LAST OF C.T.U〜C.T.U FAREWELL IN KORAKUEN HALL〜

日時: 2007年8月26日(日) 18:00開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1965

第4試合 30分1本勝負
タッグマッチ

邪道
AKIRA

境界線

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

邪道、外道のセコンドに、G・B・Hの真壁、矢野、石井が付いた。
最後に入場してきたライガーはリングインするや、AKIRAと共に奇襲攻撃。試合開始のゴングが鳴り響く中、場外乱闘を繰り広げるが、邪道＆外道はG・B・H勢の介入によりあっさりと形勢逆転。邪道は東側客席の看板にライガーを叩きつけ、鉄柱攻撃。AKIRAには外道、G・B・Hの3人が総攻撃を仕掛ける。
動きの止まったライガーだったが、外道を金具剥き出しの対角コーナーに振り返すと、リングを降りてセコンドの3人を攻撃。ここにAKIRAも加わり、再び大乱闘に発展するも、やはり多勢に無勢。
邪道はライガーをリングに入れると、チョップ連打、串刺しストンピング。外道はコーナーに控えるAKIRAを攻撃し、ライガー、AKIRAは大の字となる。
場内から大「ライガー」コールが起きる中、外道はコンプリートショットからライガーをカバー。これを自力で返したライガーは、続く邪道のラリアットを外道に誤爆させると、AKIRAとスイッチ。
AKIRAは、ドロップキックで2人を蹴散らし、邪道にフライングラリアット、ミサイルキック。さらに邪道のクロスフェースオブJADOを切り返して、STFを狙うも、邪道はこれを脱出。
だが、AKIRAは邪道にカウンターのジャンピングングハイキックをヒットさせ、必殺のムササビボディプレスで華麗に舞う。だが、これはカウント2で外道がカット。
そして、邪道はAKIRAのブレーンバスターを切り返し、今度こそクロスフェースオブJADO。ここはライガーのカットが間に合う。
タッチを受けた外道はAKIRAにトレイン攻撃から、スーパーフライを狙う。だが、これはライガーが妨害し、外道はコーナーに急所を痛打。
タッチを受けたライガーは掌底で2人を蹴散らし、外道に串刺し掌底、サンダーライガーボム。これは邪道がカットする。
ここで、ライガーは外道をハンマースルーするも、振り返されてしまい、海野レフェリーと衝突。ライガーは外道の蹴り脚を掴んで急所蹴りを浴びせると、垂直落下式ブレーンバスターからカバー。だが、これはレフェリー不在でカウントは入らない。
さらに、ライガーは串刺しの浴びせ蹴りから雪崩式技を狙う。だが、ここで真壁がリングインし、ライガーの背後から近づいてリングへと叩き落とす。そのまま外道がスーパーフライでダイブし、これで3カウント。

C.T.U 解散興行のメインを制圧したG・B・Hは、大の字となったライガーに特大のC.T.Uフラッグをかけると、そのまま上から踏みつける。そして、外道はしてやったりの表情を浮かべながら、「おい、ライガー。これが現実だ！」とマイクで叫び、G・B・Hの面々は退場。
リングに残されたライガーは「おい、邪道、外道。お前ら、G・B・Hとやっていくのなら、やっていけ。必ず俺がブチ殺してやるからな」と、改めて宣戦布告。そして、稔、後藤、デヴィット、ミラノを呼び込む。
4 人はリングサイドに姿を現わすと、ここで稔はマイクを握り、「あんなヤツら(G・B・H)と組むわけ無いじゃないですか。ブラザー、デヴィット、後藤、あと今休んでいるけど中邑。俺はコイツらと一緒にやっていく。これからの新日本プロレス、俺達がど真ん中を突っ走るからよ、覚悟しておけ、このスットコドッコイ！」と、ライガーに言い放つ。
そして、ライガーは、「そっちの道に行くなら、そっちの道に行きやがれ。明日から、誰がそれぞれの道で頂点を目指すか勝負だ。C.T.Uは今日で解散だ！」と、C.T.Uの終幕を宣言。会場内にC.T.Uのテーマ曲が流れる中、ライガーはAKIRAと共に引き上げて行った。

COMMENT

※邪道、外道はセコンドに付いた真壁、矢野と共にコメント
真壁「オイ、見たか？これが現実だ！」
外道「見とけよ、C.T.Uは終わりだ。惨めな最後だな。これから上がってくるのはこれだよ。（と言って、裏側にG・B・Hと書かれたイスを取り出し）G・B・Hだよ、この野郎！（真壁、矢野と肩を組み）俺たちの新しい兄弟たちだよ」
邪道「C.T.U？そんなの関係ねぇよ。（G・B・Hと書かれたマウスピースを取り出し）これを見てみろ、G・B・Hだよ！」
外道「（ライガーに対して）殺すのか？口だけじゃねぇだろうな。いつでも来い、この野郎！」
邪道「両手広げて待っていてやるよ。ライガー、いつでも来いや」
矢野「弱いんだよ、バカタレが！」
真壁「オイ、最高だな」

ライガー「AKIRAもレジェンドだよ。俺、長州、蝶野、マシン、そして越中。今、この5人がレジェンドって言われている。新日本から散らばって行ったレジェンドが何人いると思ってんだよ。レジェンドがこの5人だけで終わると思うな。各自、色々な道を進めばいいが、最後に笑うのは誰だ？決まっているだろ。俺とAKIRAと、あとレジェンドの4人。他に誰が笑うんだ？存在感、キャリア、実力、経験、何に不足があるんだ」
AKIRA「久しぶりにハートに火が点きました。ライガー選手に、指名してくれてありがとうと言いたい。その指名に応えられるよう、俺は最後の指令だと思って、全身全霊をぶつけてこの闘いにぶつかっていきます。よろしく!!」

※リング上で共闘を宣言した稔、ミラノ、後藤、デヴィットは4人で退場。バックステージで稔とミラノがコメント
ミラノ「今日、休んでいる（中邑）真輔とは、もう話はついてるからな。今日からこの5人がど真ん中を突っ走るからな」
稔「これに中邑が入って、これで有無を言わさず“イケメン軍団”だよ。どこをどう見てもブサイクな連中の集まるG・B・H、動けなくなったオッサン軍団のレジェンド軍、あとは本隊。俺らがど真ん中を突っ走るから」