激突させる。
ここでジュースはコーナー最上段へのぼるが、ヒクレオがロープを引っ張って捕獲し、チョークスラムで逆襲。そして、串刺しボディアタックを見舞ってコーナーの金具で串刺しにする。
次にヒクレオはジュースをコーナーに立たせ、自分はセカンドロープに乗ってパンチを放とうとする。ところが、ジュースがヒクレオの股下をくぐって背後へ回り込み、ロープを引っ張って急所にダメージを与える。
これでヒクレオが四つん這いになると、ジュースはなおもロープを引っ張って急所攻撃を連発。そして、右ジャブの連打からロープによる急所攻撃へ繋ぎ、左ストレートで顔面を撃ち抜く。
続いてジュースはヒクレオの頭にゴミ箱を被せ、ダブルスレッジハンマーと逆水平チョップを浴びせる。そして、ヒクレオの首にロープを巻き付けて背後から引っ張ると、危険と判断したレフェリーが試合をストップ。ジュースの勝利となった。
メインイベント終了後、ジュースはハルク・ホーガンばりのポーズでファンを楽しませてから退場。一方、遅れて立ち上がったヒクレオは、セコンドたちに八つ当たりして姿を消した…。
【試合後コメント】
ジュース「今日の試合は俺のキャリアの縮図だった。俺は翼を生やしたり、レインボー柄やアニマル柄のコスチュームを着てスキップして入場してくるから、俺のことを軽視するヤツもいる。ヒクレオもそうだったんだろ。だが、今日ここダラスで、ジュース・ロビンソンはふざけていないということがわかっただろ! お前が俺を倒すことなんてできないんだよ! いいか、俺をイライラさせないでくれ。今日はいつものスキップやジョークが攻撃に変わってしまった。俺がガキみたいだと思ってお前は笑っていたのかもしれないが、勝ったのはこの俺だ。これでさらに金を稼ぐことができる。そして、STRONG無差別級王座が本来あるべき場所にグンと近づいたな(※腰にベルトを巻く仕草)」
ヒクレオ「(※頭を押さえ)…………(※不敵な笑みを浮かべ)これで終わりじゃないぞ、ジュース」
AUTUMN ATTACK
- 日時
- 2021年10月23日(土) 開場 9:00 (JST)開始
- 会場
- アメリカ・Curtis Culwell Center(テキサス州ダラス/フォートワース)
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第4試合 時間無制限1本勝負
テキサス・ブルロープ・マッチ