メイン(第6試合)の公式戦はで飯伏幸太(2勝2敗)とIWGP世界ヘビー級王者・鷹木信悟(3勝1敗)が激突。両者は今年の7.25東京ドームでIWGP世界ヘビー級王座を賭けて激突するはずだったが、飯伏の欠場により流れた経緯がある(飯伏の代打で棚橋弘至が鷹木に挑戦)。
それから約2カ月越しで実現する鷹木と飯伏の一騎打ち。両者は昨年10.7広島での『G1』公式戦で初シングルを行ない、そのときは鷹木がカミゴェをラスト・オブ・ザ・ドラゴンに切り返して激勝。同じ昭和57年生まれとして意識する者同士、今回も白熱の戦いを繰り広げることだろう。
飯伏は気迫のこもった表情で入場。鷹木はリングインすると、世界ヘビーのベルトをリング中央で堂々アピール。
試合開始のゴング、鷹木が手四つで組もうとすると、飯伏は牽制のキック。続いてロックアップで組み合い、飯伏は鷹木をロープに押し込んでクリーンブレイク。
今度は鷹木が飯伏をロープに押し込み、クリーンブレイクと見せかけて逆水平チョップ。しかし、かわした飯伏はヘッドロック。
鷹木は切り抜け、ヘッドロックを取り返す。飯伏がハンマースルーを仕掛けると、鷹木はショルダータックルをお見舞い。二発目は飯伏がリープフロッグでかわそうとするも、鷹木はその動きを読んでショルダータックル。さらにエルボードロップの連発からセントーン。しかし、かわした飯伏はドロップキックをヒット。
飯伏は鷹木にエルボーを連発。そして「来いよ、オラ!」と叫ぶと、鷹木も打撃を返す。しかし、飯伏はエルボーでひるませ、串刺し攻撃へ。鷹木はショルダースルーでエプロンに追いやるが、飯伏はスワンダイブのミサイルキック。
だが、鷹木はすぐに立ち上がり、後頭部にラリアット。さらにラリアットでトップロープ越しに場外に飯伏を落とす。
鷹木は飯伏の顔面をエプロンに二度にわたり叩きつける。さらに両肩に担ぎ上げ、飯伏の顔面をエプロンに打ち付けると場内に対し「拍手!」と煽る。
鷹木は飯伏をリングに投げ入れ、トップロープ越しのニードロップ。続いてブレーンバスターで叩きつけてからスリーパーで捕獲。
飯伏はバックエルボーで切り抜け、エルボーを連発。鷹木もエルボーを返し、一気にバックドロップをお見舞い。
鷹木はネックロックでダメージを与え、続いて追走式キチンシンクからDDTを炸裂。そして飯伏の右肩にエルボーを連発で落としてから、ニードロップを決める。
鷹木は挑発するように飯伏の顔面を踏みつけ、さらにグーパンチを連発。そして張り手を見舞うと、飯伏は両手で張り手の速射砲。さらに強烈なミドルキックでダウンを奪う。
だが、鷹木はすばやく飯伏をフロントネックロックで捕獲。そしてバックドロップを狙うも、飯伏は後方回転して着地。続いてカウンターのフランケンシュタイナー。
鷹木が場外に落ちると、飯伏は気合いの雄叫びを上げ、トップロープからのラ・ケブラーダを炸裂。
飯伏は鷹木をリングに戻し、スワンダイブのミサイルキックをヒット。そして串刺し攻撃を狙うも、鷹木はバックエルボー。そして突進するが、飯伏はパワースラム。さらにセカンドロープからムーンサルトプレスを決めるが、鷹木はカウント2でキックアウト。
すると飯伏はパワーボムの体勢に入るも、鷹木はショルダースルー。さらにバックエルボー、ナックル。そして龍魂ラリアットを繰り出す。これをかわした飯伏はロープに走るが、鷹木はポップアップ式のデスバレーボム。
続いて鷹木はブレーンバスターを狙うも、飯伏はこらえる。すると鷹木は鷹木式ツイスト&シャウト。そして「来た、来た、来た~!」と叫び、場内の拍手を煽る。
