第3試合はIWGP世界ヘビー級王者の鷹木信悟(6勝2敗)が高橋裕二郎(2勝6敗)と対峙。両者は今回の『G1』開幕前、8.10横浜でシングルマッチで対戦し、そのときはEVIL&ディック東郷の乱入により鷹木が反則勝ち。試合後、鷹木信悟は裕二郎に対して「『G1』、落選だ!」と通告し、今回のエントリーに関しても疑問を呈していた。最終戦で当たるには不穏な相手だが、鷹木は優勝決定戦進出に望みを残すことはできるか?
裕二郎はダンサーのピーターを伴い入場。鷹木はIWGP世界ヘビーのベルトを携え、花道を進む。
すると、リングインする直前の鷹木に対し、裕二郎がトペ・スイシーダを敢行。ここで試合開始のゴング。
裕二郎は場外でコブラツイストを仕掛けるも、鷹木は力で切り抜ける。そして裕二郎をリングに投げ入れ、グーパンチと逆水平チョップを乱打。さらにヘッドバットを浴びせていく。
続いて鷹木は串刺しラリアットを叩き込み、「来た、来た、来た~!」と叫ぶと追走式キチンシンク。さらにショルダータックル、ブレーンバスターとたたみかける。
裕二郎が場外にエスケープすると、鷹木は追いかけてエプロンに頭部を打ち付ける。さらに鉄柵にハンマースルー。
続いて鷹木が攻撃を狙うと、ピーターが悩ましいポーズで妨害する。鷹木はそれを手で払うも、裕二郎がスキをついてケイン攻撃。
さらに裕二郎はナックルを連発してからリングへ。鷹木はカウント18でリングに生還。続いて裕二郎は鷹木にフロントキック。さらにラリアットを叩き込んでカバーするも、これはカウント2。
ならばと裕二郎はバックドロップを食らわせて押さえ込むが、鷹木はカウント2でキックアウト。
鷹木もエルボーで反撃するが、裕二郎は土手っ腹にキックを叩き込み、フィッシャーマンズバスターを炸裂。
続いて裕二郎はマイアミシャインを狙うも、鷹木は回避。そしてロープワークの攻防でバックエルボー、ナックル、龍魂ラリアットをお見舞い。
鷹木は気合いを入れると、熨斗紙の体勢に。裕二郎がこらえると、鷹木はブレーンバスターを狙う。だが、裕二郎は手にかみつく反則攻撃。そしてフィッシャーマンズバスターを狙うも、今度は逆に鷹木が手にかみついていく。
今度こそ鷹木は熨斗紙を炸裂。そして振り子式のジャーマンからスライディングラリアットを決めてカバーするが、裕二郎はカウント2でキックアウト。
鷹木は気合いの雄叫びを上げ、場外のピーターを挑発してから、裕二郎にバックドロップを狙う。裕二郎がこらえると、鷹木は後頭部にラリアット。そして突進するも、裕二郎はスタンガンを炸裂。
だが、鷹木も追走式パンピングボンバー。しかし、裕二郎も追走式フロントキックで反撃。そして強引にインカレスラムを炸裂。
続いて裕二郎はマイアミシャインを決めてカバーするが、鷹木はカウント2でキックアウト。すると裕二郎は雄叫びを上げ、Big Juiceの体勢に。
鷹木がこらえると、裕二郎はエルボー。そして再度Big Juiceを狙うも、鷹木は回避。続いてカウンターのフロントキックからショートレンジのパンピングボンバーをお見舞い。
鷹木は「終わりだ!」と叫び、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙う。しかし、裕二郎もこらえてエルボーを連発。すると鷹木は左右のエルボーを乱打。
だが、裕二郎は顔面かきむしりからトラースキック。そしてピンプジュースを狙うも、鷹木は回避。裕二郎はフロントキックを繰り出すが、鷹木は蹴り足を捕らえ、MADE IN JAPANを炸裂。しかし、裕二郎はカウント2でキックアウト。
ならばと鷹木はもう一度ラスト・オブ・ザ・ドラゴンの体勢に。だが、裕二郎は手にかみついて脱出。すると鷹木は「いい加減にしろ!」とナックル。
エプロンに転がった裕二郎に対し、鷹木は突進。すると、裕二郎はオーバー・ザ・トップロープで場外に転落させる。
そして裕二郎は鷹木を鉄柵に叩きつける。鷹木も逆に鉄柵に叩きつけてリングへ。しかし、裕二郎はしつこく鷹木を場外に連れ出し、またも鉄柵にハンマースルー。
だが、鷹木は痛みをこらえ、パンピングボンバーへ。すると裕二郎はラリアットでの相打ちに持ち込む。裕二郎が追撃のラリアットを繰り出すと、鷹木は切り抜けて熨斗紙の体勢に。だが、脱出した裕二郎は鷹木をピンプジュースで場外フロアに突き刺す。そして裕二郎はリングに戻ろうとする。
だが、鷹木は食い止め、肩に裕二郎を担ぎ上げると場外フロアでデスバレーボム。そしてリングに戻ろうとするが、裕二郎は足を引っ張って阻止。鷹木はリングに生還できず、結果は両者リングアウト。鷹木の優勝決定戦進出の道は、かなり厳しい状況に追い込まれるかたちに。
試合後、鷹木はレフェリーに抗議するも、結果は覆らず。鷹木はマットを叩いて悔しがる。してやったりの裕二郎は、笑顔を見せながらピーターと共に退場。鷹木は場内に手を合わせ「スマン!」と謝罪した。