メイン(第5試合)では優勝決定戦進出を懸けて、オカダ・カズチカ(7勝1敗)とジェフ・コブ(8勝0敗)が激突。オカダが勝利すればコブと8勝1敗で両者が並び、直接対決の結果によりオカダの7年ぶりのファイナル進出が決まる。逆にコブはオカダを粉砕すれば、全勝で単独一位のまま、自身初となる優勝決定戦に歩を進める。両者は今年二度対戦し、7.25東京ドームではオカダが勝利するも、9.4メットライフドームではコブがリベンジ。今回は三度目の対決となる。
9.18大阪から全90試合が行なわれた『G1』公式戦、その最後の戦いを制するのはオカダか? それともコブか?
開始のゴングが鳴ると、コブがラリアットで突進。だが、オカダはかわしてエルボーを連発。そしてロープに走るが、コブはカウンターのラリアット。そして一気にツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うも、オカダは回避。続いて突進してきたコブに対し、オカダはリバースネックブリーカーを決める。
続くロープワークの攻防では、オカダがフロントキック。さらにフライングメイヤーから低空ドロップキックをヒット。
オカダはコブを引きずり起こしてネックブリーカー。そしてチンロックを決める。その状態で立ち上がると、コブはエルボーで脱出。
オカダはハンマースルーを仕掛けようとするが、コブはこらえる。オカダはエルボーを見舞ってからロープに振るが、コブはカウンターのエルボーを炸裂。そしてコブはオカダの背中を両足で踏みつけ、“アロハメーカー”ポーズで挑発。
ここから場外戦に雪崩込むと、コブはオカダの背中にエルボー。さらにオカダの背中を両足で踏みつけ、放送席のIWGP世界ヘビー級王者・鷹木信悟をにらんでからリングへ。オカダはカウント12でリングに生還。
優勢のコブはオカダにコーナーを背負わせてショートレンジラリアットを三連発。そしてブレーンバスターの体勢で持ち上げ、そのまま投げ捨ててからカバー。オカダはカウント2でキックアウト。
コブはオカダを引きずり起こし、鮮やかなフロントスープレックスをクラッチを離さず二連発。そして背中にヒザ蹴り、エルボーをお見舞いする。
オカダもエルボーを返していくが、コブはヘッドバット。そしてオカダを対角線を往復するかたちで、コーナーに叩きつける。さらにランニング式のバックドロップを炸裂。続いてその場飛びムーンサルトプレスを繰り出すが、これはオカダがかわす。
劣勢のオカダだったが、カウンターのフラップジャックをお見舞い。さらにロープワークで加速してランニングエルボー。続いて串刺しエルボーからDDTを繰り出していく。
そしてオカダはマネークリップを仕掛けるも、コブはコーナーにプレスする。続くコブの串刺しエルボーをかわしたオカダは、コブをコーナー最上段に設置し、ドロップキックをヒット。
オカダは場外に落ちたコブにプランチャ。だが、なんとコブは空中でキャッチ、そしてブレーンバスターを狙うも、オカダは切り抜けてDDTの体勢に。しかし、コブは水車落としのように後方に投げつける。
コブは戦場をリングに戻すと、打点の高いドロップキックをヒット。そして串刺しエルボーからアバランシュホールドを狙う。オカダは切り抜けると、突進してきたコブをエプロンの追いやる。そしてショットガンドロップキックで場外に落とす。
ここでオカダはトップロープ超えのトペ・コンヒーロを炸裂。オカダはコブをリングに投げ入れ、コーナー最上段からミサイルキックをヒット。
そしてオカダはボディスラムで叩きつけ、コーナー最上段からダイビングエルボードロップを投下。ここでオカダはレインメーカーポーズを披露し、レインメーカーの体勢に。だが、コブはアスレチックプレックスで切り返す。
さらにコブはアバランシュホールドの体勢で担ぎ上げ、コーナーにオカダを叩きつけてからプレス。オカダがカウント2ではね返すと、すかさずコブはその場飛びムーンサルトプレスを炸裂。
オカダがなんとかキックアウトすると、コブはツアー・オブ・ジ・アイランドを狙う。しかし、オカダは切り抜け、レインメーカーの体勢に。
これをかわしたコブはジャーマン。そしてツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うも、オカダは回避してツームストンパイルドライバーの体勢に。しかし、コブが掟破りのツームストンパイルドライバー。さらにクラッチを離さず、旋回式のツームストンパイルドライバーをグサリ。
ここでコブはアロハメーカーポーズ。そしてレインメーカー式のツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うが、切り抜けたオカダはローリングラリアットをヒット。
オカダはリストをつかんでショートレンジラリアットを狙うも、コブはフロントキック。そしてロープに走るが、オカダはカウンターのドロップキックをお見舞い。
続いてオカダはマネークリップで捕らえ、コブがロープに逃れようとすると、すばやく抱え上げ旋回式のツームストンパイルドライバーを決める。
そしてオカダはもう一度マネークリップへ。コブが立ち上がると、オカダは変形バックブリーカーを繰り出すが、コブは回避。そして逆さ押さえ込みの体勢からラリアットを放つも、オカダはかわす。そしてオカダは同じ逆さ押さえ込みのモーションからラリアットを狙うも、コブはカウンターのヘッドバットをヒット。
そしてコブはツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うも、オカダは切り抜ける。そして技の読み合いからオカダがエビ固めで押さえ込むも、コブはカウント2でキックアウト。
そしてコブは突進するも、オカダはショルダースルーの要領で捕らえる。だが、コブは切り抜けてパワーボムで持ち上げ、コーナー最上段にオカダを設置。
そしてコブは下から突き上げるようなドロップキックをヒット。オカダは足がトップロープに引っかかり宙吊り状態に。
オカダがエプロンに落ちると、コブがセカンドロープから一気にブレーンバスターの要領で引っこ抜く。オカダはセカンドロープで踏みとどまり、コブにエルボー。だが、コブはヘッドバットでオカダの動きを止め、雪崩式のツアー・オブ・ジ・アイランドへ。だが、オカダは間一髪でDDTで切り返す。
オカダは気合いの雄叫びから、一気にレインメーカー。しかし、コブはかわしてバックを取る。オカダは回避し、ツームストンパイルドライバーで持ち上げようとするが、コブが逆にツームストンパイルドライバーの体勢で捕らえ、そこから驚異のパワーでツアー・オブ・ジ・アイランドに持ち込もうとする。
だが、オカダは脱出すると、突進してきたコブにドロップキックをヒット。それでもコブは気合いで突進するが、オカダは抱え上げて開脚式のツームストンパイルドライバー。そして最後はレインメーカーを決め、粘るコブに激勝。オカダがBブロック代表の座をつかみとった。