LA DOJOのフレドリックスとコナーズがコンビを組み、UNITED EMPIREと対決するタッグマッチ。オスプレイとフレドリックスは前回のエピソード62でシングル対戦しており、オスプレイが勝利している。
オスプレイはブリティッシュヘビー級ベルトを腰に巻き、自前のIWGP世界ヘビー級ベルトを肩にかけて入場。そして、名前が伏せられていたオスプレイのパートナーとして、LA DOJOを裏切ったTJPが姿を現す。
すると、いきなりフレドリックスがトペコンヒーロで2人を押し潰し、ゴング前の奇襲に成功。そのままコナーズも加わり、場外乱闘のなかで試合開始のゴングが鳴らされる。
しかし、オスプレイ&TJPが鉢合わせ攻撃を回避し、鉄柵の外へ飛び出してフレドリックス&コナーズを翻弄。そして、いち早くリングへ戻ると、2人同時のスライディングキックでフレドリックスたちを吹き飛ばす。
そこからオスプレイが場外マット上でパワーボムを仕掛けるが、フレドリックスがリバーススープレックスで脱出。一方、リング上ではTJPがロープワークでフェイントをかけてコナーズを惑わせ、場外へ転落させる。
すかさずオスプレイが場外でコナーズを痛めつけ、リング上ではTJPがジャンピングニードロップを投下。そのままUNITED EMPIREがコナーズを捕まえ、オスプレイが逆水平チョップ、チョーク攻撃、TJPが顔面ウォッシュ、スリーパーホールド、サソリ固め、鎌固めなどで攻め立てる。
その後もコナーズの劣勢は続き、オスプレイがショルダーアームブリーカー、チンロックなどで追撃。だが、コナーズは横方向からのショルダータックルでオスプレイを吹き飛ばし、ようやく赤コーナーへ戻る。
スイッチしたフレドリックスはオスプレイに対し、逆水平チョップ、エルボースマッシュ、バックブリーカー、串刺しフライングボディアタック、バックドロップ、ジャンピングエルボードロップなどで猛攻。
するとオスプレイは、ハンドスプリングオーバーヘッドキックで逆転し、エルボー合戦から逆水平チョップを浴びせる。しかし、フレドリックスはカウンタースパインバスターで逆襲。
コナーズ対TJPとなり、コナーズがスパインバスターから頭部へパンチを連打する。そして、TJPの突進を受け止めると、ジャーマンスープレックスホイップで叩きつける。
さらにコナーズは、コーナー2段目からのスピアーでTJPをなぎ倒す。だが、オスプレイが乱入してトラースキックを食らわせ、TJPと共に合体コードブレイカーを敢行する。
それでもコナーズはTJPの顔面をニュートラルコーナーへ叩きつけ、フレドリックスはオスプレイの頭部へパンチ連打を浴びせる。そして、コナーズがオスプレイに串刺しスピアー、フレドリックスがTJPに串刺しバックエルボーを見舞い、フレドリックスがコナーズを踏み台にしたフットスタンプでオスプレイに追い討ちをかける。
続いてフレドリックスがTJPに串刺しボディアタックを食らわせ、コナーズがパワースラム、フレドリックスがエルボードロップで追撃。そして、フレドリックスが場外のオスプレイをプランチャで分断すると、コナーズがコーナー最上段からのダイビングエルボードロップをTJPに浴びせる。
ここでコナーズがTJPを押さえつけ、フレドリックスがコーナー最上段へのぼる。ところが、オスプレイがフレドリックスを突き落とし、TJPがコナーズを捕まえる。
そしてTJPはファイナルカットを狙うが、コナーズが回避してスピアーを放つ。ところが、TJPが身をかわすと同時にオスプレイがニュートラルコーナーのパッドを排除。これでコナーズは金具がむき出しになったコーナーへ激突してしまい、すかさずTJPがスクールボーイ(横入り式エビ固め)で押さえ込んで3カウントを奪った。
【試合後コメント】
TJP「俺にカメラを向けろ。何も失うもののないヤツが、1番危ないヤツだということだ。そして、こいつ(オスプレイ)はもっと危険なヤツになるため、自分の持っているすべてを捧げると言ってくれた。だから俺は、UNITED EMPIREに加入したんだ。ウィルが言うには6人か!?」
オスプレイ「(※自前のIWGP世界ヘビーベルトを肩にかけ)6人だ」
TJP「6対2だ」
オスプレイ「ハハハハハ!」
TJP「昔のLA DOJOは精鋭揃いだったから、いまとは違って頭数は必要なかった。いまの俺たちもそうだ」
オスプレイ「そのとおりだ。(※指折り数え)ブライアン・ダニエルソン、ロッキー・ロメロ、サモア・ジョー。そして、誰よりも大事なのが、新日本プロレスで最高峰の技術と攻撃力を誇るこいつ(TJP)だ。6人のクソ野郎どもが俺たち2人を倒そうとしやがった。グレート-O-カーン、ジェフ・コブ、カイル・フレッチャー、アーロン・ヘナーレ、マーク・デイビスの全員が揃ったときを想像してみろ。『NJPW STRONG』はUNITED EMPIREが支配する。成田、このクソ野郎が。リング上で恥をかかせやがって。あれがお前からのメッセージなんだな。このベルトが欲しいか!? 順番を考えろ。次はフィラデルフィアでアレックス・ゼインとだ。お前からも最後に言ってやれ」
TJP「頭数に助けられているだけだ。LA DOJO。いまUNITED EMPIREはバラバラの場所で活動せざるを得ない。しかしクラーク、お前になんて数はいらない。すぐにでも倒してやる」
コナーズ「こっちに来てくれ。お前たちもだ(※と言ってコグリンたちLA DOJOメンバーを呼び込む)。TJP、お前とはまだ終わっていない。UNITED EMPIRE、俺たちはお前らともまだ終わっていない」
フレドリックス「そのとおりだ、ウィル・オスプレイ。俺たちはお前のことをよくわかっている。UNITED EMPIREのヤツらに共通していることを教えてやろうか? 全員が落ちぶれ者なんだよ。だからやってやるぜ。俺たちには仲間がついているからな。退屈な仕事になりそうだ。イジョウ」
AUTUMN ATTACK
- 日時
- 2021年10月23日(土) 開場 9:00 (JST)開始
- 会場
- アメリカ・Curtis Culwell Center(テキサス州ダラス/フォートワース)
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第3試合 30分1本勝負