新日本プロレス創立35周年記念 G1 CLIMAX 2007 〜Winner Take All〜

日時: 2007年8月12日(日) 14:30開場　15:00開始
会場: 東京・両国国技館
観衆: 11500

第4試合 60分1本勝負
G1 CLIMAX 決勝トーナメント

（Aブロック2位）
（Bブロック1位）

永田裕志
中邑真輔

境界線

18分22秒　ドクターストップ

※永田が決勝戦進出

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

この試合に勝てば初の決勝進出となる中邑と、史上初の“春夏制覇”を目指す永田が準決勝のリングで対峙。
両者はバックの取り合いからクリーンに分かれると、そのままグラウンドでの攻防へ。中邑が張り手、ニーリフトで仕掛けると、永田もニーリフト。すると、中邑は永田の脚を払って倒し、馬乗りエルボーから腕ひしぎ逆十字固めへ。
腕を押さえてうずくまる永田だったが、立ち上がってフロントハイキックから間髪入れずに切れ味鋭いニールキックで逆襲。そして、ミドルキック、ローキックのコンビネーションを繰り出せば、中邑も負けじとエルボー、張り手、ニーリフト。しかし、永田も張り手で中邑をダウンさせる。
永田はミドルキックからショルダーアームブリーカー、腕へのキック、腕ひしぎ逆十字固めと繋ぐ。中邑はロープへ。
立ち上がれない中邑に永田はミドルキック、サッカーボールキックを乱射。そして、エルボー合戦となり、永田はショルダーアームブリーカーから腕固め。白目をむいた“キラー永田”は、中邑の腕を絞り上げる。だが、中邑は苦しみながらも、何とか脚でロープを触った。
永田の猛攻は続き、ミドルキック、エルボー連打、串刺しフロントハイキック、エクスプロイダーから中邑をカバー。これはカウント2。
すると、中邑も隙を突いてのスタンド式腕ひしぎ逆十字固めで反撃。そして、ラリアット2連発、パワースラム、ジャーマンスープレックスホールド。永田はカウント2でキックアウトし、ここで試合時間10分が経過。
中邑はハーフネルソンスープレックス、リバースパワースラムから永田を連続フォール。しかし、いずれもカウント2に終わり、続いてランドスライドの構えへ。これは永田に空中で脱出されるが、背後からスリーパーホールドで永田の首を捕獲する。
意識が遠のく永田だったが、中邑の腕を取る事に成功すると、ショルダーアームブリーカーからなんとアングルスラム。ここで両者はダウンする。
ダウンカウントが入る中、立ち上がった両者はエルボー合戦。永田が延髄斬りを放てば、中邑も同じ技で応戦する。さらに永田が延髄斬りを放つと、中邑はシャイニング延髄斬りで反撃。そして、中邑はフロントハイキックを出すが、永田はこれをキャッチしタイナーを炸裂させる。
さらに永田は、串刺しニーリフト、雪崩式エクスプロイダー、垂直落下式ブレーンバスターと大技攻勢で中邑をフォール。
中邑がカウント2で返すと、永田はナガタロックIIへ。中邑がギブアップしないと見るや、ナガタロックIVへ移行しようとするも、中邑はこれを阻止しエスケープ。
中邑は起死回生のジャーマンスープレックスホイップで永田を投げるが、永田はすぐに立ち上がってエクスプロイダー。そして、ハイキック2連発からのバックドロップでフォールへ。中邑はカウント2.9で肩を上げる。
永田はトドメとばかりにもう1度をバックドロップを狙うが、中邑はこれを耐えると永田の腕を取って腕ひしぎ逆十字固めへ。だが、永田はグラウンドで体勢を入れ替え、腕ひしぎ逆十字固めで返す。ここで服部レフェリーが入って、技が解かれると、林リングドクターがリングインし、うずくまる中邑に近づく。そのまま、中邑の肩鎖関節脱臼によりドクターストップという裁定が下る。
これで永田が勝利し、よって決勝戦は、永田vs棚橋という4月13日大阪大会でのIWGP戦の再現となった。
試合後、動けない中邑は担架で控え室へと運ばれていった。