鷹木はMADE IN JAPANの体勢に。こらえた飯伏はハーフネルソンで捕らえるが、鷹木は切り抜けてバックドロップ。しかし、飯伏はすぐに立ち上がってハーフネルソンスープレックスを見舞う。ここで両者はダウン状態に。
先に立ち上がった飯伏は串刺しフロントキック。そして
強烈なキックを叩き込む。鷹木も逆水平チョップを返し、ここから激しい打撃の応酬を展開。
鷹木はグーパンチからダブルチョップ。飯伏はキックの連発で反撃するが、その鷹木は蹴り足を捕らえてエルボーを落とすと、さらにドラゴンスクリュー。
続く4の字固めは、飯伏が蹴りつけて回避。さらに鷹木のショートレンジラリアットにハイキックを合わせる。飯伏がロープに走ると、鷹木はバックエルボー、ナックル。そして龍魂ラリアットを繰り出すが、逆に飯伏がショートレンジラリアットを叩き込みダウンを奪う。
だが、鷹木はすぐに立ち上がりショートレンジラリアット。さらにジャーマンを決めるが、鷹木も負けじと立ち上がって飯伏の後頭部にスライディングエルボー。
鷹木は飯伏をコーナー最上段に設置し、雪崩式攻撃を狙う。抵抗する飯伏に、鷹木はヘッドバット。そしてトップロープから雪崩式ブレーンバスターを敢行。
だが、カバーは飯伏がカウント2でキックアウト。すると鷹木は「オイ! オイ! オイ!」と気合いを入れ、パンピングボンバーへ。飯伏はディフェンスするも、鷹木は龍魂ラリアットを炸裂。
そして技の読み合いから、鷹木は一気にMADE IN JAPANを決めるが、飯伏はこれもカウント2で跳ね返す。
鷹木は気合いを入れ、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙う。飯伏は回避し、ヒザを打ち付ける。鷹木は捕らえてニークラッシャーを狙うが、飯伏は空いてるほうのヒザを鷹木の顔面に叩きつける。
そして飯伏はボマイェを狙うも、鷹木はすばやく串刺しラリアット。さらにスライディングラリアットを放つが、かわした飯伏は後頭部に低空キックを食らわす。
飯伏は「鷹木!」と叫ぶと、ボマイェを炸裂。そしてシットダウン式ラストライドで叩きつけるが、鷹木はカウント2でキックアウト。ここで20分経過のアナウンス。
ならばと飯伏はカミゴェの体勢に。鷹木は飯伏の腹部にヘッドバットを連発して回避。さらにカウンターのグーパンチを食らわせると、飯伏の両手をつかんでヘッドバットを炸裂。
そして“秘策”パンピングニーを飯伏の顔面に叩き込む。続いて鷹木はパンピングボンバーを食らわせてカバーするが、飯伏はカウント2で必死にキックアウト。
鷹木は気合いを入れ、もう一度ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙う。飯伏は踏ん張るが、鷹木はショートレンジラリアット。飯伏が倒れないと見るや、鷹木はエルボーを連発。
しかし、飯伏はカウンターの掌底。そしてソバットからロープに走るも、鷹木は追走式ラリアット。そしてパンピングボンバーを狙うが、飯伏はカウンターのハイキックを炸裂。
ここで飯伏はカミゴェを叩き込むが、鷹木は3カウント直前でキックアウト。すると飯伏はヒザのサポーターをずらし、もう一度カミゴェへ。だが、鷹木は受け止めるとラスト・オブ・ザ・ドラゴンの体勢に。
しかし、飯伏は回避してリバースフランケンシュタイナー。そしてジャンピングニーを叩き込むと、リバースのカミゴェ。最後は渾身のカミゴェを叩き込み、ついに熱闘に終止符。これで飯伏、鷹木ともに3勝2敗に。