試合後、ザックは勝ち名乗りを受けると雄叫びを上げてマッスルポージング。そして氷のうを飯伏の首筋に当て、胴体をポンポンと叩くと、転がして場外に追いやる。
ザックは場外の飯伏に向けてベルトを見せるけてから、言葉を浴びせる。飯伏は満身創痍ながらも、セコンドの肩を借りず自力で退場。そして、途中で悔しげにリングを見つめ、バックステージへ。ザックはマイクを握る。
■ザックのマイクアピール
「(日本語で)オイ、ミナサン、コンバンハ!(場内拍手)。キョウ、ホントニ、アリガトウゴザイマス!(場内拍手)。コノ『G1』、ガンバルデショ?(場内拍手。これにザックは殊勝に頭を下げる。だが、頭を上げると口調を変えて)アア、イイヨ! ジョーダンデショ! バカ! (ここから英語で)冗談に決まってんだろ! ガンバリマス!? がんばる必要なんかない! もうコイツらに簡単に勝ってるんだから! Aブロックの残りのオマエらは、ガンバッテ! このソイボーイ・テッカーズを攻略できるレスラーはいない! この14ストーン(89キロ)のテクニカルレスラーが全員のケツをぶっ飛ばしてやる! 今年の『G1 CLIMAX』は俺がもらった! ナイトーのヒザはもう使い物にならない。オマエらの優勝予想は真っ直ぐゴミ箱行きだ。
(日本語で)オー、ナイトー! タイヘンデシタ! キョー メイン イナイ! (カメラを見つめて)ナイトー、いまこれ見てるんだろ、ダーリン?(スペイン語で) SEÑOR NAITO, COMO ESTAS AMIGO? BIEN? 俺はMUY BIENだ。何でかって? だって、オマエが家のソファで座って見てるしかできない中、俺はこの“G1 BLOODY CLIMAX”を制覇するんだ! これで3人倒した、残るはバカ6人! じゃーな!」
一気にまくし立てたザックは、リングを下りるとベルトを手に威風堂々と花道を引き上げた。