LAST OF C.T.U〜C.T.U FAREWELL IN KORAKUEN HALL〜

日時: 2007年8月26日(日) 18:00開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1965

第1試合 30分1本勝負
シングルマッチ

内藤哲也
岡田かずちか

境界線

レフェリー｜田山正雄

MATCH REPORT

試合開始前、場内の大型スクリーンにC.T.Uの3年間に及ぶ軌跡を辿ったVTRが流される。
さらに、第2 試合で対決する稔とミラノのインタビューが映し出され、「今後はイタリアブラザーズとして活動して行くことはなくなる」（稔）、「昨日、タッグを組んでみたら、あまり呼吸がうまくいかなかった。闘って互いの気持ちを理解したい」（ミラノ）と、それぞれコメントした。

第2部の第1試合。闘龍門を卒業し、新日本プロレスに入団することになった岡田が新日本マット初登場。岡田は黒のショートタイツ、黒のレスリングシューズ、黒のサポーターという姿で入場。
序盤、内藤のレッグロックに対し、岡田も同じ技で対抗。その後もグラウンドの攻防が繰り広げられ、両者互角の展開。
両者が一旦離れてスタンドになると、内藤が不意打ちの張り手。岡田は腰から砕け落ちてダウン。
そこから内藤がキャメルクラッチ、エルボー＆ストンピング連射、顔面へのスライディングキック、ボディスラム、逆エビ固め。苦悶の表情の岡田は辛うじてロープエスケープする。
苦しい岡田はカウンタードロップキックで突破口を開き、脳天唐竹割り、河津落とし、サマーソルトドロップ。続いてのフロントハイキックはかわされるものの、直後にネックブリーカードロップをヒットさせる。
対する内藤はカウンターのジャンピングエルボーアタックで反撃。さらに、串刺しドロップキック、ミサイルキックと繋いでフォールに行くが、カウントは2。
続いてランニングエルボーを叩き込んだ内藤がロープに走るが、組み付いた岡田がジャーマンスープレックスの体勢へ。これを内藤がなんとか逃れると、岡田はフロントハイキックで対抗し、ロープに走る。
だが、内藤はトーキックで岡田の突進をストップさせ、アバランシュホールド。そして、逆エビ固めで岡田をギブアップさせて勝利した。

先にリングを降りた内藤は、花道の途中で振り返る。リング上の岡田を見つめるその表情には、かすかな笑みがこぼれていた。

COMMENT

内藤「自己満足かもしれないけど、非常に気持ちいい試合でした。ただ、岡田はメキシコでどれだけのレスラーだったか知らないけど、まだ甘いぞと。新日本じゃまだまだ甘いぞというのを、少しは叩き込めたと思います。アイツはまだ一からやり直しだから、また当たるのが楽しみですね。アイツはこれから何年、何十年と競っていく相手だと思っている。凄い楽しみな相手だなと、今日やって思いました」

岡田「これがメジャーのリングかと思い知らされました。相手の気迫が凄いので、僕も負けてられないなと感じました。（『今後の目標は？』）1番になるために新日本プロレスに入ったので、1番になるのが目標です。（今後は）ヘビー級でやっていきたいです。（『“ジャイアント馬場殺法”を使っていましが？』）あれは僕の師匠のウルティモ・ドラゴンさんからやるようにと言われて、自分も気に入っているというか、メキシコ時代からずっと使っていました。まさか（メキシコで）デビューした時は新日本のリングで闘えるとは思っていなかったので、今日試合して、これからが楽しみでしょうがないです。（『今日の試合でやりたいことはできましたか？』）まだまだですね。もっともっと練習して、もっともっと強くなりたい。今日はジャーマン（スープレックス）が出せなかったので。（『気になる先輩は？』）今、先輩の中で気になっているのは、後藤洋央紀さんですね。メキシコでも一緒に住んでいて、最初は試合もしていたんですけど、それからはあまりする機会がなくなったので」