第2試合の公式戦ではNEVER6人タッグ王者の後藤洋央紀(2勝6敗)とタマ・トンガ(3勝5敗)が対決。08年『G1』優勝者の後藤は、今回は厳しい星取りとなったが、最後に有終の美を飾りたいところ。3年ぶりの『G1』出場となったタマも負け越しは決定しているが、10.18横浜で無敗街道を突き進んでいたオカダをストップする大仕事をやり遂げた。その勢いを駆って、これまで自身がシングルで6連敗中の後藤から、初勝利を収めるか?
タマには邪道が帯同。後藤はNEVER6人タッグのベルトを腰に入場。
開始のゴング、両者はいきなりすばやいロープワークの攻防。そしてタマは早くも上半身のコスチュームを脱ぐ。
後藤がロープに走るも、タマはショルダータックル。だが、後藤もショルダータックルで反撃。さらにヒップトスを決める。続いて後藤は追走式ラリアットを炸裂。
後藤はバックエルボーからチンロック。さらに頭部にエルボースタンプ。そしてブレーンバスターを狙うも、タマは回避。そしてリープフロッグ二連発からダブルチョップをお見舞いする。
続いてタマはエルボードロップを高さに変化をつけながら4連発。そして後藤にコーナーを背負わせてエルボー連発。さらにフライングメイヤーから、後藤の胸板にハンマーパンチを乱打する。
優勢のタマはスリーパーで後藤のスタミナを奪う。後藤はバックエルボーで切り抜け、ロープに走るが、再びタマはスリーパーで捕獲。後藤は首をつかんで前方に投げるが、タマはスリーパーを離さず、両足で後藤の胴体も締め上げていく。
後藤はその状態で立ち上がると、バックに下がってタマをコーナーとサンドイッチ。タマが突進してくると、かわした後藤はショートレンジラリアット。
続いて後藤は村正からブルドッキングヘッドロックをお見舞い。そしてタマの胸板に強烈なキックを連発。タマは気合いを入れて立ち上がると、蹴り足をつかんでエルボー。さらに串刺し攻撃を狙うが、後藤がカウンターのショルダータックル。
ダメージの大きいタマは場外に崩れ落ちる。すると後藤はプランチャを狙うも、タマは足を引っ張って場外に引きずり込む。そして鉄柵にハンマースルーを仕掛けるが、逆に後藤が投げつける。さらに後藤はタマを鉄柱に叩きつけ、相手の喉元を踏みつけていく。
後藤はタマをリングに投げ入れ、コーナー最上段へ。しかし、タマはエルボーで動きを止め、雪崩式ブレーンバスターの体勢に。だが、後藤はヘッドバットでタマを落とす。
しかし、タマはすばやく立ち上がりコーナー上の後藤にジャンピングキック。そして後藤を肩に担ぎ上げ、相手が逃れようとするとトンガンツイストに移行。後藤は大きなダメージを食らう。
タマは串刺しボディプレスからラリアットへ。かわした後藤はラリアットを狙うも、タマはカウンターのコンプリートショットを食らわす。
そしてタマはSRCからシュプリームフローを炸裂。続いてDSDを狙うも、後藤は切り抜ける。なおもタマはDSDを狙うが、後藤は切り抜けて牛殺しを炸裂。
タマは必死に立ち上がり、気合いと共に串刺しボディプレスを繰り出すも、後藤はかわして相手の後頭部にラリアット。そしてタマをコーナー最上段に設置し、変形のネックブリーカーを食らわす。
ここで後藤はGTRを狙うが、タマは逃れようと暴れる。すると後藤は腹部へのヒザ蹴りの連発から裏GTR。さらにラリアットでなぎ倒す。
後藤は雄叫びを上げてから印を結ぶが、タマは倒れこんでしまう。後藤はもう一度、印を結んでキックを繰り出す。だが、タマは蹴り足を捕らえる。
ここからすばやいロープワークとなり、タマはガンスタンの体勢に。だが、後藤は回避。そしてスピード感あふれる技の読み合いから、後藤がヘッドバットをお見舞い。しかし、タマも延髄斬りで反撃。そしてブレーンバスターを決める。
ここを勝機と見たタマはとどめのガンスタンへ。だが、後藤は切り抜けると後藤参式で丸め込んで、電光石火の3カウントを奪取した。