第2試合の公式戦は、タイチ(2勝5敗)vsチェーズ・オーエンズ(1勝6敗)。共にトップ争いからは早い段階で脱落してしまったが、ここで一つでも白星を残したいところ。インサイドワークと高い技術を持つ者同士、目まぐるしい試合が予測される。
オーエンズはテキサスヘビーのベルトを腰に入場。タイチはディーヴァのあべみほを伴い、IWGPタッグのベルトを携えてリングイン。入場コスチュームを脱いだタイチの腹部には大きなテーピングが見える。
開始のゴング、オーエンズがリング中央に進むも、タイチはコーナーにもたれかかったまま。すると、オーエンズが相撲対決をアピール。
タイチはゆっくり歩を進めるが、オーエンズはコーナーに戻って水を飲む。そして塩をまく仕草から、立ち会いの体勢に。だが、もう一度オーエンズは水を飲む。
そして時間いっぱいかと思いきや、またもオーエンズは水を飲みに戻る。タイチは「来い!」と胸を突き出す。オーエンズは突進するが、タイチが投げを見舞うと場外へ吹っ飛ぶ。
タイチは場外でオーエンズを喉輪で捕らえ、そのまま転倒させる。続いてケーブルでチョーク攻撃。さらにストンピングを浴びせる。
タイチは鉄柵に叩きつけようとするが、逆にオーエンズがハンマースルー。さらにオーエンズはフロントキックを炸裂。そしてオーエンズはタイチの腹部にストンピングを打ち込んでいく。
オーエンズはタイチをリングに戻すと、腹部に追撃のストンピングを見舞う。タイチがフロントキックを繰り出すと、オーエンズは相手のお株を奪うチョーク攻撃。
優勢のオーエンズは「カモン、タイチ!」と挑発しながら、顔面に張り手。タイチはキックを返していくが、オーエンズはヒザ蹴り。厳しい戦いのタイチだが、リストをつかんでのスピンキックで反撃。
タイチはオーエンズを引きずり起こし、顔面にステップキックを連発。さらに串刺しラリアットから、背中にサッカーボールキック。
続いてタイチはバズソーキックを放つも、かわしたオーエンズは腹部にヒザ蹴り。そしてロープに走るが、タイチはカウンターのアックスボンバー。
ここでタイチはパンタロンを脱ぎさり、天翔十字鳳を放つ。だが、オーエンズは切り抜けると変形バックブリーカー。
オーエンズは串刺し攻撃を狙うが、かわしたタイチはジャンピングキック。だが、この動きを呼んだオーエンズはプリンスズスロウンを炸裂。カバーはタイチが返すも、腹部を押さえてのたうち回る。
オーエンズはあべみほを挑発し、タイチの腹部を蹴り上げる。そして、オーエンズはあべみほにキスを要求。断られると、オーエンズはタイチの腹部にもう一度キックを見舞い、再度キスを求める。しかし、あべみほは断固拒否。
さらにオーエンズはローキックを放つが、タイチは仁王立ち。そしてローキックの連発でオーエンズからダウンを奪う。するとオーエンズはタイムを要求。
スキをついてオーエンズは打撃を返すが、タイチはソバット、さらにジャンピングキックをヒット。
タイチはバックドロップを狙うも、こらえたオーエンズはパッケージドライバーの体勢に。だが、タイチは切り抜けると意地のバックドロップを炸裂。しかし、カバーはオーエンズがカウント2でキックアウト。
タイチは雄叫びを上げ、ブラックメフィストを狙う。だが、逆にオーエンズがパッケージドライバーの体勢に。これはタイチがショルダースルー。
立ち上がったオーエンズはタイチの腰にCトリガー。さらに追撃のCトリガーから、コーナー最上段へ上ると、敬愛するボビー・イートンばりのダイビングギロチンドロップを炸裂。そして最後はパッケージドライバーを決め、タイチから殊勲の勝利を収めた。
試合後、オーエンズはあべみほにしつこくキスを要求。拒まれると不敵に笑い、リングをあとに。